こんにちは、もん吉です。
コーヒーかすを使ったモグラ退治に関心のある方なら、
はちみちゃんコーヒーかすがモグラ退治に効くって本当?



庭に撒いても植物やペットに安全なのかな…
こんな風に、効果と安全性の両方で悩んでいるかもしれませんね。
結論から言うと、コーヒーかすは使い方次第で安全なモグラ対策の選択肢になりますが、効果を過信せず、土への影響を理解することが何より大切です。
正しい知識を持てば、大切な庭や菜園をモグラから守りつつ、より豊かな土壌を育むことも可能になるでしょう。
- コーヒーかすのモグラへの本当の効果と限界
- 安全に使うために知っておくべき3つのデメリット
- デメリットをメリットに変える、私自身も実践する「堆肥化」のコツ
- 効果がない場合の、他の自然由来の対策方法
上記について、無農薬での家庭菜園を実践している私の経験を交えながら、分かりやすく解説しています。



この記事を読めば、あなたの庭や菜園に合った、環境に優しいモグラ対策の第一歩がきっと見つかります。
ぜひ参考にして、安心してガーデニングを楽しんでください。
モグラ退治にコーヒーかすは効果ある?【結論:限定的な効果あり】


大切に育てている庭や家庭菜園にモグラの気配がすると、本当にがっかりしますよね。



薬剤は使いたくないけど、何か良い方法はないかな…
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、モグラ退治にコーヒーかすは一時的にモグラを遠ざける効果が期待できます。
ただし、これだけで完全に解決する万能薬というわけではなく、特に土への影響を考えると、使い方にはいくつか大切なコツがあるんです。
この記事では、私自身の家庭菜園での経験も交えながら、コーヒーかすの本当の効果と、安全な使い方を分かりやすく解説していきますね。
なぜ効くの?モグラが嫌うコーヒーの「香り」が理由
コーヒーかすがモグラ退治に使えると言われる一番の理由は、その独特の「強い香り」にあります。



モグラは地中で生活しているため視力は弱いですが、その分、嗅覚が非常に発達しているんですね。
そのため、コーヒーかすが撒かれた場所を居心地が悪い場所と認識し、避けてくれる効果が期待できるというわけです。
化学薬品を使わずに、自然のもので対策できるのは嬉しいポイントですよね。
ただし万能ではない!知っておきたい効果の限界と持続性
手軽で環境にも優しいコーヒーかすですが、残念ながらいくつかの限界点も知っておく必要があります。



まず、この忌避効果はあくまで一時的なものです。
香りの効果は、一般的に数日から1週間程度で薄れてしまうと考えられています。
特に雨が降ると、せっかくの香りの成分が土に流されてしまい、効果はさらに短くなるでしょう。
また、モグラがその香りに慣れてしまう可能性もゼロではありません。
最初は効果があっても、時間が経つとまた戻ってきてしまう…というケースも考えられます。
コーヒーかすは、あくまで補助的な対策の一つとして捉えるのが良いかもしれませんね。


【要注意】コーヒーかすを庭に撒く前に知るべき3つのデメリット


コーヒーかすを使ったモグラ退治は、手軽で魅力的に聞こえますよね。
ですが、良いことばかりではないのが現実で、そのまま庭や畑に撒いてしまうと思わぬトラブルにつながる可能性もあるんです。
私自身も無農薬での家庭菜園を続ける中で、土への影響は一番気をつけているポイントです。
大切な植物や、一緒に暮らすペットのためにも、まずはこれからお話しする3つのデメリットをしっかり把握しておきましょう。
デメリット1:植物が枯れる原因に?カフェインと窒素飢餓のリスク
まず一つ目のデメリットは、コーヒーかすに含まれる成分が、植物の生育を妨げてしまう可能性があることです。
コーヒーかすには「カフェイン」や「ポリフェノール」といった成分が含まれていますが、これらが他の植物の成長を抑制する働きをすることがあるんですね。



