愛犬のフード選びで迷っている飼い主さんなら、
あかねちゃんグレインフリーとグルテンフリー、結局どっちを選べばいいの?



愛犬の涙やけや皮膚トラブルを食事で改善したいけど、何が原因かわからない…
このような疑問や不安を抱えているかもしれませんね。
結論から言うと、グレインフリーとグルテンフリーは除去する範囲が異なり、どちらが優れているという正解はありません。
大切なのは、流行やイメージに流されるのではなく、愛犬の体質やアレルギーの有無に合わせて選ぶことです。
正しい知識を持って成分を選べば、愛犬の涙やけや皮膚トラブルの改善も期待できるでしょう。
- グレインフリーとグルテンフリーの明確な違い
- 愛犬の体質に合わせたフードの選び方
- グレインフリーフードのリスクと注意点
上記について、愛犬と暮らす筆者の経験を交えながら解説しています。



愛犬からのサインを見逃さず、その子にとって最適な一皿を見つけてあげてくださいね。
ぜひ参考にして、愛犬との健やかな暮らしを守っていきましょう。
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グレインフリーとグルテンフリーの違いとは?


愛犬のフード選び、本当に悩みますよね。
グレインフリーとグルテンフリー、どちらも体によさそうですが、具体的に何が違うのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。



結論から言うと、この2つは除去する対象の範囲が異なります。
私自身、投資や家庭菜園でもそうですが、イメージだけで判断せず根拠を知ることが、失敗を防ぐ第一歩だと感じています。
ここでは、愛犬の健康を守るために知っておきたい2つの違いを、分かりやすく解説します。
グレインフリーは「穀物全般」を使わないフード
まずグレインフリーについて見ていきましょう。



グレイン(Grain)とは穀物のことです。
つまり、グレインフリーフードとは、原材料に穀物を一切使用していないフードを指します。
具体的には、以下の食材が含まれていません。
- イネ科の穀物
米、小麦、大麦、トウモロコシ、ライ麦、オーツ麦など - 雑穀類
アワ、キビ、ヒエなど
本来、犬は肉食に近い雑食動物です。
そのため、「穀物の消化が苦手なワンちゃんもいる」という考えから、穀物の代わりに豆類やイモ類を炭水化物源として使用しているのが特徴です。
穀物全般に対してアレルギーがある子や、穀物を食べるとお腹が緩くなりやすい子にとっては、非常に有効な選択肢と言えるでしょう。
グルテンフリーは「麦類タンパク質」を除去したフード
次にグルテンフリーです。
こちらは、穀物全体ではなく、特定の穀物に含まれるタンパク質の一種グルテンを含まないフードを指します。
グルテンは、主に以下の穀物に含まれています。
- 小麦
- 大麦
- ライ麦



ここで重要なポイントは、グルテンフリー=穀物不使用ではないということです。
人間でも小麦アレルギー対策としてグルテンフリーが注目されていますが、犬の場合も同様です。



小麦アレルギーだけど、お米は食べられるよ
というワンちゃんであれば、穀物をすべて避けるグレインフリーにする必要はなく、グルテンフリーで十分対応できるケースが多いのです。
2つの違いを分かりやすく図解で整理
ここまでのお話を整理すると、グレインフリーとグルテンフリーの関係性が見えてきます。



少しややこしいので、私が普段、株の銘柄分析でデータを整理するように、表にまとめてみました。
愛犬が食べられる食材を見極める参考にしてみてください。
グレインフリーとグルテンフリーの比較
| 種類 | グレインフリー | グルテンフリー |
|---|---|---|
| 定義 | 穀物全般を使用しない | 麦類のグルテンを使用しない |
| 小麦・大麦 | ×(含まない) | ×(含まない) |
| 米・トウモロコシ | ×(含まない) | ○(含む場合がある) |
| 主な炭水化物源 | 豆類、イモ類 | 米、トウモロコシ、豆類など |
このように比較すると、グレインフリーの方が制限が厳しく、グルテンフリーを包含しているようなイメージであることが分かります。
つまり、グレインフリーのフードは必然的にグルテンフリーでもあります。
しかし、逆は必ずしも成り立ちません。



グルテンフリーだから穀物は入っていないはず…
と思い込んで購入すると、米やトウモロコシが入っていて驚くことがあるかもしれません。
パッケージの表示を見る際は、この違いを念頭に置いて、原材料をしっかりチェックすることをおすすめします。


