【愛犬家必見】イタチ駆除の安全な方法|リスク回避を徹底解説

こんにちは。もん吉です。
大切な愛犬と暮らす方で、イタチの出現にお困りの方なら、

イタチを何とかしたいけど、駆除って聞くと愛犬への影響が心配…



どんな方法なら、うちの子に安全なんだろう?



自分でできる安全な対策や、信頼できる業者さんを見つける方法が知りたい!
このような不安や疑問を抱えているかもしれませんね。
私も愛犬家なので、そのお気持ち、痛いほどよく分かりますよ。
イタチ駆除で最も大切なのは、愛犬の安全を最優先することです。
ご自身でできる安全な対策。
そして、信頼できる業者選びのコツ。
この2つを知ることが、問題を解決する鍵になりますよ。
正しい知識を持って慎重に対策を選べば、愛犬を危険にさらすことなく、イタチの悩みから解放されるはずです。
安心して過ごせる穏やかな日常を取り戻せるでしょう。
この記事では、大切な愛犬の安全を守りながらイタチ対策をしたい方に向けて、
- 愛犬にとって本当に危険な駆除方法とは
- 自分でできる安全なイタチ対策の具体的なステップ
- 犬に優しい忌避剤や安全グッズの選び方と比較ポイント
- 愛犬の誤捕獲を防ぐ安全な捕獲器(罠)の設置・管理術
- ペットへの配慮がある信頼できる駆除業者の見極め方
上記について、私自身の経験も交えながら、分かりやすく解説しています。
愛犬の安全を守りながらのイタチ対策、決して諦める必要はありませんよ。
ぜひこの記事を参考にして、あなたと愛犬にとって最適な、そして何より安全な一歩を踏み出してくださいね。


愛犬が危険!避けるべきイタチ駆除法


イタチの被害に悩んでいる時、一刻も早く解決したいと思いますよね。
でも、ちょっと待ってください。
愛犬と一緒に暮らしている場合、駆除方法の選択は本当に慎重になる必要があります。
なぜなら、一般的に使われる害獣駆除の方法の中には、大切な愛犬にとって非常に危険なものが存在するからです。
私も愛犬家として、また家庭菜園で害獣対策に頭を悩ませる一人として、ペットの安全は何よりも優先したいと考えています。
まずは、どんな方法が危険なのかを知っておくことが、愛犬を守るための第一歩ですよ。
ここでは、絶対に避けるべきイタチ駆除法とその理由について、具体的にお話ししていきますね。
毒餌の犬への致命リスク
まず、絶対に避けていただきたいのが「毒餌」の使用です。
特に、ネズミ駆除用として市販されている殺鼠剤(さっそざい)などをイタチ駆除に転用するのは、非常に危険な行為と言えるでしょう。
犬は好奇心が旺盛な動物です。
床に落ちているものや、庭に置かれたものを、つい口にしてしまう可能性がありますよね。
毒餌は、犬にとって少量でも命に関わる深刻な中毒症状を引き起こすことがあるんです。
例えば、血液を固まりにくくする成分(ワルファリンなどが有名ですね)が含まれている場合、内出血が止まらなくなるといった、本当に怖い事態を招く可能性があります。



うちの子は賢いから大丈夫
と思っていても、何かの拍子に誤食してしまうリスクはゼロではありません。
また、毒餌を食べたイタチを、万が一愛犬が口にしてしまう「二次被害」のリスクも考えられます。
愛犬の命を守るためにも、毒餌の使用は絶対に避けてくださいね。
強力粘着シートの物理的危険性
次に注意したいのが、「強力な粘着シート」です。
ネズミ捕り用などで見かけることが多いと思いますが、これも犬がいるご家庭では使用を避けるべきでしょう。
もし愛犬が誤って粘着シートに触れてしまったら…想像しただけでもぞっとしますよね。
強力な粘着剤が毛や皮膚にベットリとくっつき、犬はパニックを起こしてしまうかもしれません。
無理に剥がそうとすると、皮膚を傷つけたり、毛が抜けたりして、さらなる怪我につながる恐れがあります。
特に、体の小さい小型犬や、好奇心旺盛で何にでも近づいていく性格の子は、リスクが高いと言えるでしょう。
イタチを捕獲する効果はあるのかもしれませんが、愛犬への物理的な危険性を考えると、これも選択肢からは外すべき方法だと私は思います。
非人道的罠の二次被害と法的問題
最後に、「非人道的な罠」の使用も避けるべきです。
具体的には、「トラバサミ」のような、動物に大きな苦痛を与える可能性のある罠のことですね。
これらの罠は、万が一愛犬が誤ってかかってしまった場合、骨折などの深刻な怪我につながる危険性が極めて高いです。
考えるだけでも恐ろしいことですよね…。
さらに、こうした罠の使用は、倫理的な問題だけでなく、法的な問題にも関わってくる可能性があります。
イタチは「鳥獣保護管理法」という法律で保護されている鳥獣ではありませんが、捕獲方法については配慮が必要です。
動物愛護の観点からも、苦痛を与えるような罠の使用は推奨されるものではありません。
愛犬の安全を守るため、そして無用なトラブルを避けるためにも、非人道的な罠の使用は絶対にやめましょう。
【DIY】愛犬優先の安全なイタチ対策ステップ





業者さんに頼むのはまだちょっと…



まずは自分でできることから試してみたい
そうお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。
愛犬の安全を第一に考えながら、ご自身でできるイタチ対策もちゃんとありますよ。
私も家庭菜園で、招かれざる客(害獣たちですね)には色々と悩まされてきました。
その経験からも言えるのは、焦って危険な方法に手を出す前に、まずは安全な対策からコツコツ試してみるのが大切だということです。
ここでは、愛犬ファーストで考える、安全なDIYイタチ対策の基本的なステップをご紹介しますね。
侵入経路特定のポイント
まず最初に取り組むべきは、イタチがどこから家に入り込もうとしているのか、その「侵入経路」を特定することです。
これが分からなければ、効果的な対策は打てませんからね。
イタチは体が非常に柔軟で、わずか3cm程度の隙間があれば侵入できると言われています。
驚きですよね…。
重点的にチェックすべきポイントは以下の通りです。
- 屋根まわり:
瓦の隙間、棟板金の隙間、軒天の換気口、屋根と壁の隙間など - 壁まわり:
通気口、換気扇のダクト周り、エアコン配管の導入部、壁のひび割れなど - 床下:
基礎部分の通気口、床下収納の隙間、配管周りの隙間など - その他:
戸袋、シャッターの隙間、使っていない煙突など



こんなところから?
と思うような意外な場所が、イタチにとっては格好の入り口になっていることがあるんです。
足跡や糞、体毛などが落ちていないか、注意深く観察してみてください。
もし侵入経路が特定しきれない場合は、「ラッセルテスト」という方法もあります。
これは、疑わしい場所に小麦粉などを撒いておき、足跡が付くかどうかで侵入経路を特定する方法です。
ただし、後片付けが少し大変かもしれませんね。
まずは目視で、怪しい隙間がないか徹底的にチェックすることから始めましょう。
犬が届かない封鎖素材と手順
侵入経路の候補が見つかったら、次はそれを塞ぐ作業です。
ここで重要なのは、愛犬が触れたり、かじったりしても安全な素材を選ぶこと、そしてイタチに破られない強度があることです。
私が家庭菜園の周りで使ってみて、比較的扱いやすく効果的だと感じているのは、やはり「金網(ワイヤーメッシュ)」や「パンチングメタル(穴の開いた金属板)」ですね。
これらは丈夫で、イタチが簡単にかじって破ることは難しいでしょう。
素材選びのポイント
- 金網(ワイヤーメッシュ):
網目の細かいものを選びましょう。ステンレス製なら錆びにくく長持ちします。通気性を確保したい場所(通気口など)に適しています。 - パンチングメタル:
金網よりも強度が高く、見た目もすっきりします。こちらもステンレス製がおすすめです。 - シーリング材・パテ:
小さな隙間やひび割れには、屋外用の耐候性のあるシーリング材やパテが有効です。硬化後は犬が舐めても問題ないタイプを選びましょう。
- ※避けるべき素材:
発泡スチロールや薄いプラスチック板などは、イタチにかじられてしまう可能性があるので避けましょう。木材も、かじられたり腐食したりする可能性があります。



