ダンゴムシの被害に悩んで、手元のオルトランで何とかしたいと考えている方なら、
はちみちゃんオルトランを撒けばダンゴムシも退治できるのかな…



撒いてみたけど全然減らない、本当に効いてるの?
こんな不安を抱えているかもしれませんね。
実は、オルトランだけでダンゴムシを駆除するのは難しいのですが、植物を守る「守り」の役割としては効果が期待できます。
大切なのは、オルトランに加えてダンゴムシ専用のベイト剤を併用する「二段構え」の対策です。
この組み合わせに環境改善をプラスすれば、被害を食い止めるだけでなく再発防止にもつながるでしょう。
- オルトランの効果と限界をわかりやすく解説
- ダンゴムシ駆除に効くおすすめ薬剤の選び方
- オルトランとベイト剤を併用する二段構えの具体的な手順
上記について、家庭菜園での害虫駆除歴10年の私が、実践経験を交えながら解説しています。
大切に育てた植物を守るために、今日からできる対策を一緒に始めていきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
オルトランはダンゴムシに効く?効果と限界を解説


結論から言うと、オルトランだけでダンゴムシを駆除するのは難しいです。



手元にあるオルトランで何とかならないかな…
と期待される方は多いのではないでしょうか。
実は、オルトランにはダンゴムシに効きにくい明確な理由があります。
ただし、植物を守る予防策としてなら一定の効果が期待できるので、完全に無駄というわけではありません。
私自身も家庭菜園でオルトランを長年使ってきましたが、ダンゴムシ対策としては別の薬剤と組み合わせるのがポイントだと実感しています。
まずは、オルトランの仕組みとダンゴムシに効きにくい理由を見ていきましょう。
オルトランの仕組みとダンゴムシに効きにくい理由
オルトランがダンゴムシに効きにくい最大の原因は、その作用の仕組みにあります。



オルトランは「浸透移行性殺虫剤」と呼ばれるタイプの薬剤です。
簡単に言うと、根から吸収された有効成分が植物全体に行き渡り、その植物の葉や汁を食べた害虫を退治する仕組みになっています。
アブラムシやアオムシなど、植物そのものを食べる害虫には非常に効果的でしょう。
しかし、ダンゴムシの主なエサは枯れ葉や腐った有機物です。
つまり、オルトランの成分が行き渡った「生きた植物」をあまり食べないため、十分な殺虫成分を摂取しません。
これが「オルトランを撒いたのにダンゴムシが減らない」と感じる原因なのです。
オルトランの袋の裏面に記載されている適用害虫の一覧を確認すると、ダンゴムシの名前が見当たらないことに気づくかもしれません。
これは、メーカー側もダンゴムシへの駆除効果を保証していないことを意味しています。
「万能の殺虫剤」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、オルトランは適用害虫が限定されている製品だと理解しておきましょう。
新芽を守る予防策としてなら効果が期待できる
ダンゴムシの直接的な駆除には不向きなオルトランですが、植物を守る目的では一定の効果が期待できます。
ダンゴムシは普段こそ枯れ葉を好んで食べますが、大量発生すると新芽や若葉をかじることがあります。
このとき、オルトランの成分が浸透した新芽をダンゴムシが食害すれば、殺虫効果を発揮する可能性があるのです。
つまり、オルトランの役割は「ダンゴムシを退治する攻めの薬」ではなく、「大切な苗を食害から守る防御の薬」と考えるのがよいでしょう。
私の家庭菜園でも、苗の植え付け直後にオルトラン粒剤を株元にまいておくことで、新芽への被害を抑えられた経験があります。



ただし、これだけではダンゴムシの数そのものは減りません。
庭や花壇のダンゴムシをしっかり駆除したい場合は、ダンゴムシ専用の駆除剤を別途用意する必要があります。
次のセクションでは、ダンゴムシ駆除に効果的な専用薬剤の種類と選び方をご紹介していきましょう。
ダンゴムシ駆除に効くおすすめ薬剤と選び方


ダンゴムシを確実に駆除するなら、ダンゴムシ専用の駆除剤を使うのが近道です。
駆除剤には大きく分けて「ベイト剤」「粉剤」「スプレー」の3タイプがあり、それぞれ効果の出方や使い方が異なります。
ご自身の庭の状況や被害の程度に合わせて選んでみてください。
ベイト剤:エサで誘引して駆除する定番タイプ
ダンゴムシ駆除の定番といえるのが、ベイト剤です。
ベイト剤は、ダンゴムシが好むエサに殺虫成分を混ぜた薬剤で、ダンゴムシが自ら食べに来て駆除される仕組みになっています。
代表的な製品としては「デナポン5%ベイト」や「ハイパーお庭の虫コロリ」などがあります。
使い方はとても簡単で、ダンゴムシが集まりやすい場所や通り道にパラパラとまくだけ。
虫に直接触れる必要がないので、虫が苦手な方にもおすすめできるタイプでしょう。



