こんにちは、もん吉です。
大切なワンちゃんと暮らしている方なら、

庭や散歩中にハクビシンを見かけたけど、うちの子は大丈夫?



ハクビシンが犬を食べるって本当なの…?
こんな風に、眠れないほど不安な夜を過ごしているかもしれませんね。
結論から言うと、ハクビシンが犬を食べることはまずありません。
しかし、油断は禁物で、捕食以外にも知っておくべき3つの現実的なリスクが存在するのです。
この記事で紹介する方法を実践すれば、ハクビシンの正しい知識が身につき、愛犬を危険から守れるようになりますよ。
この記事では、ハクビシンの被害に不安を感じている愛犬家の方に向けて、
- ハクビシンが犬を食べないと言える理由と、潜む3つの危険
- 私が実践している、今日からできる具体的なハクビシン対策
- 子犬や小型犬の注意点など、よくある疑問への回答
- 知っておくべき法律と、困ったときの相談先
上記について、私自身が愛犬の柴犬との暮らしで培った経験を交えながら解説しています。



ハクビシンへの正しい備えは、愛犬との穏やかな日常を守るための第一歩です。
ぜひ参考にして、大切な家族との安心な毎日を取り戻してください。
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【結論】ハクビシンは犬を食べない!でも油断禁物な3つの理由





ハクビシンが犬を食べる?
という噂を聞いて、心配でたまらない気持ち、同じ愛犬家として痛いほどよく分かります。



私も愛犬の柴犬と暮らしていますから、その不安は他人事ではありません。
まず結論からお伝えすると、健康な成犬がハクビシンに食べられてしまう、という心配はまずないでしょう。
しかし、だからといって「絶対に安全」というわけではないのです。
実は、捕食よりももっと現実的で、注意すべき3つのリスクが存在します。
ここでは、まず皆さんの最も大きな不安を解消し、その上で本当に注意すべき点は何なのかを、理由とあわせて詳しく解説していきますね。
理由1:犬を襲う習性はないが、追い詰められると攻撃する可能性
ハクビシンは基本的に臆病でおとなしい性格の動物です。
そのため、自分よりも体の大きな犬を積極的に襲って捕食する、という習性はありません。



彼らの主な食べ物は果物や野菜、昆虫などの小動物であり、犬は捕食対象ではないのです。
ただし、これはあくまで「ハクビシンが犬を狩りの対象としない」という意味に過ぎません。
例えば、ばったり出くわして犬に激しく吠えられたり、追いかけられたりして「身の危険」を感じた場合、パニックになって反撃してくる可能性があります。
特に、春から秋にかけての繁殖期は、子どもを守るために気性が荒くなっていることも考えられます。
鋭い爪や歯を持っていますから、万が一攻撃されれば、愛犬が怪我をしてしまう危険性はゼロではない、と覚えておくことが大切です。
理由2:本当に怖いのは感染症!愛犬の命に関わる病気のリスク
私が最も心配しているのが、この感染症のリスクです。



ハクビシンは、ノミやマダニといった寄生虫を体に付けていることが少なくありません。
もし愛犬がハクビシンに噛まれたり引っ掻かれたりすると、傷口から病原体が侵入し、深刻な感染症を引き起こす恐れがあるのです。
特に注意したいのが、マダニが媒介する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という病気でしょう。
これは人間にも感染する可能性があり、重症化すると命に関わることもある、非常に怖い感染症として知られています。
他にも、皮膚病である「疥癬(かいせん)」など、犬にうつる可能性のある病気はいくつか報告されています。



食べられる心配はないから大丈夫だね
と考えるのではなく、こうした目に見えないリスクにこそ、私たちは注意を払う必要があるのです。
理由3:庭先のペットフードが危険!トラブルを招く原因とは
ハクビシンが人里に現れる大きな理由の一つが「エサ探し」です。
彼らは非常に嗅覚が優れており、特にドッグフードのような栄養価の高い食べ物の匂いには敏感に反応します。
もし、庭先やベランダに食べ残しのフードを放置していたらどうなるでしょうか。



ここには美味しいものがあるぞ!
とハクビシンをわざわざ呼び寄せているようなものなのです。
エサを求めて庭に侵入したハクビシンと愛犬が鉢合わせになり、エサの奪い合いから思わぬトラブルに発展するケースも考えられます。



私たちが良かれと思ってやっていることが、結果的に愛犬を危険に晒す原因になってしまうこともあるのですね。
こうした意図しない「餌付け」を避けることが、愛犬とハクビシンとの間に不要な接点を作らないための第一歩と言えるでしょう。
愛犬をハクビシンから守る!今日からできる具体的な対策


