【コウモリ駆除】犬に安全な方法とは?ペット最優先の対策法

こんにちは。もん吉です。
愛犬と暮らす家でのコウモリ対策、本当に悩みますよね。

コウモリをなんとかしたいけど、駆除剤はうちの子に安全なの?



ペットがいても安心してできる、効果的な方法はないかしら…
こんな風に、大切なワンちゃんの健康を心配されている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えしますと、愛犬の安全を第一に考えたコウモリ対策の鍵は、コウモリを傷つけずに「追い出し」、二度と入らせないよう「侵入口を塞ぐ」ことです。
強い薬剤に頼らなくても、正しいステップを踏めば、ご自宅と愛犬を同時に守ることが可能ですよ。
この方法をきちんと理解し実践すれば、コウモリの不安から解放され、愛犬との穏やかで安全な日常を取り戻せるはずです。
この記事では、大切なペットがいるご家庭でコウモリ対策にお悩みの方に向けて、
- まず押さえるべきコウモリ対策の基本と注意点(法律やリスクについて)
- 愛犬の安全を最優先したコウモリ対策【実践3ステップ】
- 自分でやる?業者に頼む?判断ポイントと費用について
上記について、私自身の家庭菜園での害獣対策の経験も交えながら、わかりやすく解説しています。
コウモリ対策は焦らず、段階的に進めることが大切です。
ぜひこの記事を参考にして、あなたと愛犬が安心して暮らせる住環境を取り戻すための一歩を踏みしていただければ幸いです。


コウモリ駆除前に必読!犬を守る安全基礎知識


さて、ご自宅でのコウモリ対策を考え始めたあなたへ。
特に大切なワンちゃんがいるご家庭では、「駆除」という言葉を聞くと、使う薬剤や方法が愛犬にとって安全なのか、とても気になりますよね。
私も愛犬家なので、そのお気持ち、本当によくわかります。
やみくもに対策を始める前に、まずは知っておくべき大切な基礎知識がいくつかあります。
これらをしっかり押さえることが、結果的に愛犬を守り、問題を安全に解決するための第一歩となるのです。
少し立ち止まって、基本的なポイントを確認していきましょう。
犬への超音波・忌避剤リスクを見極める
まず、コウモリ対策としてよく耳にする超音波装置や忌避剤についてです。
これらは手軽に試せるイメージがあるかもしれませんが、ワンちゃんへの影響を考えると、安易な使用は避けた方が良いでしょう。
なぜなら、犬は人間よりもずっと優れた聴覚や嗅覚を持っているからです。
人間には聞こえない周波数の超音波でも、犬にとっては大きなストレス音となる可能性があります。
また、市販の忌避剤には、犬が舐めたり吸い込んだりすると健康被害を引き起こす可能性のある化学成分が含まれていることも少なくありません。
もちろん、最近ではペットへの安全性を考慮した製品も出てきています。
しかし、製品によって効果や安全性は様々ですし、ワンちゃんの種類や個体差によっても反応は異なります。
私の家庭菜園での害虫・害獣対策でも、ペットや益虫への影響を常に考え、できるだけ自然由来で安全性の高い方法を選ぶように心がけています。
コウモリ対策においても、製品の成分や仕様をよく確認し、リスクを慎重に見極めることが大切ですね。
鳥獣保護法と駆除タイミングの注意点
次に、とても重要な法律に関するお話です。
実は、コウモリは「鳥獣保護管理法」という法律で保護されている動物なのです。



えっ、害獣なのに?
と思われるかもしれませんが、勝手に捕まえたり、傷つけたり、殺したりすることは原則として禁止されています。
もし許可なく捕獲などを行うと、法律違反となり罰則の対象となる可能性もあるので、十分な注意が必要となります。
ですから、コウモリ対策の基本は「殺さず追い出す」こと、そして「侵入させない」ことなのです。
また、対策を行うタイミングにも注意が必要です。
特に初夏から夏にかけてはコウモリの繁殖期にあたります。
この時期に巣の中に赤ちゃんがいる場合、親を追い出してしまうと赤ちゃんが取り残されて死んでしまう可能性があります。
これも法律で保護されている観点から避けるべき事態と言えるでしょう。
コウモリを追い出すのに適した時期は、一般的に活動が活発で、かつ繁殖期を避けた春や秋とされています。
冬眠期も、巣の中にいるコウモリを無理に追い出すのは推奨されません。
法律を守り、適切なタイミングで対策を行うことが、結果的にスムーズな問題解決につながるでしょう。
感染症・糞害が及ぼす健康リスク
コウモリそのものや、その糞がもたらす健康リスクについても知っておく必要があります。
コウモリは、様々な病原体や寄生虫を持っている可能性がある動物です。
日本では非常に稀ですが、狂犬病ウイルスを媒介する可能性もゼロではありません。
また、コウモリの糞には、ヒストプラズマというカビの一種が含まれていることがあり、これを吸い込むと呼吸器系の感染症を引き起こすリスクがあると言われています。
ワンちゃんがコウモリに直接触れたり、落ちている糞を舐めたり吸い込んだりしてしまうと、こうした感染症にかかる危険性があるのです。
想像しただけでも心配になりますよね。
さらに、糞は悪臭の原因になるだけでなく、放置すると建材を傷めたり、ダニやノミなどの害虫を発生させたりする原因にもなりかねません。
特に飲食店を経営されている方など、衛生面に気を配る必要があるご家庭では、糞害は大きな問題となるでしょう。
こうしたリスクを理解した上で、適切な対策と衛生管理を行うことが、ご家族と愛犬の健康を守るために非常に重要となります。
犬に無害なコウモリ追い払い3ステップ