封鎖の手順は、場所によって異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
- 清掃:
封鎖する場所の周辺をきれいに掃除します。 - 採寸:
塞ぐ穴や隙間のサイズを正確に測ります。 - 素材カット:
金網やパンチングメタルを、採寸したサイズに合わせてカットします。少し大きめにカットして、隙間なく覆えるようにするのがコツですよ。 - 固定:
カットした素材を、ビスや針金、強力な接着剤などでしっかりと固定します。隙間ができないように、丁寧に作業しましょう。小さな隙間はパテで埋めます。 - 確認:
固定後、ぐらつきがないか、隙間が完全に塞がっているかを確認します。
作業中は、愛犬が近づかないように別の部屋にいてもらうなど、安全に配慮してくださいね。
高所での作業は、くれぐれも足元に注意して、安全第一で行いましょう。
無害忌避剤の選び方と設置法
侵入経路を塞ぐのと並行して、イタチが嫌がる「忌避剤(きひざい)」を使って、そもそも家に近づかせないようにするのも有効な手段です。
ただし、ここでも愛犬への安全性が最優先。
強い化学薬品を使った忌避剤は避け、できるだけ自然由来のものや、犬への影響が少ないとされるものを選びたいですよね。
私が試してみて、比較的安心して使えたのは以下のようなものです。
- 木酢液(もくさくえき)・竹酢液(ちくさくえき):
独特の燻製のような臭いをイタチが嫌うと言われています。布やスポンジに染み込ませて、侵入経路の近くや通り道に置きます。ただし、臭いが強いので、室内での使用は難しいかもしれません。 - ハッカ油:
スーッとする強い香りが、イタチだけでなく他の害虫にも効果があると言われます。水で薄めてスプレーしたり、原液を染み込ませたものを置いたりします。 - ニンニク・唐辛子:
強い刺激臭を嫌うようです。潰したニンニクや唐辛子をネットに入れて吊るすなどの方法があります。 - 市販の動物用忌避剤:
最近では、天然成分を主原料とした、ペットに配慮した忌避剤も市販されています。「ペットセーフ」などの表示があるか確認し、成分をよく見て選びましょう。
重要なのは、忌避剤を設置する場所です。
いくら安全な成分でも、愛犬が直接舐めたり、大量に吸い込んだりするのは避けたいもの。
必ず、愛犬の手(口)が絶対に届かない場所に設置してください。
例えば、棚の上、屋根裏、床下、庭であれば犬が入れないように柵で囲った場所などが考えられます。
設置後も、愛犬の様子に変化がないか、注意深く観察してあげてくださいね。
安全な箱罠設置と管理のコツ



どうしても捕獲したい
という場合、罠を使う選択肢もありますが、これは最も慎重になるべき方法です。
前述の通り、トラバサミのような危険な罠は絶対にNG。
もし罠を使うのであれば、比較的安全性が高いとされる「箱罠(はこわな)」タイプを選びましょう。
箱罠は、イタチが中に入ると扉が閉まる仕組みのものが一般的です。
しかし、箱罠であっても、設置場所と管理には細心の注意が必要です。
安全な設置と管理のポイント
- 設置場所の厳選:
愛犬が絶対にアクセスできない場所に設置することが大前提です。施錠できる屋根裏や床下、犬が物理的に入れない高さの場所などに限定しましょう。庭など、犬が出入りする可能性のある場所への設置は避けるべきです。 - 誤捕獲防止策:
万が一にも愛犬が罠に近づけないよう、設置場所の周りを一時的に柵で囲ったり、罠を重しなどでしっかりと固定したりする工夫も有効かもしれません。 - 餌の管理:
罠に仕掛ける餌は、犬が興味を示さないようなものを選び、設置時以外は犬の手の届かない場所に保管しましょう。 - 頻繁な確認:
罠を設置したら、毎日必ず確認してください。イタチが捕獲されていた場合、長時間放置するのは動物愛護の観点からも問題がありますし、弱ったイタチに愛犬が近づく危険もあります。 - 捕獲後の処理:
イタチを捕獲した場合、原則として捕獲した人が責任を持って処分する必要があります。ただし、イタチは鳥獣保護管理法の対象「外」ではありますが、自治体によっては捕獲に関するルールが定められている場合があります。事前に必ずお住まいの自治体に確認し、適切な方法で対応してください。また、イタチは感染症を持っている可能性もあるため、処理の際は手袋やマスクを着用し、素手で触らないようにしましょう。
罠の使用は、効果がある反面、リスクも伴います。



本当に罠が必要かな?



他の方法ではダメかな?
をよく考え、もし設置する場合は、愛犬の安全確保を最優先に、細心の注意を払って行ってくださいね。
個人的には、まずは侵入経路の封鎖と忌避剤による対策を徹底することをおすすめしたいです。
犬に安全!忌避剤・グッズの選び方徹底比較


さて、先ほどのDIYステップでも触れましたが、イタチ対策として手軽に取り入れやすいのが「忌避剤」や関連グッズですよね。
ホームセンターやインターネットを見ると、本当にたくさんの種類があって、



どれを選べばいいの?



