犬はスイカを食べれる?与える際の注意点と安全な量を解説

こんにちは、もん吉です。
夏の暑い日、愛犬と一緒にスイカを食べたいと思う飼い主さんなら、

犬にスイカをあげても本当に大丈夫なのかな?



もし食べれるなら、どのくらいの量なら安全なんだろう…
こんな風に、愛犬の体を心配する気持ちから不安になることもありますよね。
結論から言うと、スイカは犬に与えても良い果物です。
ただし、安全に楽しむためには「与える部分」「量」「与え方」の3つのポイントを守ることがとても大切になります。
このポイントさえ押さえれば、スイカは夏の水分補給にも役立つ、愛犬にとって嬉しいおやつになるでしょう。
この記事では、初めて犬にスイカを与える方や、与え方に不安がある方に向けて、
- 犬がスイカを食べても良い理由と注意点
- 安全な与え方の具体的な3ステップ
- 知っておくべき4つのリスクと対策
- 子犬やシニア犬(老犬)に与える際のポイント
上記について、私自身が愛犬の柴犬と暮らす中での経験を交えながら、分かりやすく解説しています。
正しい知識は、愛犬の健康を守り、飼い主さんの不安を解消する一番のお守りです。
ぜひこの記事を参考にして、愛犬と安全にスイカを楽しんでください。


犬はスイカを食べれる?与える前に知っておきたい3つのこと


夏の暑い日に、美味しそうにスイカを食べる姿を見ると、愛犬にもおすそ分けしたくなる気持ち、よく分かります。
ですが、同時に



犬にスイカを与えても本当に大丈夫だろうか?
と心配になるのも、愛情深い飼い主さんだからこそですよね。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、犬にスイカを与える際のポイントを私の経験も交えながら詳しく解説していきます。
スイカは犬の水分補給に役立つ夏の味方
結論から言うと、スイカは犬が食べても良い果物の一つです。
スイカの成分は約90%が水分でできているため、水をあまり飲みたがらない犬の水分補給にとても役立ちます。
特に夏バテ気味で食欲が落ちている時には、甘くて食べやすいスイカは喜んでくれるかもしれません。
また、スイカには水分だけでなく、β-カロテン(ビタミンA)やビタミンC、カリウムといった栄養素も含まれています。
これらの栄養素は、犬の皮膚や粘膜の健康維持、抗酸化作用などが期待できると言われています。
ただし与え方を間違えると下痢や消化不良のリスクも
スイカは犬にとってメリットのある果物ですが、与え方を間違えると体調を崩す原因にもなり得ます。
犬は人間と消化器官の作りが違うため、人間と同じ感覚で与えてしまうのは危険です。
特にスイカに含まれる水分や食物繊維は、一度にたくさん与えすぎるとお腹が緩くなり、下痢を引き起こす可能性があります。
また、糖分も含まれているため、肥満や糖尿病のリスクがある犬には注意が必要でしょう。
愛犬の健康を守るためには、正しい知識を持って、適切な方法で与えることが何よりも大切なのです。
私の体験談:愛犬の柴犬にも夏のおやつとして与えています
実は、私自身も愛犬の柴犬と一緒に暮らしており、夏の暑い日にはスイカをおやつとして与えることがあります。
最初は私も



本当に大丈夫かな?
と不安でしたが、与える量や部分に気をつけることで、今では愛犬との夏の楽しみの一つになりました。
シャリシャリと美味しそうに食べる姿は、見ているこちらも嬉しくなりますよ。
もちろん、初めて与える時は少量から試したり、食後の様子を注意深く観察したりと、慎重に行うことが大切です。
この記事では、そうした私の実体験から得た「安全に楽しむためのコツ」もお伝えできればと思います。
犬にスイカを安全に与えるための具体的な手順と適量