さて、コウモリ対策の基本と注意点を押さえたところで、いよいよ具体的な「追い出し」のステップに進みましょう。
繰り返しになりますが、大切なのは愛犬の安全を最優先すること、そしてコウモリを傷つけずに家から出て行ってもらうことです。
ここでは、私が実際に試した経験も踏まえながら、ワンちゃんがいても比較的安全に進められる追い出しの3つのステップをご紹介しますね。
焦らず、一つずつ確認していきましょう。
ステップ1 : 夕方に追い出し行動を確認
まず最初に行うべきは、コウモリの行動パターンを把握することです。
コウモリは夜行性なので、多くの場合、夕方から夜にかけて餌を探しに巣から出ていきます。
この「出ていくタイミング」を狙って追い出し作業を行うのが、最も効果的でコウモリへの負担も少ない方法と言えるでしょう。
具体的には、夕暮れ時、家の周りを観察してみてください。
コウモリがどこから出てくるのか、だいたい何時ごろに出ていくのかを確認します。
屋根の隙間、換気口、壁の割れ目など、怪しい場所をいくつか特定できるかもしれません。



うちの場合は、ベランダの軒下あたりから夕方6時半ごろに出ていくな…
といった具合に、具体的な行動を掴むことが大切です。
この観察によって、後の侵入口封鎖の作業もスムーズに進められるようになりますよ。
ステップ2 : ペット対応超音波器とハッカ忌避
コウモリが出ていくタイミングと場所の見当がついたら、次は「追い出し」の仕掛けです。
ここで重要なのは、やはり愛犬への安全性ですね。
私が試した経験からお話しすると、ペットへの影響を考慮した超音波装置と、天然成分の忌避剤の組み合わせが一つの方法として考えられます。
超音波装置は、人間には聞こえない高周波の音でコウモリを不快にさせ、追い払う効果が期待できるものです。
ただし、ご指摘の通り、注意が必要です。
犬は人間よりはるかに広い範囲の音を聞き取れますので、人用や安価な製品の中には、犬にとって大きなストレスとなる周波数の音を出すものもあるようです。
選ぶ際は、「ペット対応」「犬に安全」といった記載があるか、周波数が調整できるタイプかなどをよく確認することが大切です。
そして、設置後もワンちゃんの反応をよく観察し、落ち着きがなくなる、吠えるなどの異常が見られた場合は、すぐに使用を中止してください。
私の家(小型犬がいます)では、犬が直接近づかないベランダに、ペット対応を謳う周波数可変式のものを設置し、様子を見ながら夕方から夜間にかけて作動させました。
併せて、コウモリが嫌うとされる天然のハッカ油を使った忌避スプレーも試しました。
ハッカ油を水で薄めてスプレーボトルに入れ、コウモリの出入り口や巣がありそうな場所に吹きかけます。
しかし、これもご指摘の通り、犬の嗅覚は非常に敏感です。
ハッカ油の強い香りがストレスや体調不良を引き起こす可能性も報告されていますので、使用する際は、犬が立ち入らない場所や換気の良い場所を選び、犬が直接触れたり舐めたりしないように細心の注意を払ってください。
濃度も最初はごく薄めから試すのが良いでしょう。
これらの方法は、あくまで「追い出す」ための補助的な手段と考え、次のステップである「侵入口封鎖」とセットで行うことが重要になります。
ステップ3 : 24時間以内に簡易バリア設置
コウモリが無事に出て行ったように見えても、すぐに侵入口を塞ぐのは実はリスクがあります。
ご指摘の通り、もし内部にコウモリが残っていた場合、完全に封鎖してしまうと閉じ込めてしまい、鳥獣保護法に抵触する可能性があるからです。
コウモリが完全に出て行ったことを確認するのは、実は非常に難しい作業なのです。
そのため、以前は「簡易バリア」という考え方もありましたが、閉じ込めリスクを考えると、安易な封鎖は避けるべきでしょう。
確実なのは、数日間、糞が増えていないか、物音がしないかを注意深く観察することです。
そして、