本当にうちの子に安全なの?
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に愛犬がいるご家庭では、効果はもちろんですが、何よりも「安全性」が気になるところ。
ここでは、犬がいる環境で安心して使える忌避剤やグッズを選ぶためのポイントを、もう少し詳しく比較しながら見ていきましょう。
天然成分忌避剤の効果と注意点
まず、多くの方が最初に検討されるのが「天然成分」をうたった忌避剤でしょう。
ハッカ油、木酢液・竹酢液、ニンニク、唐辛子などが代表的ですね。
これらは、化学薬品に比べて、なんとなく安心感があるように思えます。
実際に、これらの持つ強い臭いや刺激をイタチが嫌う効果は、ある程度期待できると言われています。
私も家庭菜園で、木酢液を薄めて撒いたり、ハッカ油スプレーを使ったりすることがありますよ。
ただし、いくつか注意点も覚えておく必要があります。
天然成分忌避剤の注意点
- 効果の持続性:
雨風にさらされる屋外では、効果が長続きしにくい場合があります。こまめな散布や交換が必要になることが多いですね。 - 効果の個体差:
全てのイタチに同じように効果があるとは限りません。臭いに慣れてしまう個体もいるようです。 - 犬への影響:
天然成分だからといって、100%安全とは言い切れません。例えば、ハッカ油などの精油(エッセンシャルオイル)は、犬種や個体によってはアレルギー反応を引き起こしたり、舐めてしまうと中毒症状を起こしたりする可能性も指摘されています。ニンニクや唐辛子も、犬が大量に摂取すると危険です。 - 設置場所の工夫:
やはり、愛犬が直接触れたり舐めたりできない場所に設置することが大前提となります。
天然成分忌避剤は、手軽で試しやすい反面、効果が限定的であったり、使い方を誤ると犬に影響が出たりする可能性もゼロではありません。
過信せず、あくまで補助的な対策として、設置場所や愛犬の様子をよく観察しながら使うのが良いでしょう。
超音波装置のメリット・デメリット
次に、「超音波」で害獣を追い払うという装置もよく見かけますね。
コンセントに挿すタイプや、電池式、ソーラー式のものなど様々です。
人間には聞こえない周波数の音でイタチを不快にさせ、遠ざけるという仕組みです。
メリットとしては、薬剤を使わないので、化学物質による汚染の心配がない点、一度設置すれば比較的長期間効果が持続する(とされる)点が挙げられます。
しかし、これも良いことばかりではありません。
特に犬がいるご家庭では、デメリットもしっかり理解しておく必要があります。
超音波装置のデメリット
- 犬への影響(ストレス):
人間には聞こえなくても、犬には超音波が聞こえている可能性があります。犬によっては、その音を不快に感じてストレスになったり、体調を崩したりすることがあるようです。以前、ペルソナ3の方のように、超音波装置を使ったら愛犬が怯えてしまったという話を聞いたこともあります。 - 効果の不確実性:
超音波の効果については、科学的な根拠が必ずしも十分とは言えないという意見もあります。また、イタチが音に慣れてしまうと、効果が薄れる可能性も指摘されています。 - 設置場所による効果の違い:
超音波は壁などの障害物があると届きにくくなるため、設置場所によっては効果が限定的になることがあります。
「薬剤を使わないから安全」と安易に考えるのは少し危険かもしれません。
もし超音波装置の使用を検討する場合は、設置後に愛犬の様子(怯えたり、食欲がなくなったりしていないか)を注意深く観察し、もし異変が見られたらすぐに使用を中止する勇気も必要だと思います。
市販忌避剤の成分比較
市販されているイタチ用忌避剤には、様々な成分が使われています。
天然成分を主としたものから、化学合成された成分を含むものまで多種多様です。
愛犬がいる環境で市販品を選ぶ際に、特に注意して見ていただきたいのは「成分表示」です。
「ペットに安全」「ペットがいるご家庭でも安心」といった表示がある製品を選ぶのはもちろんですが、それでも必ず成分を確認する習慣をつけましょう。
市販忌避剤選びのチェックポイント
- 「ペットセーフ」等の表示:
一つの目安にはなりますが、これだけで100%安全とは限りません。 - 主成分の確認:
天然成分(ハーブエキス、木酢液など)が主体か、化学合成物質(例:特定の香料、刺激物質など)が主体かを確認します。 - 避けるべき成分の例(可能性として):
ディート(DEET):虫よけ剤によく使われますが、犬への安全性については注意が必要です。
強い香料や刺激物:犬の嗅覚は非常に優れているため、人間には気にならない程度の香りでも、犬にとっては強いストレスになることがあります。
その他、犬への毒性が指摘されている化学物質:成分名を見てもよく分からない場合は、メーカーに問い合わせるか、使用を控えるのが賢明でしょう。 - 使用方法の確認:
屋内用か屋外用か、散布方法(スプレー、固形など)、効果の持続期間などを確認します。
正直なところ、市販の忌避剤の成分を一つ一つ完全に理解するのは難しいかもしれません。
だからこそ、「よく分からない成分が入っているものは避ける」「できるだけシンプルな成分構成のものを選ぶ」という姿勢が大切になってくると思います。
迷ったときは、かかりつけの獣医師さんに相談してみるのも良いかもしれませんね。
設置時の犬誤接触防止策
どんなに安全性の高い忌避剤やグッズを選んだとしても、設置方法を間違えると、思わぬ事故につながる可能性があります。
最後の砦は、やはり「物理的に愛犬を接触させない」工夫です。
これは忌避剤だけでなく、罠を設置する場合にも共通して言える、最も重要な原則ですね。
具体的な防止策としては、以下のようなものが考えられます。
- 高所への設置:犬の手(口)が絶対に届かない棚の上、梁の上などに設置します。
- 物理的な隔離
屋根裏や床下など、犬が普段立ち入らない、かつ施錠などで確実にアクセスを遮断できる場所に設置する。
庭に設置する場合は、忌避剤やグッズを置いた場所の周りを、犬が飛び越えたり、鼻先を入れたりできない高さ・網目の柵で囲う。 - 犬の行動範囲の制限:忌避剤を使用している期間は、犬がそのエリアに近づかないように、リードでつないでおく、あるいは別の部屋で過ごさせるなどの対策をとる。
- 容器の工夫:スプレータイプではなく、犬が開けられないような容器に入った固形タイプやジェルタイプを選ぶ。
- こまめな清掃:忌避剤がこぼれたり、風で飛散したりしないように注意し、もし汚れた場合はすぐに拭き取る。



これくらい大丈夫だろう
という油断が、一番怖いのです。
特に好奇心旺盛な子犬や、何でも口に入れてしまう癖のある子は、飼い主さんが想像もしないような行動をとることがあります。
設置する際は、



もし愛犬がここに近づいたらどうなるか?
を常に考え、考えられる限りの安全策を講じてください。
万が一、愛犬が忌避剤を舐めてしまったり、体に付着してしまったりした場合は、すぐに口をすすがせたり、体を洗い流したりし、様子がおかしい場合は速やかに獣医師の診察を受けましょう。
愛犬誤捕獲防止!安全なイタチ捕獲器選び


忌避剤や侵入経路の封鎖だけでは、なかなかイタチがいなくならない…。
そんな状況になると、



捕獲器(罠)を使うしかないのかも
と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、捕獲器はイタチを捕まえるための直接的な手段として効果が期待できる面もあります。
しかし、忘れてはならないのが、愛犬がいる環境での罠の使用は、非常に高いリスクを伴うということです。
私も、家庭菜園を荒らす害獣対策で罠の使用を考えたことがありますが、愛犬のことを思うと、どうしても慎重にならざるを得ませんでした。
もし捕獲器の使用を検討されるのであれば、愛犬の安全を確保するための知識と、細心の注意が絶対に必要になります。
ここでは、比較的安全とされる罠の種類選びから、設置、管理、そして捕獲後の注意点まで、愛犬の誤捕獲を最大限に防ぐためのポイントを具体的にお話ししていきますね。
箱罠選びの基準とメリット
まず、罠の種類選びですが、結論から言うと、もし使うのであれば「箱罠(はこわな)」タイプを選ぶのが、現時点では比較的リスクが低い選択肢と言えるでしょう。
先ほども触れましたが、トラバサミのような動物に深刻な怪我を負わせる可能性のある罠は、愛犬への危険性が高すぎるため絶対に避けるべきです。
粘着シートも同様ですね。
箱罠は、イタチが中に入ると入り口の扉が閉まる仕組みのものが一般的です。
この構造自体が、犬が誤ってかかってしまうリスクを、他のタイプの罠に比べて低減させるメリットがあります。
もちろん、ゼロリスクではありませんが、他の選択肢よりは安全性が高いと考えられます。
箱罠を選ぶ際の基準としては、以下のような点を考慮すると良いでしょう。
- サイズ:イタチは捕獲できるが、愛犬(特に小型犬)が入り込みにくい、適切なサイズの罠を選びましょう。
- 強度:イタチが中で暴れても壊れない、しっかりとした作りのものを選びます。
- トリガー(仕掛け)の感度:軽すぎると誤作動しやすく、重すぎるとイタチがかかりにくい場合があります。適切な感度のものを選びたいところですが、これは実際に使ってみないと分からない部分もありますね。
- 安全性への配慮:角が丸められているなど、万が一触れても怪我をしにくい構造になっていると、より安心感が増します。