ハクビシンの危険性が分かると、



じゃあ、具体的にどうすればいいの?
と、すぐに行動に移したくなりますよね。
その気持ち、とても大切だと思います。
幸い、ハクビシン対策は特別な道具がなくても、今日から始められることがたくさんあります。
ここでは、私自身が愛犬との暮らしの中で「これは効果があったな」と実感している、基本的かつ重要な対策を3つのポイントに絞ってご紹介します。



難しいことはありませんので、ぜひ一つずつ実践してみてください。
対策1:餌付けは絶対にNG!フードや生ゴミの管理を徹底する
まず、最も重要で、すぐにでも始めていただきたいのが「エサの管理」です。
ハクビシンがわざわざ人間の生活圏に近づいてくる最大の理由は、そこに食べ物があるからに他なりません。
特に、栄養価の高いペットフードの匂いは、彼らにとって非常に魅力的です。
- ペットフードの管理
食事はできるだけ室内で与えるようにしましょう。もし屋外で与える場合は、食べ終わったらすぐに食器を片付けることを徹底してください。食べ残しを放置するのは絶対にNGです。



意図しない「餌付け」になっていないか、一度ご自宅の周りを見直してみることが、愛犬を危険から遠ざける第一歩になります。
対策2:ハクビシンの隠れ家をなくす!庭の手入れと侵入経路の封鎖
次に大切なのは、ハクビシンにとって「居心地の悪い環境」を作ることです。
彼らは警戒心が強いため、身を隠せる場所を好みます。
庭が草木で生い茂っていたり、不用品が置かれていたりすると、絶好の隠れ家や通り道になってしまうのです。



私の家でも、家庭菜園の周りは特に気をつけて、定期的に草刈りをしています。
具体的には、以下のような点検をしてみてください。
- 庭の手入れ
雑草はこまめに刈り、見通しを良くしておきましょう。使っていない植木鉢や木材などを積みっぱなしにしている場合は、片付けておくことをお勧めします。



ここは隠れる場所もなくて落ち着かないな
とハクビシンに思わせることが、被害の予防に繋がります。
対策3:もし遭遇したら?散歩中や庭で出会った時の正しい対処法
対策をしていても、ばったりハクビシンと遭遇してしまう可能性はゼロではありません。
そんな時、一番大切なのは「落ち着いて、刺激しないこと」です。



わっ!
と大声を出したり、慌てて追い払おうとしたりすると、ハクビシンを驚かせてしまい、パニックから攻撃してくる危険性があります。
もし遭遇してしまったら、以下の行動を思い出してください。
- まずは、その場で静かに動きを止めましょう。
- 愛犬が興奮しないよう、リードを短く持ち、しっかりとそばに引き寄せます。
- ハクビシンの逃げ道を塞がないように注意しながら、ゆっくりと後ずさりして、静かにその場を離れてください。



決して走って逃げたり、物を投げつけたりしてはいけません。
ハクビシンは本来、人間を恐れていますから、こちらが何もしなければ、向こうから去っていくことがほとんどです。
この対処法は、ご家族全員で共有しておくことをお勧めします。
ハクビシン被害でよくある質問【愛犬家の疑問に答えます】


ここまで、ハクビシンの基本的な危険性や対策についてお話ししてきました。
それでも、



うちの子は小さいけど大丈夫?



フンを見つけたけど、どうすれば?
といった、個別の疑問や不安が残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、愛犬家の皆さんから特によく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
皆さんの「あと少しだけ知りたい」という気持ちに、しっかりお答えしていきます。
子犬や小型犬でも食べられる心配はありませんか?
成犬と同様に、子犬や小型犬がハクビシンに「捕食」される、つまり食べられてしまうという可能性は極めて低いと考えてよいでしょう。
しかし、体の大きさが近い、あるいは小さいことで、ハクビシンが犬を「格下」と見て、強気な態度に出てくる可能性は否定できません。
また、万が一ハクビシンに攻撃された場合、体の小さな子犬や小型犬は、成犬に比べて深刻な怪我につながりやすいという危険性があります。
「食べられることはないから」と安心するのではなく、「攻撃されたら大怪我をするリスクがある」という認識を持って、特に子犬や小型犬は、庭で遊ばせる際も絶対に目を離さないようにしてください。
庭にフンが…犬が近づいても大丈夫?正しい処理方法は?