効果は即日ではなく、数日かけてじわじわと効いてくるのが特徴です。
鉢の周囲やプランターの下、石やレンガのそばなど、ダンゴムシが潜んでいそうな場所に重点的にまくと効果的といえます。
私自身の経験でも、ベイト剤をまいた翌朝から周囲のダンゴムシが目に見えて減り始めました。
粉剤:家の周囲にまいて侵入を防ぐバリアタイプ
粉剤は、家や花壇の周囲にまいてダンゴムシの侵入を防ぐバリアとして機能する薬剤です。
帯状に粉をまくことで、その上を通ったダンゴムシに殺虫成分が付着し、駆除する仕組みになっています。
玄関まわりや勝手口、花壇の縁など、ダンゴムシの侵入経路が特定できている場合に威力を発揮するでしょう。



家の中にまでダンゴムシが入ってくる…
とお困りの方には、特に心強い対策です。
ただし、雨に弱いという弱点があります。
梅雨時期など雨が続く季節には、雨が上がったタイミングでまき直す必要がある点は覚えておきましょう。
持続期間の目安は1〜2週間程度ですが、天候によって変わるため、こまめに状態を確認すると安心です。
スプレー:見つけたその場で駆除する即効タイプ
スプレータイプは、ダンゴムシを見つけたその場で直接吹きかけて駆除できる即効性が最大の魅力です。



今すぐこの虫をなんとかしたい!
という緊急時に頼りになります。
プランターの裏や石の下にダンゴムシが固まっているのを発見したときなどに、ピンポイントで対処できるのが強みでしょう。
一方で、スプレーが届く範囲にしか効果がないため、広範囲の駆除には不向きといえます。
また、持続的な効果は期待しにくく、あくまで「応急処置」としての使い方が基本です。
3つのタイプの特徴をまとめると次のとおりです。
| タイプ | 代表製品例 | 効果の出方 | 持続期間 | 適した場面 |
|---|---|---|---|---|
| ベイト剤 | デナポン5%ベイト | 数日でじわじわ効く | 1〜2週間程度 | 広範囲の駆除 |
| 粉剤 | 各社不快害虫用粉剤 | 通過した虫に効く | 1〜2週間(雨で短縮) | 侵入経路の遮断 |
| スプレー | 各社不快害虫用スプレー | 即効で倒す | 一時的 | 発見時の応急処置 |
迷った場合は、まずベイト剤から試すのがおすすめです。
広範囲に効果が出やすく、まくだけという手軽さが園芸初心者の方にも扱いやすいでしょう。
オルトランとベイト剤の併用で二段構えの害虫対策


ダンゴムシ対策で最も効果を実感しやすいのが、オルトランとベイト剤を組み合わせた「二段構え」の方法です。
オルトランで植物を守りながら、ベイト剤でダンゴムシの数を直接減らす。
この「守り」と「攻め」を同時に行うことで、被害を素早く食い止めることが期待できます。
株元にオルトランをまいて植物を守る「守り」の手順
まずは「守り」の対策として、大切な苗の株元にオルトラン粒剤をまきましょう。



手順はシンプルです。
- オルトラン粒剤のラベルに記載された規定量を確認する
- 苗や植物の株元の土の上に、規定量を均一にまく
- 軽く水をやって土になじませる
オルトランの成分は根から吸収され、2〜3週間かけて植物全体に行き渡ります。
この期間中は、ダンゴムシが新芽をかじっても殺虫効果が働くため、食害の被害を抑えられるでしょう。
ここで大切なのは、必ずラベルの規定量を守ることです。
「多めにまけば効果が高まるのでは」と考える方もいるかもしれませんが、規定量を超えた使用は植物への薬害を引き起こす原因になります。
特に家庭菜園で野菜を育てている場合は、収穫前の使用制限日数もしっかり確認しておきましょう。
通り道にベイト剤をまいてダンゴムシを減らす「攻め」の手順
次に「攻め」の対策として、ダンゴムシの通り道や隠れ場所にベイト剤をまきます。
効果的なまき方のポイントは、ダンゴムシが集まりやすい場所を狙うことです。
- 鉢やプランターの周囲
鉢底やプランターの下はダンゴムシの定番の隠れ場所です。周囲にベイト剤をまいておくと効率よく誘引できます。 - 石やレンガのそば
湿った石の裏はダンゴムシにとって快適な住処になっています。石の周辺にまくのが効果的でしょう。 - 花壇の縁や壁際
ダンゴムシは壁や縁に沿って移動する習性があるため、こうした場所に帯状にまくと捕捉率が高まります。
ベイト剤はまいてから数日で効果が現れ始めるのが一般的です。
1〜2週間を目安に様子を見ながら、必要に応じてまき直してみてください。
私の経験では、オルトランとベイト剤を同時に使い始めてから1週間ほどで、目に見えてダンゴムシの数が減り、新芽の食害も止まったことがあります。
併用時に注意したい薬剤の使い方と安全対策
オルトランとベイト剤の併用は基本的に問題ありませんが、安全に使うためにいくつか注意点があります。
最も大切なのは、それぞれの薬剤の目的と場所を分けて使うことです。
- オルトランは株元に
植物保護が目的なので、苗や植物の根元の土にまきます。 - ベイト剤は通り道に
ダンゴムシ駆除が目的なので、鉢の周囲や隠れ場所付近にまきます。