罠って聞くと、やっぱり怖いですよね…
その気持ち、よく分かります。
だからこそ、もし使うのであれば、少しでもリスクの低い箱罠を選び、さらに設置場所や管理方法で安全性を高める工夫が不可欠になるのです。
犬が入れない設置場所事例
箱罠を選んだとしても、その設置場所が最も重要です。
繰り返しになりますが、愛犬が絶対に、物理的にアクセスできない場所に設置する。
これが鉄則中の鉄則と言えるでしょう。
犬は好奇心旺盛ですし、飼い主さんが思っている以上に行動範囲が広いこともあります。
「普段は行かない場所だから大丈夫」という思い込みは禁物ですよ。
具体的に、比較的安全と考えられる設置場所の例を挙げてみますね。
- 屋根裏:
点検口などに鍵をかけ、犬が絶対に入れないように管理できる場合。 - 床下:
こちらも、点検口を施錠するなどして、犬のアクセスを完全に遮断できる場合。 - 犬が届かない高さの安定した棚の上:
ただし、落下のリスクがないようにしっかりと固定する必要があります。 - 完全に隔離された納屋や物置:
犬が普段出入りせず、かつ扉を確実に閉めておける場所。
逆に、以下のような場所への設置は絶対に避けてください。
- 庭:
犬が自由に出入りする可能性のある場所はNGです。 - ベランダ・バルコニー:
犬が出る可能性のある場所は避けましょう。 - 犬の生活スペース(室内):
言うまでもありませんね。 - 玄関や勝手口付近:
人の出入りで扉が開いた隙に犬が出てしまう可能性も考慮しましょう。



どこなら本当に安全なの?って悩みますよね。
設置場所の選定は、ご自宅の構造や愛犬の行動パターンをよく考慮して、慎重に判断してください。
少しでも不安がある場所には、設置しないという判断も大切だと思います。
誤捕獲防止の囲い・固定方法
安全な場所に設置したとしても、さらに念には念を入れて、誤捕獲を防ぐための物理的な対策を講じることをおすすめします。
二重、三重の安全策で、万が一の事故の可能性を限りなくゼロに近づけたいですからね。
具体的な方法としては、以下のようなものが考えられます。
- 罠の周囲を囲う:
設置した箱罠の周りを、金網や丈夫な板などで一時的に囲い、犬が直接罠に触れられないようにします。囲いは、犬が鼻先を入れたり、前足を入れたりできない程度の網目や隙間のないものを選びましょう。 - 罠の固定:
箱罠が、何かの拍子に倒れたり、ずれたりしないように、重しを乗せたり、ワイヤーや紐などで柱などに固定したりします。特に、少し不安定な場所に設置する場合は必須の対策と言えるでしょう。
こうした一手間を加えることで、より安全性を高めることができます。
私も、もし罠を使うとしたら、必ずこうした追加の安全策を講じると思います。
面倒に感じるかもしれませんが、愛犬の安全には代えられませんからね。
捕獲後の処理と感染症予防
無事にイタチを捕獲できたとしても、それで終わりではありません。
捕獲後の処理も、安全かつ適切に行う必要があります。
まず、イタチは様々な病原菌や寄生虫を持っている可能性があることを忘れないでください。
サルモネラ菌やレプトスピラ症、回虫など、人や犬にも感染する可能性のあるものを持っている場合があります。
したがって、捕獲したイタチや罠、その周辺の清掃などを行う際は、以下の点に十分注意してください。
- 絶対に素手で触らない:
必ず厚手のゴム手袋などを着用しましょう。 - マスクの着用:
糞尿の粉塵などを吸い込まないように、マスクも着用することをおすすめします。 - 罠の消毒:
イタチを処理した後、罠は次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液(塩素系漂白剤を薄めたものなど)でしっかりと消毒しましょう。 - 周辺の清掃・消毒:
罠を設置していた場所の周辺も、同様に清掃・消毒を行います。
そして、捕獲したイタチの処分方法についてですが、これはお住まいの自治体のルールを必ず確認し、その指示に従ってください。
イタチは鳥獣保護管理法の対象「外」の動物ですが、だからといって自由に処分して良いわけではありません。
自治体によっては、捕獲に関する届け出が必要だったり、処分方法が定められていたりする場合があります。



どうすればいいか分からない…
という場合は、まずはお住まいの市区町村の役場(環境課や農林課など、担当部署は自治体によって異なります)に問い合わせてみましょう。
感染症のリスクや法的なルールを考えると、捕獲後の処理も決して油断できない工程なのです。
【業者依頼】愛犬を守る駆除業者の選び方





自分で対策するのは難しそう…



被害がひどくて、早く確実に解決したい!



やっぱりプロにお願いするのが安心かな
様々な理由から、イタチ駆除を専門業者に依頼することを検討される方も多いでしょう。
特に、屋根裏に巣を作られてしまった場合や、被害が広範囲に及んでいる場合は、専門的な知識と技術を持つ業者に依頼するのが、結果的に早くて確実な解決につながることも少なくありません。
しかし、ここで注意したいのが、「どの業者に頼むか」です。
残念ながら、害獣駆除業者の中には、知識や経験が不足していたり、高額な請求をしたりする悪質な業者が存在するのも事実…。
ましてや、大切な愛犬がいるご家庭となれば、安全性への配慮が欠けている業者に依頼してしまうのは、絶対に避けたいですよね。
プロに任せる安心感は確かにありますが、「丸投げ」は禁物です。
ここでは、愛犬の安全をしっかりと守ってくれる、信頼できるイタチ駆除業者を見極めるためのポイントを、具体的にお伝えしていきますね。
業者選定の3つの確認ポイント
数ある駆除業者の中から、本当に信頼できる一社を選ぶために、最低限確認しておきたいポイントが3つあります。
それは、「ペット(犬)への配慮」「実績と信頼性」「説明の丁寧さ」です。
- ペット(犬)への配慮が明確か?:
ウェブサイトやパンフレットに、「ペットがいるご家庭への配慮」や「安全な薬剤使用」などが明確に記載されているか確認しましょう。
問い合わせや見積もり時に、「犬を飼っている」ことを伝えた際、具体的な安全対策(使用薬剤、作業中の犬の待機場所など)について、明確な説明があるかどうかが重要です。曖昧な返答しかしない業者は要注意かもしれません。 - 実績と信頼性があるか?:
業者の設立年数や、イタチ駆除の実績(特にペットがいる家庭での施工事例)を確認しましょう。
必要な許認可(自治体による害虫駆除業の登録など)を得ているか、所属団体(日本ペストコントロール協会など)があるかも、信頼性を測る一つの目安になります。
インターネット上の口コミや評判も参考にしますが、情報源の信頼性には注意が必要です。 - 説明が丁寧で分かりやすいか?:
被害状況の調査(現地調査)を丁寧に行ってくれるか。
駆除方法、使用する薬剤や機材、作業工程、料金体系について、専門用語ばかりでなく、素人にも分かりやすく説明してくれるか。
こちらの質問に対して、誠実に、納得できるまで答えてくれるか。
リスクやデメリットについても、きちんと説明してくれるか。
私も、もし自宅のことで業者さんに依頼することがあれば、この3点は必ず厳しくチェックすると思います。
特に、ペットへの配慮については、口先だけでなく、具体的な行動や知識が伴っているかを見極めることが肝心ですね。
使用薬剤・工法安全性の見極め方
業者に依頼する上で、愛犬家として最も気になるのが、「どんな薬剤や方法で駆除するのか?」「それは本当に愛犬に安全なのか?」という点でしょう。
ここを曖昧にしたまま契約してしまうのは、絶対に避けるべきです。
見積もりや契約前の段階で、使用する薬剤や工法の安全性について、具体的に、そして徹底的に確認しましょう。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 使用薬剤の具体名と成分:
どんな薬剤を使用するのか、その名称と主成分を確認します。「企業秘密」などと言って開示を拒む業者は、信頼性に欠ける可能性があります。 - 薬剤の安全性データ:
可能であれば、使用薬剤の「安全性データシート(SDS: Safety Data Sheet)」などの提示を求めましょう。これには、人体や環境への影響、取り扱い上の注意などが記載されています。専門的な内容ですが、安全性への意識が高い業者であれば、こうした資料の提示や説明に対応してくれるはずです。 - 犬への影響:
使用する薬剤が、犬に対してどのような影響(毒性、アレルギー誘発性、ストレスなど)を与える可能性があるのか、具体的な説明を求めます。「大丈夫です」「安全です」という抽象的な言葉だけでなく、その根拠を確認することが重要です。 - 散布・設置方法:
薬剤をどのように散布するのか(噴霧、塗布、設置型など)、罠を使用する場合はどんな種類の罠をどこに設置するのか、具体的に確認します。愛犬が接触する可能性はないか、作業後の換気はどの程度必要かなども確認しましょう。 - 燻煙剤などの使用:
屋根裏などで燻煙剤(くんえんざい:煙で害虫・害獣を追い出す薬剤)を使用する場合、その煙が居住空間に漏れ出す可能性はないか、作業中や作業後の換気方法、愛犬への影響などを詳しく確認する必要があります。