愛犬に合うのはどっち?選び方の基準


違いが分かったところで、次に気になるのは



結局、うちの子にはどっちがいいの?
という点ですよね。
結論から言うと、どちらが優れているという正解はありません。
投資の世界でも万人に合う最強の銘柄が存在しないように、ドッグフードも愛犬の体質に合わせて選ぶことが最も重要です。
ここでは、具体的な症状や体質に合わせた選び方の基準をご紹介します。
小麦アレルギーなら「グルテンフリー」を検討
もし、愛犬が特定の穀物、特に小麦に対してアレルギーを持っている場合は、グルテンフリーのフードを検討してみてください。
小麦アレルギーの子は、パンやパスタを食べた後に体を痒がったり、皮膚が赤くなったりすることがあります。



この場合、原因となっているグルテン(小麦など)を除去してあげれば、症状が治まる可能性が高いです。
一方で、米やトウモロコシなどのグルテンを含まない穀物は、貴重なエネルギー源や食物繊維源になります。
これらにアレルギー反応が出ていないのであれば、無理にすべての穀物を避けるグレインフリーを選ぶ必要はありません。
必要な対策をピンポイントで行うことが、愛犬の体への負担を減らすことにもつながります。
穀物全般が苦手なら「グレインフリー」が選択肢
一方で、穀物全般の消化が苦手なワンちゃんには、グレインフリーが有力な選択肢となります。
以下のようなサインが見られる場合は、穀物が合っていない可能性があります。
- 便の状態
軟便や下痢を繰り返す、または便の量が異常に多い。 - ガスの発生
おならが頻繁に出る、お腹がゴロゴロ鳴る。 - 食後の様子
食後に元気がなくなる、吐き戻すことがある。
このような場合は、穀物を一切使用していないグレインフリーフードに切り替えることで、お腹の調子が整うことがあります。



私自身も家庭菜園で野菜を育てていますが、土壌に合わない作物はうまく育ちません。
それと同じで、愛犬のお腹という土壌に合ったフードを選んであげることが大切ですね。
涙やけや皮膚トラブルの原因を見極める方法



涙やけを治したいからグレインフリーにしようかな…
という話をよく耳にします。
確かに、穀物がアレルゲンとなって涙やけを引き起こしているケースでは、グレインフリーにすることで改善する場合があります。
しかし、涙やけの原因は穀物だけではありません。
添加物、質の悪い脂質、あるいはタンパク質源(チキンやビーフなど)が原因であることも多いのです。
また、鼻涙管の詰まりなど、食事以外の身体的な問題が関わっていることもあります。



グレインフリーにしたのに治らない…
と落ち込む前に、まずは獣医師に相談し、アレルギー検査などで原因を絞り込むことをおすすめします。
原因を特定せずにフードをコロコロ変えるのは、愛犬の体に負担をかけてしまうかもしれません。
グレインフリーフードを選ぶ際の注意点





グレインフリーなら健康的で安心!
というイメージが強いかもしれません。
しかし、物事には必ずメリットとデメリットがあります。
近年、獣医学の世界ではグレインフリーフードに関するあるリスクが指摘されています。
愛犬の健康を守るために、知っておくべき注意点をお伝えします。
豆類が多いフードと心臓病リスクの関連性
少し専門的な話になりますが、アメリカ食品医薬品局(FDA)が発表したレポートについて触れておきましょう。
FDAは、特定のグレインフリーフードと、犬の拡張型心筋症という心臓病の発症に関連がある可能性を調査しています。
具体的には、穀物の代わりとして豆類やイモ類を主原料として多用しているフードが懸念されています。



現時点では完全な因果関係が解明されたわけではありません。
しかし、豆類に含まれる成分が、心臓の健康に必要なタウリンの吸収を阻害しているのではないか、という説もあります。
投資でも不確実なリスクには慎重になるべきですが、愛犬の命に関わることですので、この情報は頭の片隅に置いておいてください。
特に、ゴールデン・レトリバーなど拡張型心筋症になりやすい犬種と暮らしている方は、獣医師と相談しながらフードを選ぶのが賢明です。
流行で選ばず「愛犬の体質」を最優先にする
ペットフード業界でも、グレインフリーは一つのトレンドになっています。
おしゃれなパッケージや野生の食事に近いといったキャッチコピーを見ると、つい手に取りたくなりますよね。
ですが、流行っているからといって、それがあなたの愛犬にとってベストとは限りません。
日本で暮らす多くの犬は、運動量も野生のオオカミとは違いますし、長い歴史の中で穀物を消化できるように進化してきています。



高価なフード=良いフードという思い込みは捨てましょう。
最も大切なのは、目の前にいる愛犬がそれを食べて元気で、いいウンチをして、毛艶が良いかという事実です。
成分表の正しい見方とチェックポイント
では、リスクを避けて良いフードを選ぶにはどうすればいいのでしょうか。