同じ場所に両方の薬剤を重ねてまく必要はありません。
また、お子さんやペットがいるご家庭では、薬剤の取り扱いに十分ご注意ください。
ベイト剤は粒状のエサのような見た目をしているため、小さなお子さんや愛犬が口にしてしまうリスクがあります。
容器付きの置き型タイプを選ぶと、薬剤に直接触れにくい構造になっているので比較的安心です。
いずれの薬剤も、必ずラベルの注意事項を読んでから使用することを心がけましょう。
薬剤だけに頼らない環境改善で再発を防ぐコツ


薬剤での駆除と並行して取り組みたいのが、ダンゴムシが住みにくい環境づくりです。
いくら薬剤で駆除しても、ダンゴムシが好む環境がそのままでは再発を繰り返してしまいます。
ちょっとした手間で再発リスクをぐっと減らせるので、ぜひ試してみてください。
落ち葉や枯れ草を掃除して隠れ場所をなくす
ダンゴムシの再発防止でまず取り組みたいのが、落ち葉や枯れ草の掃除です。
ダンゴムシにとって、湿った落ち葉や枯れ草はエサと住処を兼ねた絶好の環境になっています。



花壇の周囲や鉢の裏側に落ち葉が溜まっていませんか。
これらをこまめに取り除くだけで、ダンゴムシのエサと隠れ場所を同時に減らすことができます。
特に梅雨時期や秋は落ち葉が増えやすいため、週に1回程度の掃除を習慣にするとよいでしょう。
園芸研究家の成松次郎氏からも「まずは環境を整えることが害虫対策の基本」と教わりました。
薬剤に頼る前に、足元の掃除から始めてみるのがおすすめです。
鉢を台に乗せて風通しと水はけを改善する
鉢やプランターを地面に直接置いている場合は、台やレンガの上に乗せてみましょう。
鉢底と地面の間に空間を作るだけで、風通しが改善され、湿気がこもりにくくなります。



ダンゴムシは湿った暗い場所を好む生き物です。
鉢底が常に湿っている状態は、ダンゴムシにとってまさに快適な住処といえるでしょう。
台に乗せることで鉢底が乾燥しやすくなり、ダンゴムシが寄り付きにくくなる効果が期待できます。
ホームセンターで販売されているポットフィート(鉢台)を使うと手軽に実践できるのでおすすめです。
レンガや木片で代用しても十分な効果が得られるでしょう。
土を定期的に耕して湿気を飛ばす
花壇や菜園の土を定期的に耕すことも、ダンゴムシ対策として有効な方法です。
土の表面が固まって水はけが悪くなると、湿気が溜まりやすくなり、ダンゴムシが好む環境が出来上がってしまいます。
軽くスコップで表面を起こすだけで、土の中に空気が入り、余分な湿気を逃がすことができるでしょう。



頻度の目安は、2週間に1回程度で十分です。
耕す際にダンゴムシの卵や幼虫を見つけることもありますが、日光にさらすことで自然と減っていきます。
薬剤、環境改善、どちらか一方ではなく、両方を組み合わせることで長期的にダンゴムシの被害を防げるようになるはずです。
【FAQ】ダンゴムシ駆除とオルトランのよくある質問


ダンゴムシ駆除やオルトランの使い方について、よく寄せられる疑問にお答えしていきます。
まとめ:二段構えの対策で大切な植物を守ろう


- オルトランのダンゴムシへの効果と限界
- ダンゴムシ駆除に効くおすすめ薬剤の選び方
- オルトランとベイト剤を併用する二段構えの対策法
- 薬剤だけに頼らない環境改善で再発を防ぐコツ
上記について、家庭菜園での害虫駆除の経験を交えながらお話ししてきました。
オルトランだけではダンゴムシの駆除は難しいものの、植物を守る「守り」のオルトランと、ダンゴムシを直接減らす「攻め」のベイト剤を組み合わせることで、効果的な対策が可能です。
この二段構えに加えて、落ち葉の掃除や風通しの改善といった環境づくりを続ければ、ダンゴムシの再発を防ぎながら大切な植物を元気に育てていけるでしょう。
ぜひ今日からできることを一つずつ試してみてください。
この記事が、あなたの庭や菜園を守るお手伝いになれば幸いです。