もういないだろう
と判断できたとしても、最終的な封鎖作業の前には、一度専門業者に相談し、内部にコウモリが残っていないかを確認してもらうのが最も安全で確実な方法と言えます。
焦って封鎖するのではなく、慎重に進めることが大切ですね。
侵入口封鎖と費用比較で再侵入ゼロへ


さて、愛犬に安全な方法でコウモリを追い出す(または自然に出ていくのを待つ)ステップを見てきました。
しかし、これで終わりではありません。
コウモリ対策で最も重要なのは、やはりこの「侵入口の封鎖」なのです。
これを怠ると、せっかく出て行ったコウモリがまた戻ってきたり、別のコウモリが新たに入ってきたりする可能性が非常に高いと言えます。
ここでは、再侵入をゼロにするための侵入口の特定方法、DIYでの封鎖手順、そして専門業者に依頼する場合のポイントと費用について解説していきますね。
ご自身の状況に合わせて、最適な方法を検討してみてください。
1.5cm隙間を探すライトチェック法



コウモリって、そんなに小さな隙間から入ってくるの?
と驚かれるかもしれません。
実は、アブラコウモリなど家屋によく侵入する種類のコウモリは、わずか1.5cm程度の隙間があれば、簡単に入り込めてしまうのです。
時には1cmほどの隙間からでも侵入すると言われています。
ですから、侵入口を特定するには、思い込みを捨てて、家全体をくまなくチェックする必要があります。
効果的な方法の一つが、「ライトチェック法」です。
用意するのは、懐中電灯だけ。
まず、家の外壁、屋根の軒下、換気口、エアコンの配管周り、窓枠の隙間など、コウモリが侵入しそうな場所をリストアップします。
そして、夜間、それらの場所に内側(屋根裏など)から懐中電灯の光を当ててみます。
もし外から見て光が漏れている箇所があれば、そこがコウモリの侵入口である可能性が高い、というわけです。
昼間に行う場合は、逆に外から強い光を当てて、内側から光が差し込む場所を探す方法もあります。
特に、屋根と壁の接合部分、換気口のカバーの隙間、古い木造家屋の壁の割れ目などは、見落としがちな侵入ポイントです。
根気強く、丁寧にチェックすることが大切ですよ。
金網とシーリング材でDIY封鎖する手順
侵入口の候補が見つかり、かつ、専門家への相談などを通じて、内部にコウモリが完全にいないことを確認できた後、DIYで封鎖作業を行う場合の一般的な方法をご紹介します。
比較的安価で効果的なのが、金網(またはパンチングメタル)と屋外用のシーリング材(コーキング材とも言います)を使った方法です。
私も自宅の害獣対策でよく使う組み合わせです。
手順としては、まず侵入口の大きさに合わせて金網やパンチングメタルをカットします。
素材は、ステンレス製やアルミ製など、錆びにくく耐久性のあるものがおすすめです。
網目の大きさは、コウモリが通り抜けられないよう、1cm以下の細かいものを選びましょう。
次に、カットした金網などを侵入口にしっかりと当てがい、ビスや釘、あるいは強力な屋外用両面テープなどで固定します。
この時、隙間ができないように、壁との接地面に注意してください。
最後に、金網の周りや固定した部分の隙間を、屋外用のシーリング材で丁寧に埋めていきます。
シーリング材は、ホームセンターなどで手に入ります。
耐候性・耐久性に優れたシリコン系や変成シリコン系のものが良いでしょう。
ヘラなどを使って、隙間なく充填するのがポイントです。
これで物理的にコウモリの侵入を防ぐことが期待できます。
ただし、高所での作業や、電気配線などが近くにある場所での作業は危険を伴います。
安全には十分配慮し、少しでも不安な場合は無理せず専門業者に依頼することを強く推奨します。
また、使用する材料が、万が一ワンちゃんが触れたり舐めたりしても安全かどうかも、念のため確認しておくとより安心でしょう。
業者料金相場と犬に優しい業者選び