さらに、もう一つ注意したいのが窒素飢餓という現象です。
これは、土の中の微生物がコーヒーかすを分解するために、植物の栄養となるはずの窒素をたくさん使ってしまい、結果として土の中の窒素が不足してしまう状態を指します。
植物にとって窒素は大切な栄養素ですから、これが不足すると元気がなくなってしまうんですね。
デメリット2:土が酸性に傾き、野菜の生育に影響が出る可能性
二つ目のデメリットは、土の性質が酸性に傾いてしまうことです。
コーヒーかすは基本的に酸性の物質です。
そのため、良かれと思って大量に撒き続けると、土全体のpHバランスが崩れ、酸性土壌になってしまうことがあります。
植物には、酸性の土を好むものもあれば、中性やアルカリ性の土を好むものもあります。



特に家庭菜園で人気の多くの野菜は、極端な酸性土壌を嫌う傾向があるんです。
例えば、ホウレンソウなどは酸性に弱い野菜の代表格ですね。
土の性質が変わってしまうと、野菜がうまく育たなくなる原因にもなりかねません。
デメリット3:湿気によるカビの発生と景観の悪化
三つ目のデメリットは、衛生的・見た目の問題です。
ドリップした後のコーヒーかすは、水分を多く含んでいて非常に湿っていますよね。



これをそのまま土の上に撒くと、特に梅雨の時期などはカビが発生しやすくなってしまいます。
せっかく手入れしたお庭にカビが生えてしまうのは、あまり気分の良いものではありません。
また、コーヒーかすが土の表面に黒く広がっている状態は、見た目があまり良くないと感じる方もいるかもしれませんね。
お庭の景観を大切にしたい方にとっては、この点も無視できないデメリットと言えるでしょう。
コーヒーかすを安全に使うなら「堆肥化」がおすすめ


ここまでデメリットをお話しすると、



じゃあ、コーヒーかすは使わない方がいいの?
と不安になってしまいますよね。
でも、大丈夫です。
これらのデメリットを解消し、むしろ土にとってプラスの資材に変える素晴らしい方法があるんです。



それが、私自身も家庭菜園で実践している堆肥化という方法です。
ひと手間加えるだけで、コーヒーかすはモグラ対策にも土作りにも役立つ心強い味方になってくれますよ。
なぜ堆肥化がいいの?植物へのデメリットをメリットに変える方法
では、なぜ堆肥化することが良いのでしょうか。



それは、発酵・分解の過程で、コーヒーかすが持っていたデメリットが解消されるからです。
まず、植物の生育を阻害する可能性のあったカフェインなどの成分は、堆肥を作る微生物たちが分解してくれます。
そして、心配だった窒素飢餓も、堆肥化の過程で窒素成分が植物が吸収しやすい形に変わるため、問題になりにくくなるんです。
それどころか、コーヒーかすは多孔質なので、土に混ぜ込むことで水はけや通気性を良くしてくれるという、素晴らしい土壌改良効果も期待できます。
まさに、デメリットをメリットに変える一石二鳥の方法と言えるでしょう。
初心者でも簡単!コーヒーかすを使った堆肥の作り方3ステップ



堆肥作りと聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれませんね。
でも、私がやっている方法はとてもシンプルなので、初心者の方でも気軽に始められますよ。
基本的な手順は、以下の3ステップです。
- 材料を準備する
主役のコーヒーかす(よく乾燥させたもの)の他に、米ぬかや落ち葉、刈った草などを準備します。米ぬかなどは窒素分を補う大切な役割があります。 - 混ぜ合わせる
準備した材料をよく混ぜ合わせます。割合はそれほど厳密でなくても大丈夫ですが、コーヒーかす1に対して、米ぬか1、落ち葉3くらいが目安です。 - 寝かせて発酵させる
混ぜた材料に水を加え、全体がしっとりするくらいに湿らせたら、段ボール箱やプランターなどに入れて寝かせます。時々かき混ぜて空気を入れてあげると、発酵が進みやすくなりますよ。数ヶ月して、黒っぽくサラサラな土のようになったら完成です。
私の菜園での使い方:モグラの通り道に一握り置くだけ
さて、無事に堆肥が完成したら、いよいよモグラ対策に使ってみましょう。
私の菜園での使い方は、とても簡単です。
まず、モグラが作った土の盛り上がりや、トンネルの出入り口を見つけます。
そして、その穴の入り口付近に、完成したコーヒーかす入りの堆肥をパラパラと一握りほど置いておくだけです。