私がおすすめするのは、パッケージ裏面の原材料名をチェックする習慣をつけることです。
ドッグフードの原材料は、使用量が多い順に記載するというルールがあります。
グレインフリーフードを選ぶ際は、以下のポイントを確認してみてください。
- 第一主原料は何か
最初に「肉」や「魚」が来ているか確認しましょう。動物性タンパク質がしっかり摂れることが基本です。 - 豆類が上位に来すぎていないか
肉のすぐ後に、複数の豆類(エンドウ豆、レンズ豆、ヒヨコ豆など)が並んでいる場合は注意が必要です。これらを合算すると、実は肉よりも豆の量が多いというケース(原材料の分割記載)もあり得ます。
細心の注意を払って成分表を見ることで、メーカーのこだわりや品質が見えてきます。
愛犬の体を作る毎日の食事ですから、飼い主さんが納得できるものを選んであげてくださいね。
愛犬の健康を守るために飼い主ができること


ここまで、フードの成分やリスクについてお話ししてきました。
知識を持つことはもちろん大切ですが、それ以上に重要なのが日々の観察です。
愛犬は言葉を話せません。
だからこそ、体から発せられるサインを飼い主さんが敏感にキャッチしてあげることが、健康を守る一番の近道になります。
ここでは、家庭でできる具体的なチェックポイントをご紹介します。
便や毛艶の変化からフードの相性を判断する



フードが体に合っているかどうか、最も分かりやすいバロメーターはウンチと毛並みです。
新しいフードに変えた際は、以下のポイントを重点的にチェックしてみてください。
- 便の硬さ
ティッシュで掴めるくらいの硬さが理想です。軟便や下痢が続く場合は消化不良の可能性があります。 - 便の量と回数
食べた量に対して便が多すぎる場合、栄養がうまく吸収されていないかもしれません。 - 毛艶と皮膚
毛がパサついたり、フケが増えたりしていませんか?良質な脂質やタンパク質が届いていないサインかもしれません。
家庭菜園でも、葉の色や土の乾き具合を見て水やりの加減を変えますよね。
それと同じように、愛犬からの便りを毎日確認して、フードとの相性を見極めていきましょう。
獣医師に相談してアレルギー検査を受ける



痒がっているから小麦アレルギーかも?
と推測でフードを変えるのは、遠回りになることもあります。
皮膚トラブルや消化器症状が続く場合は、自己判断せずに獣医師に相談するのが確実です。
動物病院では、血液検査などでアレルゲンを特定することができます。



IgE検査やリンパ球反応検査など、検査の種類によって分かることも異なります。
原因物質が特定できれば、グルテンフリーにすべきか、チキンを避けるべきかといった対策が明確になり、フード選びの迷いがなくなりますよ。
迷ったら少量から試して様子を見る
良さそうなフードを見つけても、いきなり大袋を買うのはおすすめしません。
食べてくれなかったり、体に合わなかったりした場合、フードもお金も無駄になってしまいます。



投資の世界でも分散投資や少額からのスタートが鉄則ですが、フード選びも同じです。
まずはお試しサンプルや最小サイズのパッケージを購入し、愛犬の食いつきや体調の変化を観察しましょう。
数日間試して問題がなければ、徐々に切り替えていくのがリスクを抑える賢い方法です。
【FAQ】愛犬のフード選びに関するよくある質問


最後に、愛犬の食事についてよく寄せられる疑問にお答えします。



私自身も愛犬と暮らす中で気になったことや、調べて分かったことをまとめました。
まとめ:愛犬の体質に合うフード選びで、健やかな毎日を


- グレインフリーとグルテンフリーの明確な違い
- 愛犬の体質に合わせたフードの選び方
- グレインフリーフードのリスクと注意点
上記について、愛犬と暮らす筆者の経験を交えながらお話ししてきました。
グレインフリーとグルテンフリーは除去する範囲が異なり、どちらが優れているという正解はありません。
大切なのは、流行やイメージに流されるのではなく、愛犬の体質やアレルギーの有無に合わせて選ぶことです。
正しい知識を持って成分を選べば、愛犬の涙やけや皮膚トラブルの改善も期待できるでしょう。
愛犬からのサインを見逃さず、その子にとって最適な一皿を見つけてあげてくださいね。



まずは、今食べているフードの原材料をチェックすることから始めてみましょう。
愛犬との健やかな暮らしを守るために、ぜひ今日から実践してみてください。
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