庭でハクビシンのフンらしきものを見つけたら、絶対に愛犬を近づけないでください。
ハクビシンのフンには、先ほどお話しした感染症の原因となる細菌や、回虫などの寄生虫の卵が含まれている可能性があります。
もし愛犬がフンを舐めたり、匂いを嗅いだりした際に鼻先についてしまったりすると、そこから感染してしまう危険があるのです。
フンを処理する際は、以下の手順で安全に行ってください。
- 使い捨てのゴム手袋とマスクを着用します。
- ほうきとチリトリなどでフンを直接触らないように集め、ビニール袋に入れて口を固く縛ります。
- フンがあった場所を、ペットにも安全な消毒液や、薄めた塩素系漂白剤などで消毒します。(漂白剤を使った場合は、後でしっかりと水で洗い流してください)
面倒に感じるかもしれませんが、愛犬の健康を守るために、フンの処理は慎重に行うようにしましょう。
番犬として外飼いするのは対策になりますか?
犬の鳴き声や存在そのものが、ハクビシンを警戒させて遠ざける「忌避効果」を持つ可能性はあります。



しかし、私はこの方法を積極的にはお勧めしません。
なぜなら、これは常に愛犬をハクビシンとの「直接対決」の危険に晒すことになってしまうからです。
番犬として外で飼うということは、万が一ハクビシンが庭に侵入してきた場合、愛犬が自分の縄張りを守るために戦ってしまう可能性が高いということです。
その結果、怪我をしたり、感染症にかかったりするリスクを、飼い主が意図的に作ってしまうことになりかねません。
ハクビシン対策という観点では、愛犬の安全を最優先に考え、夜間は室内に入れてあげるのが最も確実な方法だと私は考えています。
ハクビシンは駆除できる?知っておきたい法律と相談先


ここまで対策をお話ししてきましたが、



そもそも、ハクビシンを捕まえてしまえば解決するのでは?
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
特に、愛犬が危険に晒されているとなれば、そう思うのも無理はないでしょう。
しかし、ここで一つ、皆さんに知っておいていただきたい大切なことがあります。



それは、ハクビシンは法律によって守られており、私たちが勝手に捕獲したり、傷つけたりすることはできない、ということです。
ここでは、いざという時に困らないための法律の知識と、本当に困った時の正しい相談先について解説します。
無許可の捕獲は法律違反!鳥獣保護管理法について
ハクビシンは、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」という法律で保護されている動物です。
たとえ自宅の敷地内に入ってきたとしても、許可なく捕獲したり、殺傷したりすることは固く禁じられています。
もし違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科される可能性があります。



害獣だから大丈夫だよね。
という自己判断は絶対にしないでください。
愛犬を守るための行動が、結果的に法律違反になってしまっては元も子もありませんからね。
困ったときはどこに相談すればいい?専門業者や自治体の窓口



対策をしても被害が収まらない…



屋根裏に住み着かれてしまったみたい…
など、ご自身での対応が難しい場合は、専門家や行政に相談しましょう。
主な相談先は以下の二つです。
- お住まいの市区町村の役所
まずは、お住まいの地域の役所(環境課や農政課など、担当部署は自治体によって異なります)に相談してみてください。被害状況によっては、箱わなの貸し出しを行っている場合もあります。ただし、捕獲後の処分は自分で行う必要があるなど、条件が付くことが多いようです。 - 害獣駆除の専門業者
費用はかかりますが、最も確実で安全な方法です。専門業者は、ハクビシンの生態を熟知しており、法律に則った適切な方法で駆除や追い出しを行ってくれます。侵入経路の封鎖や、フンの清掃・消毒まで一貫して任せられるのも大きなメリットと言えるでしょう。
まずは役所に相談し、そこで対応が難しいようであれば、専門業者に相談するという流れが良いかもしれません。



業者に依頼する場合は、複数の会社から見積もりを取ることをお勧めします。
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まとめ:ハクビシンは犬を食べない!正しい知識で愛犬を守ろう


今回は、ハクビシンが犬に与える影響について不安を感じている愛犬家の方に向けて、
- ハクビシンが犬を食べない理由と、本当に注意すべき3つのリスク
- 私が実践している、今日からできる具体的なハクビシン対策
- 子犬や小型犬に関する注意点など、よくある質問への回答
- 知っておくべき法律と、困ったときの相談先
上記について、私自身の愛犬との暮らしで培った経験を交えながらお話してきました。
ハクビシンが犬を食べることはまずありませんが、攻撃性や感染症といった現実的なリスクは存在します。
しかし、正しい知識を持って、エサの管理や庭の手入れといった基本的な対策をコツコツと続けることで、そのリスクは大きく減らすことができるでしょう。



大切なのは、過度に恐れるのではなく、正しく備えることです。
この記事が、あなたの不安を和らげ、愛犬との穏やかで安全な毎日を取り戻すための一助となれば幸いです。
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