堆肥化することで香りは穏やかになっていますが、モグラにとっては十分に不快なようです。
こうすることで、植物に悪影響を与える心配なく、モグラに「ここは居心地が悪いよ」というサインを送ることができます。
ぜひ試してみてください。
コーヒーかすで効果がない時に試したい!他の自然由来の対策方法





コーヒーかすを試してみたけれど、どうも効果が感じられない…
ということもあるかもしれません。
モグラの性格や環境によっては、残念ながら効果が出にくい場合もあります。
でも、がっかりしないでください。
薬剤に頼らなくても、私たちの身の回りにある自然なもので試せる対策は他にもいくつかあるんです。
ここでは、私が園芸研究家の成松次郎先生から教わった方法や、菜園仲間と情報交換している、手軽に試せる2つのアプローチをご紹介しますね。
【対策1】木酢液やニンニクなど他の「香り」で撃退する方法
コーヒーかすと同じく、モグラの鋭い嗅覚を利用した香りによる対策は、他にもバリエーションがあります。



代表的なものが木酢液です。
これは炭を焼くときに出る煙を冷やして液体にしたもので、独特の燻製のような香りがします。
原液を水で薄めて、モグラ塚やトンネルの入り口に流し込むと、その強い匂いを嫌ってモグラが寄り付かなくなる効果が期待できます。
また、ニンニクや唐辛子といった、刺激の強い香りのものも有効とされています。
ニンニクを数片、皮をむいてトンネルの中に入れたり、唐辛子を細かく刻んで撒いたりするのも、手軽に試せる方法の一つです。


【対策2】ペットボトル風車など「振動」でモグラを遠ざける工夫
嗅覚と並んで、モグラが非常に敏感なのが振動です。
地中でのわずかな振動を天敵の接近と勘違いするため、継続的な振動がある場所を嫌う習性があります。



この習性を利用したのが、昔からよく知られている「ペットボトル風車」です。
作り方は簡単で、ペットボトルに切り込みを入れて風車の形にし、支柱を立てて地面に差し込むだけです。
風が吹くと風車がカラカラと回り、その振動が支柱を伝って地中に響き渡ります。


市販されているソーラー式のモグラ撃退器も、基本的にはこの振動の原理を利用したものです。
お金をかけずに試せるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
【FAQ】モグラとコーヒーかすに関するよくある質問


ここまでコーヒーかすを使ったモグラ対策について解説してきましたが、最後に、皆さんからよくいただく質問について、Q&A形式でお答えしていきたいと思います。



細かい疑問点を解消して、安心して対策に取り組んでいただければと思います。
まとめ:モグラ退治にコーヒーかすを賢く使おう


- コーヒーかすのモグラへの効果と限界
- 安全に使うための3つのデメリットと注意点
- デメリットを解消する「堆肥化」という実践方法
- 効果がない場合の他の自然由来の対策
上記について、私自身の無農薬での家庭菜園の経験を交えながらお話ししてきました。
コーヒーかすは、使い方を間違えなければモグラ対策の選択肢の一つになります。
大切なのは、効果だけに目を向けるのではなく、植物や土への影響もしっかりと理解することでしょう。



この記事でご紹介した堆肥化を実践すれば、モグラを遠ざけつつ、あなたの庭や菜園をより豊かにすることも夢ではありません。
まずは身近なコーヒーかすから、環境に優しいモグラ対策を始めてみませんか。

