【コウモリの弱点とは？】フン被害に悩む前に知りたい効果的な対策

こんにちは、もん吉です。

家のコウモリ対策でお悩みの方なら、

こんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、コウモリ対策の鉄則は「安全に追い出し、侵入経路を完全に塞ぐ」ことです。

この2つのポイントを押さえれば、コウモリを傷つけることなく、ご家族が安心して過ごせる穏やかな日常を取り戻せますよ。

この記事では、コウモリの被害に悩む方に向けて、

上記について、私自身が家庭菜園で培った害獣対策の経験を交えながら解説しています。

ぜひこの記事を参考にして、コウモリのいない快適な暮らしを取り戻してください。

コウモリの弱点は？まず知っておきたい対策の2つの鉄則

家の周辺でコウモリを見かけると、フンや騒音、健康への影響など、いろいろと不安になりますよね。

コウモリ対策を考える上で最も大切なのは、彼らを傷つけずに、かつ根本的に問題を解決することです。

コウモリ対策には「追い出す」ことと「侵入させない」こと、この2つの鉄則があります。

この2つのポイントをしっかり押さえることで、安全かつ効果的に対策を進めることができるでしょう。

鉄則1：【追い出す】コウモリが嫌がる匂いや光を利用する

まず最初のステップは、今いるコウモリに「ここは居心地が悪い」と思わせて、自主的に出て行ってもらうことです。

コウモリは「鳥獣保護管理法」という法律で守られているため、許可なく捕まえたり傷つけたりすることはできません。

そのため、コウモリが持つ習性や生態的な弱点を利用して、穏便に出て行ってもらうのが基本となります。

具体的には、コウモリは非常に嗅覚が鋭いため、ハッカやナフタレンのような刺激の強い匂いを嫌う傾向があります。

また、夜行性であるため、強い光を当てることも一時的な追い出しには効果が期待できるでしょう。

鉄則2：【塞ぐ】1cmの隙間も見逃ず侵入経路を断つ

コウモリを追い出すことに成功しても、それだけでは対策は完了しません。

なぜなら、コウモリは一度巣を作った場所に戻ってくる「帰巣本能」が非常に強い生き物だからです。

と思っていると、いつの間にかまた同じ場所に戻ってきてしまうケースが後を絶ちません。

根本的な解決のためには、コウモリが二度と家の中に入ってこれないように、侵入経路となりうる隙間を徹底的に塞ぐ必要があります。

驚くかもしれませんが、アブラコウモリ（イエコウモリ）のような小さなコウモリは、わずか1cmから2cm程度の隙間があれば侵入できてしまいます。

ペットや子供に安全なコウモリの追い出し方3選

こんな風に、ご家族への安全性を第一に考えて対策に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

そのお気持ち、私も家庭菜園で害虫対策をするときにいつも感じることなので、とてもよく分かります。

コウモリを追い出す方法は、薬剤だけではありません。

これからご紹介する「匂い」「煙」「光」を使った方法は、いずれもコウモリを傷つけることなく、ご家庭への影響も比較的少ないものばかりです。

私自身が害獣対策で試行錯誤する中で効果的だと感じた、安全な3つの追い出し方を具体的にお話ししますね。

①【匂いで対策】ハッカ油スプレーの効果と簡単な作り方

まず最初に試していただきたいのが、天然成分である「ハッカ油」を使った対策です。

コウモリはとても嗅覚が鋭い生き物で、ハッカ特有のスーッとした強い刺激臭を非常に嫌う傾向があるのです。

作り方はとても簡単ですよ。

このスプレーを、コウモリのフンが落ちている場所や、巣がありそうな場所の周辺に吹きかけてください。

ただし、ハッカ油の匂いは時間とともに薄れてしまうため、効果を持続させるには2～3日に一度など、定期的にスプレーすることが大切になります。

※注意点として、特に猫を飼っているご家庭では、ハッカ油の成分が体調不良を引き起こす可能性も指摘されています。

②【煙で対策】屋根裏や物置にはくん煙剤がおすすめ

屋根裏や天井裏、普段使わない物置など、スプレーが届きにくい閉鎖された広い空間には、煙の力で追い出す「くん煙剤」が効果的です。

スーパーの野菜売り場で、野菜の鮮度を保つために霧が出ているのを見かけることがありますが、イメージとしてはあれに近いかもしれません。

煙の粒子が空間の隅々まで行き渡り、コウモリが嫌がる成分を効率的に充満させることができるでしょう。

使用する際は、商品の説明書をよく読み、以下の点に注意してください。

これらのくん煙剤は、あくまでコウモリを「追い出す」ためのものであり、殺傷成分は含まれていません。

鳥獣保護管理法にも抵触しない、理にかなった対策法と言えるでしょう。

③【光で対策】LEDライトの意外な活用法と注意点

コウモリ対策として、意外と見落とされがちなのが「光」を利用する方法です。

夜行性であるコウモリは、暗くて静かな場所を好むため、強い光を非常に嫌います。

コウモリが棲みついていると思われる場所に、一晩中、工事現場で使うような強力なLED作業灯の光を当て続けるのです。

クリスマスに使うイルミネーションライトのように、チカチカと点滅する光も効果が期待できるかもしれません。

ただし、この光による対策は、コウモリが光に慣れてしまうと効果が薄れる可能性があります。