専門的なことはよく分からないから…
と遠慮してしまう気持ちも分かります。
しかし、大切な愛犬の健康に関わることです。
分からないことは分からないと正直に伝え、納得できるまで説明を求める姿勢が大切ですよ。
誠実な業者であれば、専門知識がない依頼主に対しても、根気強く、分かりやすく説明してくれるはずです。
見積もり時の質問リスト
業者を選定し、いよいよ見積もりを取る段階になったら、具体的な質問をぶつけて、業者の対応や信頼性を最終確認しましょう。
口頭での説明だけでなく、見積書に記載される内容もしっかりと確認することが重要です。
以下に、見積もり時に確認・質問しておきたい項目のリストを挙げてみますね。
- ペット(犬)への安全対策について
- 「犬を飼っている」ことを改めて伝え、具体的な安全対策(作業中の隔離場所、注意点など)を確認する。
- 使用予定の薬剤・罠について、犬への安全性とその根拠を再度確認する。
- 作業内容について
- 具体的な駆除方法と作業工程(どこに、何を、どのように行うか)を確認する。
- 作業時間(どのくらいの時間がかかるか)の目安を確認する。
- 侵入経路の封鎖作業は含まれるか?含まれる場合、どのような材料で、どこまで行うか確認する。
- 清掃や消毒作業は含まれるか?含まれる場合、その範囲と内容を確認する。
- 料金について
- 見積もり金額の内訳(基本料金、薬剤費、作業費、出張費など)を明確にしてもらう。
- 追加料金が発生する可能性があるか?ある場合、どのようなケースで、いくらくらいかかるのか確認する。
- 支払い方法(現金、振込、カードなど)と支払いタイミングを確認する。
- 保証とアフターフォローについて
- 駆除後の保証期間はどのくらいか?
- 保証の対象となる条件(再発の定義など)は何か?
- 保証期間内に再発した場合、どのような対応(無料再施工など)をしてくれるのか?
- 保証対象外となるケース(免責事項)はあるか?
- その他
- 作業日時の希望は聞いてもらえるか?
- 作業前にこちらで準備しておくことはあるか?
- 担当者の連絡先、緊急時の連絡方法を確認する。
ぜひ参考にしてください。
たくさんの項目があって大変に感じるかもしれませんが、後で



こんなはずじゃなかった…
と後悔しないためにも、疑問点は遠慮なく質問し、一つ一つクリアにしていくことが大切ですよ。
見積書の内容と口頭での説明に食い違いがないかも、しっかりと確認しましょうね。
施工事例と保証内容の確認
最後に、業者の信頼性を裏付けるものとして、「施工事例」と「保証内容」の確認も忘れずに行いましょう。
施工事例は、その業者がどのような駆除作業を行ってきたのか、どの程度の経験と実績があるのかを知るための重要な手がかりとなります。
特に、自分と同じような状況(例:一戸建て、屋根裏被害、ペット飼育ありなど)での施工事例があれば、より参考になるでしょう。
ウェブサイトに掲載されている場合もありますし、直接問い合わせて資料を見せてもらうのも良い方法です。
写真付きの事例があれば、作業の質をイメージしやすくなりますね。
そして、もう一つ重要なのが保証内容です。
イタチは一度駆除しても、侵入経路が完全に塞がれていなかったり、別の個体が現れたりして、再発する可能性もゼロではありません。
万が一、再発した場合に備えて、どのような保証が付いているのかを、契約前に必ず書面で確認しましょう。
保証内容の確認ポイント
- 保証期間:
保証が適用される期間はどのくらいか(例:施工後1年間、3年間など)。 - 保証対象:
どのような場合に保証が適用されるのか(例:イタチの再侵入が確認された場合など)。 - 保証内容:
具体的にどのような対応をしてくれるのか(例:無料での再調査・再施工、薬剤の再散布など)。 - 免責事項:
保証が適用されないケース(例:依頼主側の管理不備、天災による新たな侵入経路の発生など)はあるか。
保証内容は業者によって大きく異なります。
「長期保証」をうたっていても、適用条件が非常に厳しかったり、保証内容が限定的だったりする場合もあります。
口約束だけでなく、必ず保証書などの書面で内容を確認し、不明な点は納得いくまで質問することが大切です。
しっかりとした保証が付いていることは、業者の技術力や自信の表れとも言えるかもしれませんね。
再発防止!犬も安心の侵入経路封鎖


イタチを家から追い出すことに成功したとしても、それで安心してしまうのはまだ早いかもしれません。
なぜなら、イタチが一度侵入したということは、家のどこかに彼らが入り込める「入り口」が存在する証拠だからです。
その入り口を塞がない限り、また別のイタチがやってきて、同じことの繰り返しになってしまう可能性が高いのですね…。
根本的な解決と、今後の再発を防ぐためには、この侵入経路を特定し、確実に封鎖することが何よりも重要になります。
もちろん、この作業も愛犬の安全を第一に考えて行う必要がありますよ。
私も家庭菜園の周りで、モグラやハクビシン対策として、侵入口らしき穴を塞ぐ作業を何度も経験しましたが、地道な作業こそが長期的な安心につながると実感しています。
ここでは、愛犬がいても安全に行える侵入経路の封鎖について、具体的な手順や素材選びのポイントを見ていきましょう。
通気口・隙間封鎖の手順
まずは、イタチが侵入経路として利用しやすい場所を、もう一度徹底的にチェックすることから始めます。
以前のステップでも触れましたが、特に注意したいのは以下のような箇所ですね。
- 屋根まわり(瓦の隙間、換気口など)
- 壁まわり(通気口、配管周り、ひび割れなど)
- 床下(基礎の通気口など)