「犬にスイカを食べさせても良い」と分かっても、次に気になるのは



どうやって、どのくらい与えればいいの?
という点ですよね。
ここでは、私が愛犬に与える際にいつも実践している、安全な与え方の具体的な手順を3つのステップで分かりやすく解説します。
このステップさえ守れば、安心して愛犬と一緒にスイカを楽しむことができますよ。
ステップ1:与えて良いのは「赤い果肉」の部分だけ
まず一番大切なことは、犬に与えて良いのはスイカの「赤い果肉」の部分だけ、と覚えておくことです。
シャリシャリとした甘い部分ですね。
スイカの皮に近い白い部分や、外側の緑色の硬い皮は、犬にとって消化しにくいため与えないようにしましょう。
特に外側の皮には、栽培の過程で農薬が付着している可能性もゼロではありません。
愛犬の安全を第一に考えるなら、与えるのは甘くて美味しい赤い果肉の部分だけにしておくのが最も安心です。
ステップ2:皮と種は消化不良の原因になるため必ず取り除く
次に、与える前には必ずスイカの「種」を丁寧に取り除いてあげてください。
人間は種を気にせず食べてしまうこともありますが、犬にとっては消化が悪く、たくさん食べてしまうと腸に詰まって「腸閉塞」という危険な状態を引き起こす可能性があります。



うちの子は小型犬だから、小さい種でも心配…
そう感じる方もいるかもしれませんね。
面倒に感じるかもしれませんが、愛犬の安全のためには、このひと手間を惜しまないことが大切です。
皮と種は、犬にとっては不要なものと覚えておきましょう。
ステップ3:与える量は犬の体重に合わせて調整を【体重別目安あり】
最後に、与える「量」です。
どんなに体に良いものでも、与えすぎは禁物です。
一般的に、犬のおやつは1日に必要な総摂取カロリーの10%程度が目安とされています。
スイカは低カロリーな果物ですが、与えすぎは下痢や肥満の原因にもなりますので、おやつとして少量与える程度に留めましょう。
犬の体重別に、1日に与えても良いスイカの量の目安を以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
犬の体重 | 1日に与えて良い量の目安 |
---|---|
超小型犬(~4kg) | 約15g~30g(一口サイズ1切れ程度) |
小型犬(~10kg) | 約30g~50g(一口サイズ2切れ程度) |
中型犬(~25kg) | 約50g~100g(一口サイズ3~4切れ程度) |
大型犬(25kg~) | 約100g~150g(一口サイズ5切れ程度) |



初めて与える際は、この目安量よりもさらに少ない量から試してみることをおすすめします。
ここは注意!犬にスイカを与える際の4つのリスクと対策


スイカを安全に与えるための手順が分かったところで、次に知っておきたいのが潜在的なリスクとその対策です。



うちの子は大丈夫だよね…
と思っていても、思わぬところで体調を崩してしまう可能性はゼロではありません。
楽しいおやつタイムが、万が一の事態につながらないように、飼い主として知っておくべき4つの注意点をしっかり確認しておきましょう。
アレルギー症状が出ないか少量から試す
スイカは一般的にアレルギーを起こしにくい果物とされていますが、どんな食べ物でもアレルギー反応を示す可能性はあります。
そのため、愛犬に初めてスイカを与える際は、必ずごく少量から試すようにしてください。
与えた後は、しばらく愛犬の様子を注意深く観察しましょう。
もし、以下のようなアレルギーが疑われる症状が見られた場合は、すぐに与えるのを中止し、症状が重い場合は動物病院を受診することをおすすめします。
- 皮膚の症状:
体をかゆがる、皮膚が赤くなる、発疹が出るなど - 消化器の症状:
下痢、嘔吐など - その他の症状:
元気がなくなる、目が充血するなど
体を冷やしすぎないよう与える量と温度に配慮する
夏の暑い日には、冷たいスイカが美味しいですよね。
しかし、犬に与える際は体を冷やしすぎないように注意が必要です。
冷たいものを一度にたくさん食べると、人間と同じように胃腸に負担がかかり、お腹を壊してしまうことがあります。
特に、もともと胃腸が弱い子や、体温調節機能が衰えがちなシニア犬(老犬)に与える場合は、冷蔵庫から出して少し常温に戻してから与えると、より体に優しく安心ですよ。
腎臓病や糖尿病など持病がある犬は特に注意が必要
もし愛犬に持病がある場合は、スイカを与える前に必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
特に注意が必要なのは、腎臓病や糖尿病を患っている犬です。
スイカには「カリウム」というミネラルが比較的多く含まれています。
健康な犬であれば問題ありませんが、腎臓の機能が低下している犬の場合、カリウムをうまく排出できずに体に負担をかけてしまう可能性があります。
また、スイカの甘みは果糖によるものなので、糖尿病の犬にとっては血糖値に影響を与えることも考えられます。
飼い主さんの自己判断で与えるのは絶対にやめて、専門家である獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。
万が一、体調を崩してしまった場合の対処法
注意して与えていても、愛犬が下痢や嘔吐など、体調を崩してしまう可能性はあります。
そんな時、飼い主さんが慌ててしまうと、愛犬も不安になってしまいます。
まずは落ち着いて、以下のことを確認・実行しましょう。
- 状況を記録する:
「いつ」「何を」「どのくらいの量」食べたのか、そして「どんな症状」が出ているのかをメモしておきましょう。これは獣医師に相談する際に非常に重要な情報となります。 - 症状を観察する:
症状が軽く、犬自身は元気そうであれば、しばらく様子を見ても良いかもしれません。ただし、ぐったりしている、症状が続く、悪化するといった場合はすぐに動物病院へ連絡してください。 - 動物病院に連絡する:
少しでも不安を感じたら、迷わずかかりつけの動物病院に電話で相談しましょう。記録した情報を伝えることで、獣医師も的確なアドバイスがしやすくなります。
【Q&A】犬とスイカに関するよくある質問