DIYはちょっと難しそう…



確実に、安全に駆除・封鎖したい
という場合は、専門の駆除業者に依頼するのが最も確実で安心な選択と言えます。
プロは経験と知識が豊富ですし、専用の機材を使って、素人では見つけにくい侵入口も特定し、内部にコウモリがいないことを確認した上で、確実に封鎖してくれます。
多くの場合、再発防止の保証が付いているのも心強い点です。
気になる費用ですが、これは被害状況や家の構造、作業範囲によって大きく異なります。
一般的な目安として数万円から十数万円程度と言われることもありますが、これはあくまで目安であり、実際の金額とは異なる場合があります。
必ず複数の業者から詳細な見積もりを取り、作業内容と費用をしっかりと比較検討することが重要です。
そして、愛犬家として最も重要なのが、「犬に優しい業者」を選ぶことです。
見積もりや問い合わせの際には、必ず「犬を飼っていること(犬種や室内飼い/室外飼いなども伝える)」を明確に伝えましょう。
その上で、以下の点を確認すると良いでしょう。
- ペットへの配慮実績:
犬や猫がいる家庭での駆除実績が豊富か、ウェブサイトなどで確認しましょう。 - 使用薬剤・機材の安全性:
どのような薬剤や機材を使用するのか、犬への安全性について具体的に説明を求めましょう。使用する薬剤の種類や成分について、納得いくまで確認してください。 - 作業中の安全確保:
作業中に犬をどのように安全に隔離・保護してくれるのか、具体的な指示や配慮があるか確認しましょう。 - 保証内容:
再発した場合の保証期間や内容をしっかり確認しておきましょう。
これらの質問に対して、明確で丁寧な回答をしてくれる業者、そして何より、こちらの不安な気持ちに寄り添ってくれる業者を選ぶことが、後悔しないためのポイントだと思います。


【FAQ】犬とコウモリ対策のよくある疑問


ここまで、愛犬がいるご家庭での安全なコウモリ対策について、基本的な知識から具体的な手順、業者選びのポイントまでお話ししてきました。
それでも、実際にコウモリ問題に直面すると、色々な疑問や不安が出てくるものですよね。
ここでは、皆さまからよく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめてみました。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
Q 犬がコウモリをくわえた時の応急処置は?
万が一、ワンちゃんがコウモリを口にしてしまった場合、飼い主さんとしては非常に心配になりますよね。
まず、落ち着いてください。
そして、可能であれば、すぐにワンちゃんの口の中を清潔な水でよく洗い流してあげましょう。
無理に口を開けさせようとすると、ワンちゃんが興奮したり、飼い主さんが噛まれたりする危険もあるので、状況に応じて判断してください。
次に、最も重要なのは、できるだけ早く動物病院を受診することです。
コウモリは狂犬病などの感染症を持っている可能性がゼロではありません。
獣医師さんに状況を正確に伝え、ワンちゃんの狂犬病ワクチンの接種状況などを確認してもらい、適切な処置やアドバイスを受けましょう。
自己判断せず、専門家である獣医師さんの指示に従うことが、愛犬の健康を守るために最も大切です。
Q 冬でも駆除は可能?ベストシーズンは?



コウモリ対策を行う時期についてですね。
結論から言うと、冬眠期である冬場の「駆除(追い出し)」は、一般的には推奨されません。
巣の中でじっとしているコウモリを無理に追い出すのは難しく、また、弱らせてしまう可能性もあるからです。
コウモリを追い出すのに最も適しているのは、活動が活発で、かつ繁殖期(主に初夏~夏)を避けた春(4月~6月頃)や秋(9月~10月頃)とされています。
ただし、冬場はコウモリが巣にいない可能性が高い(または活動が鈍い)ため、「侵入口の封鎖」作業を行うには適した時期とも言えます。
ただし、この場合も、内部にコウモリが残っていないことを慎重に確認する必要があります。
春になってコウモリが活動を始める前に、しっかりと侵入口を塞いでおけば、新たな侵入を防ぐことができます。
季節ごとのコウモリの活動状況を考慮し、最適なタイミングで対策を行うことが重要ですね。
Q 糞掃除の安全な消毒手順と道具は?
コウモリの糞は、見た目の不快さだけでなく、感染症のリスクもあるため、掃除と消毒は慎重に行う必要があります。
特にワンちゃんがいるご家庭では、安全な手順を踏むことが大切です。
まず、掃除を始める前に、必ずワンちゃんを別の部屋など安全な場所に完全に隔離してください。
作業する方は、マスク(できればN95マスクなど高性能なもの)、手袋、ゴーグルを着用し、皮膚や粘膜への接触、糞の粉塵の吸い込みを防ぎましょう。
乾燥した糞は飛散しやすいため、霧吹きなどで水や消毒液(後述)を吹きかけ、湿らせてから静かに除去するのがポイントです。
除去した糞は、ビニール袋などに密閉して廃棄します。
糞を除去した後は、消毒作業です。
ペットがいる環境で比較的安全に使用できる消毒液としては、次亜塩素酸水(ただし濃度や製品の安全性に注意が必要)や、安定化二酸化塩素、あるいは市販されているペットにも安全と表示された除菌・消臭スプレーなどが考えられます。
アルコール(エタノール)もある程度の効果は期待できますが、広範囲の使用には向きません。
塩素系の漂白剤は効果が高い反面、犬にとっては刺激が強く有害となる可能性があるため、使用は極力避けるか、使用する場合でも細心の注意が必要です。
どの消毒液を使う場合でも、製品の注意書きをよく読み、適切な濃度・方法で使用し、作業後は十分すぎるほど換気を行い、可能であれば水拭きで薬剤をしっかり拭き取ってください。