こんな小さな隙間から?
と驚くような場所でも、イタチにとっては十分な入り口になり得ます。
疑わしい箇所が見つかったら、以下の基本的な手順で封鎖作業を進めましょう。
- 清掃:
封鎖する場所とその周辺の汚れやホコリをきれいに取り除きます。汚れが残っていると、接着剤やパテがうまく付かなかったり、金網がしっかり固定できなかったりしますからね。 - 採寸:
塞ぎたい穴や隙間の大きさを正確に測ります。メジャーなどを使って、縦横の長さをしっかりと測りましょう。 - 素材の準備・カット:
後述する金網やパンチングメタル、パテなど、塞ぐ場所に適した素材を準備します。金網やメタル板は、測ったサイズよりも少し大きめにカットするのがポイントです。 - 固定:
準備した素材を使って、隙間ができないように丁寧に穴や隙間を塞ぎます。金網やメタル板はビスや針金、屋外用の強力な接着剤などで固定し、小さな隙間はパテで埋めます。 - 最終確認:
固定後、手で軽く押してみてぐらつきがないか、隙間が完全に塞がっているかをしっかりと確認します。
特に、通気口を塞ぐ場合は、完全に塞いでしまうと換気ができなくなってしまうので注意が必要です。
必ず、空気は通すがイタチは通れない、網目の細かい金網などを使用してくださいね。
高所での作業や、慣れない工具を使う際は、くれぐれも怪我のないように、安全に十分配慮して行ってください。
金網・メタル素材の使い分け
侵入経路を塞ぐための素材として、私がよく使うのは「金網(ワイヤーメッシュ)」と「パンチングメタル(穴あき金属板)」です。
どちらも丈夫で、イタチが簡単にかじって破ることは難しいですし、犬が触れても比較的安全な素材と言えるでしょう。
ただ、それぞれに特徴があるので、塞ぐ場所によって使い分けるのがおすすめです。
【金網(ワイヤーメッシュ)】
- メリット:
加工が比較的しやすい、通気性を確保できる、安価で手に入りやすい。 - デメリット:
パンチングメタルに比べると強度はやや劣る、見た目が気になる場合がある。 - 適した場所:
床下や軒天の通気口など、通気性を保ちたい場所。比較的目立たない場所。 - 選び方のポイント:
網目が細かいもの(1cm角以下が目安)、ステンレス製など錆びにくい素材を選ぶ。
【パンチングメタル】
- メリット:
強度が高い、見た目がすっきりしている、耐久性が高い。 - デメリット:
金網に比べて価格が高い、カットなどの加工がやや難しい場合がある。 - 適した場所:
壁の隙間や換気扇ダクト周りなど、強度が必要な場所や、見た目をきれいに仕上げたい場所。 - 選び方のポイント:
穴の大きさがイタチが通れないサイズであること、ステンレス製など耐久性の高い素材を選ぶ。
どちらの素材を使うにしても、ステンレス製を選んでおくと、錆びにくく長持ちするので、長期的な視点で見ると良い選択だと思いますよ。
設置場所の状況や、ご自身の作業のしやすさ、予算などを考慮して、最適な素材を選んでみてくださいね。
パテ補修のDIY施工ポイント
金網やパンチングメタルでは塞ぎきれないような、壁の小さなひび割れや、配管周りのわずかな隙間。
こうした箇所には、「パテ」を使って補修するのが有効です。
パテにも色々な種類がありますが、屋外で使用する場合は、雨風に強く、耐久性のある「屋外用」や「耐候性」と表示されたものを選びましょう。
また、硬化後に愛犬が舐めてしまう可能性も考えて、安全性の高い成分のものを選ぶとより安心ですね。
DIYでパテ補修を行う際のポイントは以下の通りです。
- 下地処理:
補修する箇所の汚れやホコリ、古いパテなどをきれいに取り除き、よく乾燥させます。これが不十分だと、パテがうまく密着しません。 - パテの準備:
使用するパテの説明書をよく読み、必要であれば主剤と硬化剤を混ぜ合わせます。(1液タイプの場合は不要です) - 充填:
ヘラなどを使って、隙間やひび割れの奥までパテをしっかりと押し込むように充填します。一度に厚塗りしすぎず、必要であれば数回に分けて重ね塗りしましょう。 - 表面仕上げ:
充填後、ヘラで表面を平らにならします。水で濡らしたヘラを使うときれいに仕上がりやすいですよ。 - 硬化・乾燥:
パテが完全に硬化するまで、触ったり水がかかったりしないように注意します。硬化時間は製品によって異なるので、説明書を確認してください。



パテ作業って、なんだか難しそう…
と感じるかもしれませんが、焦らず丁寧にやれば大丈夫です。
最初は小さな範囲で試してみて、コツを掴んでから本格的に作業するのも良いかもしれませんね。
ここでも、作業中は愛犬が近づかないように、安全な場所にいてもらうことを忘れずに。
定期点検とメンテナンス方法
侵入経路をしっかりと塞いでも、それで終わりではありません。
家は年月とともに劣化しますし、台風や地震などの自然災害で、新たな隙間ができてしまうこともあります。
封鎖した箇所が緩んだり、破損したりする可能性も考えられますよね。
だからこそ、イタチの再発を確実に防ぐためには、定期的な点検と、必要に応じたメンテナンスが欠かせないのです。
これは、家の維持管理という点でも大切なことですね。
点検のポイントと頻度
- 頻度:
最低でも年に1〜2回は点検することをおすすめします。特に、イタチの活動が活発になる春や秋の前、そして台風や大雨、地震の後などは、重点的にチェックすると良いでしょう。 - チェックポイント:
以前に封鎖した箇所(金網、メタル板、パテなど)に、緩み、破損、隙間がないか?
壁、屋根、基礎などに新たなひび割れや隙間ができていないか?
通気口の金網などが劣化したり、外れたりしていないか?
家の周りに、イタチの糞や足跡などの痕跡がないか?
もし点検で問題が見つかった場合は、早めに補修を行いましょう。
緩んだビスを締め直したり、小さなひび割れにパテを再度充填したりといった、簡単なメンテナンスで済む場合も多いはずです。



面倒だな…
と感じるかもしれませんが、この地道な点検とメンテナンスの積み重ねが、イタチの再侵入を防ぎ、愛犬と安心して暮らせる環境を維持するための、一番確実な方法だと私は思います。
家庭菜園の手入れと同じで、日々のちょっとした観察と手入れが、後々の大きな問題を防いでくれるんですよね。
緊急対応!愛犬の応急処置と駆除作業注意点


ここまで、愛犬の安全を守りながらイタチ対策を進める方法について、様々な角度からお話ししてきました。
侵入経路の封鎖、安全な忌避剤の選択、罠を使う場合の注意点、信頼できる業者の選び方…。
できる限りの対策を講じることが、もちろん何よりも大切です。
しかし、どんなに注意していても、「もしも」の事態が絶対に起こらないとは言い切れません。
万が一、駆除作業中に愛犬が危険なものに触れてしまったら?
あるいは、予期せぬ事故が起きてしまったら?
そんな緊急時に、飼い主さんが冷静に、そして適切に対応できるかどうかは、愛犬の命や健康を左右する可能性すらあります。
ここでは、駆除作業を行う上での最終的な注意点と、万が一の事態に備えるための応急処置の知識について、しっかりと確認しておきましょう。
備えあれば憂いなし、ですからね。
作業中の犬隔離と安全確保
これは、DIYで対策を行う場合でも、業者に依頼する場合でも、絶対に守っていただきたい大原則です。
イタチの駆除作業を行っている間は、愛犬を必ず安全な場所に隔離してください。
作業中は、普段と違う物音や人の出入りがあり、愛犬が興奮したり、逆に怯えたりしてしまう可能性があります。
それだけでなく、
- 作業のために持ち込んだ資材や道具(薬剤、罠、工具など)に誤って触れてしまう危険
- 作業員(業者依頼の場合)に慣れずに吠えかかったり、逆に作業員が誤って犬を踏んでしまったりする事故の危険
- 開け放たれたドアや窓から、犬が外に飛び出してしまう危険
など、様々なリスクが考えられます。