最後に、犬とスイカに関して、飼い主さんからよくいただく質問とその答えをQ&A形式でまとめました。
細かい疑問点を解消して、より安心してスイカを与えられるようにしましょう。
Q1. スイカの加工品(ジュースやお菓子)は与えても大丈夫?
A1. 基本的に、人間用に作られたスイカの加工品は与えない方が良いでしょう。
市販のスイカジュースやゼリー、お菓子などには、犬にとっては過剰な糖分や、キシリトールなどの犬に有害な成分、保存料などの添加物が含まれていることがほとんどです。
愛犬に与えるのは、あくまで生のスイカの果肉だけにしてくださいね。
Q2. 子犬やシニア犬(老犬)に与えても問題ない?
A2. 注意すれば与えても大丈夫ですが、特に配慮が必要です。
子犬はまだ消化器官が十分に発達していないため、ごく少量から試すようにしましょう。
また、シニア犬(老犬)は消化機能や腎臓の機能が低下していることが多いです。
体を冷やしすぎないように常温に戻したり、一度に与える量をさらに少なくしたりと、より一層の注意を払ってあげてください。
どちらの場合も、不安であれば獣医師に相談するのが一番安心です。
Q3. スイカ以外に犬が食べられる夏の果物はありますか?
A3. はい、スイカ以外にも犬が食べられる夏の果物はいくつかあります。
ただし、どの果物も与え方には注意が必要です。
- メロン:
スイカと同様に水分補給に役立ちますが、カロリーが高めなのでごく少量に。皮と種は必ず取り除きましょう。 - 桃:
甘くて犬が好むことが多いですが、種や皮、葉には中毒成分が含まれるため、必ず果肉の部分だけを与えてください。アレルギーにも注意が必要です。 - 梨:
シャリシャリとした食感が楽しい果物です。芯と種は消化に悪いため、必ず取り除いてから与えましょう。
どの果物を与える場合も、基本は「少量」「種や皮は取り除く」ということを忘れないようにしてください。
まとめ:犬とスイカ、3つの注意点を守って安全に楽しもう


今回は、愛犬にスイカを与えたいと考えている飼い主の方に向けて、
- 犬がスイカを食べても良い理由と注意点
- 安全な与え方の具体的な3ステップ
- 知っておくべき4つのリスクと対策
- 子犬やシニア犬(老犬)に与える際のポイント
上記について、私自身の愛犬との暮らしの経験を交えながらお話してきました。
スイカは、与え方さえ間違えなければ、犬にとっても美味しく、健康にも良い影響が期待できる夏の素晴らしい果物です。
大切なのは、私たち人間と同じ感覚で与えるのではなく、犬の体のことを考えた「ひと手間」を加えてあげることでしょう。
この記事で紹介したポイントを実践すれば、あなたの愛犬もきっと喜んでスイカを食べてくれるはずです。
愛犬の嬉しそうな顔は、飼い主にとって何よりの幸せですよね。
正しい知識を身につけて、今年の夏はぜひ、愛犬と一緒にスイカを味わう楽しい時間を過ごしてみてください。