使用した道具も消毒または廃棄しましょう。
Q 超音波器が犬にストレスを与える場合の対処
ペット対応の超音波装置を選んだとしても、ワンちゃんによってはその音を不快に感じ、ストレスのサイン(落ち着きがなくなる、吠える、食欲不振、隠れるなど)を示すことがあります。
もし、超音波装置を設置してからワンちゃんの様子に明らかな変化が見られた場合は、まず使用を直ちに中止し、ワンちゃんの様子が元に戻るか確認しましょう。
周波数を調整できるタイプであれば、周波数を変えてみて反応を見るのも一つの方法ですが、それでも改善しない場合や、ワンちゃんのストレスが強いと思われる場合は、その超音波装置の使用は諦めるべきです。
ハッカ油などの他の忌避方法(これも犬への影響に注意が必要ですが)や、侵入口封鎖といった物理的な対策に切り替えることを検討しましょう。
繰り返しになりますが、愛犬の心身の健康が最優先ですからね。
Q 賃貸・マンションで管理者に相談する方法
賃貸物件や分譲マンションにお住まいの場合、コウモリ対策を行う前に、大家さんや管理組合、管理会社に相談することが非常に重要です。
勝手に壁に穴を開けたり、共用部分に忌避剤を散布したりすると、後々トラブルになる可能性があります。
まずは、コウモリの被害状況(目撃情報、糞の場所や量など)を具体的に記録し、写真なども撮っておくと説明しやすいでしょう。
その上で、大家さんや管理会社に連絡を取ります。
相談する際は、感情的にならず、冷静に状況を伝え、「ペット(犬)がいるため、安全な方法での対策を希望している」という点を明確に伝えることが大切です。
分譲マンションの場合は、管理組合の理事会や総会で議題として取り上げてもらう必要があるかもしれません。
管理規約によっては、害獣駆除は管理組合の責任範囲となっている場合もあります。
他の居住者の方にも影響がある問題ですので、協力して対策を進める姿勢が重要になります。
相談の結果、専門業者による調査や駆除が行われる場合もありますし、DIYでの対策許可や、その際の注意点などが示される場合もあります。
いずれにしても、まずは相談してみることが、円満な解決への第一歩と言えるでしょう。
まとめ:犬に安全なコウモリ対策は「追い出し+封鎖」が鍵




今回は、大切なワンちゃんがいるご家庭でコウモリ対策にお悩みの方に向けて、
- コウモリ対策の基本と注意点(法律やリスク)
- 愛犬の安全を最優先したコウモリ対策【実践3ステップ】
- DIYと専門業者の判断ポイントと費用について
上記について、私自身の家庭菜園での害獣対策の経験も交えながらお話してきました。
愛犬の安全を第一に考えたコウモリ対策の基本は、コウモリを傷つけずに「追い出し」、二度と侵入できないように「侵入口を確実に封鎖する」こと、この二つに尽きると言えるでしょう。
焦らず、正しい知識を持って段階的に対策を進めれば、薬剤のリスクを避けながら、コウモリの不安から解放された穏やかな日常を取り戻すことが可能です。
まずはご自宅の状況を確認し、この記事でご紹介したステップを参考に、できることから始めてみてください。
もしご自身での対策が難しいと感じたら、決して無理はせず、ペットへの配慮を明記している信頼できる専門業者へ早めに相談することをおすすめします。
あなたと愛犬が安心して暮らせる環境を取り戻せるよう、心から応援しています。