うちの子はおとなしいから大丈夫



ちょっと目を離すだけだから平気だよね
こうした油断が、取り返しのつかない事故につながることもあるのです。
具体的な隔離方法としては、
- クレートやケージに入れる:普段から慣れている場所であれば、落ち着いて過ごせるかもしれません。
- 別の部屋に完全に隔離する:作業場所から最も遠い部屋などで、ドアを確実に閉めておきましょう。
- 信頼できる人に預ける:家族や友人、あるいはペットホテルなどに一時的に預かってもらうのも確実な方法です。
などが考えられます。
隔離している間も、水やトイレの心配がないように配慮し、可能であれば時々様子を見て、安心できるおもちゃを与えたり、優しく声をかけたりしてあげると、愛犬のストレスも少し和らぐかもしれませんね。
作業エリアには絶対に犬を近づけないこと。
これを徹底してください。
作業後の換気・清掃手順
無事に駆除作業が終わった後も、すぐに愛犬を元の場所に戻すのは待ってください。
特に、忌避剤や燻煙剤などの薬剤を使用した場合は、作業後の十分な換気と清掃が非常に重要になります。
目に見えない薬剤の成分や、空気中に漂う粉塵などが残っている可能性があるからです。
これらを愛犬が吸い込んだり、床に残ったものを舐めてしまったりするのを防ぐ必要があります。
作業後の手順としては、
- 十分な換気:
まず、作業を行った部屋やエリアの窓を全て開け、しっかりと換気を行います。理想的なのは、空気の入口と出口ができるように、2方向以上の窓を開けることです。換気時間は、使用した薬剤の種類や量、天候などにもよりますが、最低でも数時間、できれば半日~1日程度は確保したいところです。業者に依頼した場合は、推奨される換気時間を確認しましょう。 - 丁寧な清掃:
換気と並行して、作業エリアの清掃を行います。床や壁、家具などに薬剤が付着している可能性があるので、掃除機をかけた後、水拭きをします。必要に応じて、ペットにも安全な中性洗剤などを使って拭き上げると、より安心でしょう。薬剤がこぼれた箇所などは、特に念入りに清掃してください。 - 愛犬を戻す前の最終確認:
換気と清掃が完了し、薬剤の臭いなどが感じられなくなってから、愛犬を部屋に戻しましょう。



もう大丈夫かな?
と少しでも不安が残る場合は、念のため、さらに換気時間を長く取ったり、もう一度清掃したりすることをおすすめします。
ここでも、安全を最優先する姿勢が大切ですね。
犬接触時の初期対応と症状観察
考えたくないことですが、万が一、愛犬が毒餌や薬剤を舐めてしまったり、罠にかかってしまったりした場合の初期対応を知っておくことも重要です。
パニックにならず、冷静に行動することが、愛犬を救うための第一歩となります。
【毒餌・薬剤を誤飲・接触した場合】
- 口の中を確認し、すすぐ:
可能であれば、口の中に残っているものを掻き出し、水で口の中をすすがせます。ただし、無理強いはしないでください。 - 付着した部分を洗い流す:
体に薬剤が付着した場合は、すぐに大量の水と、刺激の少ないペット用シャンプーなどで洗い流します。 - 原因物質の特定と保管:
何を、いつ、どのくらいの量を摂取または接触した可能性があるかを確認し、記録します。可能であれば、原因となった薬剤のパッケージなどを保管しておきましょう。これが後の診断と治療に非常に役立ちます。 - 無理に吐かせない:
自己判断で無理に吐かせるのは危険な場合があります。特に、何を摂取したか不明な場合や、意識がない場合は絶対に行わないでください。 - 症状の観察:
以下の様な症状が出ていないか、注意深く観察し、時系列で記録します。
- 嘔吐、下痢(血便含む)
- よだれが大量に出る
- 元気がない、ぐったりしている
- 震え、けいれん
- 呼吸が速い、苦しそう
- ふらつき、歩行異常
- 歯茎や舌の色が白っぽい、または青紫色(チアノーゼ)
- 出血(鼻血、血尿など)
【罠にかかってしまった場合】
- 落ち着かせる:
まず、飼い主さんが落ち着き、愛犬を安心させるように優しく声をかけます。 - 無理に外そうとしない:
罠の種類や挟まり方によっては、無理に外そうとすると、かえって怪我を悪化させる可能性があります。 - 出血の確認と止血:
出血がある場合は、清潔なガーゼやタオルなどで、傷口を強く圧迫して止血します。 - 罠ごと動物病院へ:
可能であれば、罠を体から外さずに、そのままの状態で慎重に動物病院へ連れて行くのが最善の場合が多いです。事前に病院に連絡し、状況を伝えて指示を仰ぎましょう。 - 症状の観察:
痛み、腫れ、出血、歩行異常などがないか観察します。
緊急時には、どうしても慌ててしまいがちですが、「まず落ち着くこと」「原因を特定すること」「症状を観察すること」を意識してください。
獣医連絡のタイミングと情報伝達
愛犬の様子に少しでも異変を感じたり、毒餌や薬剤への接触、罠による事故が疑われたりする場合は、迷わず、そしてすぐに動物病院に連絡し、指示を仰ぎましょう。



少し様子を見よう
という判断が、手遅れにつながる可能性もあります。
特に、中毒症状は急速に進行することがあるため、早期の診断と治療が非常に重要になります。
動物病院に連絡する際、そして受診する際には、以下の情報をできるだけ正確に伝えることが、適切な診断と治療のために不可欠です。
伝えるべき情報
- 飼い主と犬の情報:
飼い主の名前、連絡先、犬の名前、犬種、年齢、体重、持病やアレルギーの有無など。 - 状況の説明:
いつ、どこで、何が起こったのか(例:「〇時頃、庭に置いてあった〇〇(薬剤名)を舐めてしまった可能性がある」)。 - 原因物質の情報:
摂取または接触した可能性のある薬剤の名前や成分、量。可能であれば、そのパッケージや現物を持参する。罠の場合は、その種類や形状。 - 現在の症状:
観察した症状を具体的に、時系列で伝える(例:「〇時頃から嘔吐が始まり、〇時現在ぐったりしている」)。 - 行った応急処置:
口をすすがせた、体を洗ったなど、自宅で行った処置の内容を伝える。
かかりつけの動物病院の連絡先はもちろん、夜間や休日に対応してくれる救急動物病院の連絡先も、普段から調べてリストアップしておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。



うちの子に限って
と思わず、万が一の事態への備えをしておくこと。
これも、愛犬家の責任の一つだと私は考えています。
【FAQ】イタチ駆除と犬安全に関する質問


さて、ここまで愛犬の安全を守りながらイタチ対策を行うための様々な情報をお伝えしてきました。
危険な方法、DIYでの安全なステップ、忌避剤や罠の選び方、業者選びのポイント、再発防止策、そして緊急時の対応…。



かなり盛りだくさんな内容でしたね。
それでも、



まだここがよく分からない



こういう場合はどうすれば?
といった疑問が残っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで最後に、このテーマに関して特に多く寄せられる質問とその回答を、Q&A形式でまとめてみました。
皆さんの疑問や不安を解消する一助となれば幸いです。
Q1. 犬も安心のおすすめ忌避剤は?
A1. まず大前提として、「どんな犬にも100%安全で、かつ確実にイタチを追い払える」という夢のような忌避剤は、残念ながら存在しないと考えた方が良いでしょう。
その上で、比較的リスクが低いと考えられる選択肢としては、やはりハッカ油、木酢液・竹酢液、ニンニク、唐辛子といった天然由来の成分を利用したものが挙げられます。
ただし、これらも使い方を誤れば犬に影響が出る可能性はあります。
重要なのは、以下の2点です。
- 設置場所の徹底:
必ず、愛犬が直接舐めたり、吸引したりできない場所(犬の手の届かない高所、施錠された屋根裏・床下など)に設置してください。 - 少量からの試用と観察:
初めて使う場合は、まず少量で試し、愛犬の近くで反応(嫌がる、くしゃみをする、皮膚を痒がるなど)がないかを確認することをおすすめします。
市販の忌避剤を選ぶ場合は、「ペットセーフ」「犬・猫に配慮」といった表示があるかを確認し、必ず成分表示をよく見て、不明な成分や心配な成分が含まれていないかチェックしましょう。
迷った場合は、自己判断せず、かかりつけの獣医師さんに相談するのが一番確実かもしれませんね。
Q2. 安全な捕獲器の設置場所は?
A2. 捕獲器(罠)の使用は、愛犬へのリスクが伴うため、基本的には最終手段と考え、慎重に判断すべきです。
もし設置するのであれば、愛犬が物理的に絶対にアクセスできない場所に限定することが絶対条件となります。
具体的には、以下のような場所が考えられます。
- 施錠できる屋根裏や床下:
点検口などに鍵をかけ、犬が入り込めないことを確実に確認できる場所。 - 犬の手が絶対に届かない高さの安定した場所:
落下しないように、しっかりと固定することも忘れずに。 - 犬が普段立ち入らない、完全に隔離された空間:
例えば、常に施錠されている物置など。
庭やベランダ、犬が自由に出入りする可能性のある室内などは、絶対に避けてください。
また、罠の種類は、比較的リスクの低い「箱罠」タイプを選び、設置場所の周りをさらに囲うなどの二重の安全対策を講じることを強く推奨します。
Q3. 業者依頼時の必須安全対策は?
A3. イタチ駆除を専門業者に依頼する場合、愛犬の安全を守るために、飼い主さんが主体的に確認し、対策を講じることが不可欠です。
業者任せにせず、以下の点は必ず実行・確認してください。
- 「犬がいる」ことを明確に伝える:
最初の問い合わせの段階から、必ず伝えましょう。 - 使用薬剤・工法の安全性を徹底確認:
どんな薬剤や罠を、どのように使うのか、犬への影響(毒性、ストレスなど)とその根拠について、具体的に説明を求め、納得できるまで確認します。必要であれば、安全性データシート(SDS)の提示も求めましょう。 - 作業中・作業後の安全確保策を確認:
作業中はどこに犬を隔離すれば安全か、作業後の換気はどの程度必要か、清掃はどうすればよいかなど、具体的な指示を確認します。 - ペットがいる家庭での施工実績を確認:
可能であれば、同様のケースでの実績があるか確認しましょう。 - 契約内容を書面で確認:
見積もり内容、作業内容、保証内容などを必ず書面で確認し、口約束だけにしないこと。
これらの確認を怠ると、思わぬトラブルや事故につながる可能性があります。
面倒でも、一つ一つ丁寧に確認することが、愛犬を守ることに繋がりますよ。
Q4. 糞尿処理で犬へのリスク回避方法は?
A4. イタチの糞尿には、サルモネラ菌、レプトスピラ症、回虫など、人や犬に感染する可能性のある病原菌や寄生虫が含まれているリスクがあります。
そのため、処理には十分な注意が必要です。
愛犬へのリスクを回避するためのポイントは以下の通りです。
- 発見したらすぐに犬を遠ざける:
犬が糞尿を舐めたり、臭いを嗅いだり、乾燥した粉塵を吸い込んだりしないように、すぐにその場所から離れさせましょう。 - 処理時の完全防備:
処理を行う際は、必ず使い捨てのゴム手袋とマスクを着用してください。素手で触るのは絶対に避けましょう。 - 適切な除去と消毒:
糞尿をペーパータオルなどで取り除いた後、その場所を次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液(市販の塩素系漂白剤を薄めたものなど)で徹底的に拭き、消毒します。アルコール消毒では効果が不十分な場合があります。 - 十分な換気:
消毒作業中および作業後は、窓を開けるなどして十分に換気を行ってください。 - 使用した道具の適切な処分:
糞尿の処理に使用したペーパータオルや手袋などは、ビニール袋に入れてしっかりと口を縛り、他のゴミと分けて処分しましょう。
糞尿の処理は、衛生管理上非常に重要です。
愛犬だけでなく、ご自身の健康を守るためにも、正しい手順で慎重に行ってくださいね。
Q5. 再発防止の定期対策は何?
A5. イタチの駆除や侵入経路の封鎖が完了した後も、再発を防ぐためには継続的な対策が大切です。



もう大丈夫だよね
と油断せず、イタチが住み着きにくい環境を維持することを心がけましょう。
定期的に行いたい再発防止策としては、以下のようなものが挙げられます。
- 侵入経路の定期点検と補修:
年に1〜2回、特に悪天候の後などに、以前封鎖した箇所や家の周りに新たな隙間ができていないかチェックし、必要であれば補修します。 - 家の周りの整理整頓:
庭の草むら、使っていない植木鉢、廃材などを放置せず、イタチの隠れ家になりそうな場所をなくしましょう。 - 餌となるものをなくす:
生ゴミは蓋付きのゴミ箱に入れ、収集日を守って出す。ペットフードを屋外に置きっぱなしにしない。庭木の果実なども放置しないようにしましょう。 - 忌避剤の定期的な使用(必要な場合):
イタチが寄り付きやすい場所に、定期的に安全な忌避剤を設置するのも一つの方法です。ただし、設置場所は愛犬が絶対に触れない場所に限定してください。
これらの対策をコツコツと続けることが、イタチの再来を防ぎ、愛犬と安心して暮らせる環境を守ることに繋がります。
大変かもしれませんが、日々のちょっとした心がけが大切ですね。
まとめ:愛犬を守るイタチ対策、安全な方法で解決できますよ




今回は、大切な愛犬と暮らす中でイタチ被害にお悩みの方に向けて、
- 愛犬にとって絶対に避けるべき危険な駆除方法
- 自分でできる愛犬優先の安全な対策ステップ
- 犬に優しい忌避剤や安全グッズの選び方のポイント
- 愛犬の安全を託せる信頼できる駆除業者の見極め方
- イタチの再侵入を防ぐための確実な対策と継続的な点検
上記について、私自身の経験も交えながらお話してきました。
イタチ駆除で最も大切なのは、何よりも愛犬の安全を最優先することです。
ご自身でできる安全な対策と、信頼できる業者選びのコツ、この2つの知識があれば、きっと道は開けますよ。
正しい知識で、一つ一つ慎重に対策を進めていけば、イタチの不安から解放され、愛犬と心穏やかに過ごせる毎日を取り戻せるはずです。
大切な家族である愛犬を守りながらのイタチ対策、決して諦めないでくださいね。
この記事でご紹介した情報が、あなたの不安を少しでも和らげ、具体的な一歩を踏み出すためのお手伝いができれば、私も本当に嬉しいです。