そのため、光単体で対策するというよりは、これまでお話ししたハッカ油スプレーなどと組み合わせる、補助的な役割として考えるのが良いでしょう。

この点を忘れないようにしてくださいね。

追い出しただけでは不十分！コウモリの再侵入を防ぐ方法

忌避剤などを使ってコウモリを追い出すことに成功しても、残念ながらそれだけでは安心できません。

コウモリは一度作った巣に繰り返し戻ってくる「帰巣本能」が非常に強い生き物です。

対策の仕上げとして、そして最も重要な工程として、コウモリが二度と戻ってこれないように侵入経路を物理的に塞ぐ作業が不可欠となります。

なんてことにならないよう、大切なマイホームをしっかり守りましょう。

地道な作業ですが、ここが一番の頑張りどころですよ。

コウモリの主な侵入経路は？家のチェックポイント5つ

コウモリは、私たちが

と思うような、本当に小さな隙間から家の中に侵入してきます。

体の小さなアブラコウモリ（イエコウモリ）であれば、わずか1cmほどの隙間があれば十分なのです。

まずはご自宅の周りをじっくりと点検し、コウモリの通り道になりそうな場所がないか確認してみましょう。

換気口や通気口は金網でしっかりガード

家のチェックで特に注意したいのが、換気口や通気口です。

これらは空気の通り道として必要なものなので、完全に塞いでしまうわけにはいきません。

そんなジレンマがありますよね。

そこでおすすめなのが、目の細かい金網やパンチングメタル（多数の穴が開いた金属板）でカバーする方法です。

ホームセンターなどで手に入るステンレス製の金網であれば、錆びにくく耐久性も高いでしょう。

換気口のサイズに合わせてカットし、ビスで固定したり、外壁用の接着剤で貼り付けたりして、隙間ができないようにしっかりと取り付けてください。

壁のひび割れや隙間はパテで埋めるのが効果的

壁のひび割れや、エアコン配管の周りにできた隙間など、比較的小さな穴を塞ぐ際には、補修用のパテやシーリング材がとても役立ちます。

これらもホームセンターで手軽に購入することが可能です。

特に外壁用のコーキング剤（シーリング材）は、防水性や耐久性に優れているためおすすめです。

隙間の汚れやホコリをきれいに取り除いた後、コーキングガンという道具を使って隙間に充填していくだけです。

粘土のような感覚で使えるパテタイプのものもあり、DIYに不慣れな方でも比較的簡単に作業できるでしょう。

この地道な作業が、コウモリの再侵入を防ぐ最も確実な方法となります。

コウモリのフンを発見したら？健康被害を防ぐ安全な掃除と消毒の手順

家の周りでコウモリのフンを見つけると、見た目の不潔さもさることながら

と心配になりますよね。

特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、その不安は一層大きくなるかと思います。

コウモリのフンには様々な病原菌が含まれている可能性があるため、掃除の際には正しい手順と準備が非常に重要です。

これからお話しするポイントをしっかり守れば、安全にフンを処理し、清潔な環境を取り戻すことができますからね。

フン掃除の前に！必ず準備したい服装と道具

何よりもまず、ご自身の体を守るための準備を徹底しましょう。

と油断して、素手で触ったり、マスクなしで作業したりするのは絶対に避けてください。

フンが乾燥して粉末状になると、空気中に舞い上がった病原菌を吸い込んでしまう危険性があります。

最低限、以下の道具は揃えるようにしてください。

乾燥したフンを吸い込まないための掃除のコツ

道具の準備が整ったら、いよいよ掃除に取り掛かります。

ここでの最大のポイントは「フンの粉末を舞い上げない」ことです。

乾いたフンをいきなりホウキで掃いてしまうと、病原菌を含んだホコリが一気に空気中に広がってしまいます。

霧吹きなどを使って、水や消毒液をフンとその周辺に優しくスプレーしてください。

こうすることで、粉末が舞い上がるのを効果的に防ぐことができます。

湿らせたフンは、ホウキとちりとりで静かに集め、丈夫なゴミ袋に入れます。

ゴミ袋は口をしっかりと縛り、念のためもう一枚袋を重ねて二重にしておくと、より安心でしょう。

消毒はアルコールや次亜塩素酸ナトリウム系で念入りに

フンを物理的に取り除いただけでは、まだ安心はできません。

目には見えない病原菌が、フンのあった場所の表面に残っている可能性があるからです。

庭の雑草を抜いただけでは、根が残っていてまた生えてくるのと同じですね。

消毒には、市販の高濃度アルコールスプレーや、家庭用の塩素系漂白剤（次亜塩素酸ナトリウムが主成分）を薄めたものが有効です。

フンがあった場所とその周辺に、たっぷりとスプレーしてください。

その後、数分置いてから、使い捨ての布やキッチンペーパーで拭き取ります。

作業中は必ず窓を開けるなどして、換気を十分に行うことを忘れないでくださいね。

自力での駆除が難しいと感じたら？専門業者に相談するメリット

ここまでご自身でできる対策についてお話ししてきましたが、

と感じる場面もあるかと思います。

私も「まずは自分でやってみる」を信条にしていますが、同時に専門家の力を借りるべき時を見極めるのも大切だと考えています。

無理に作業して怪我をしてしまったり、対策が不十分で被害が再発してしまったりしては、元も子もありませんからね。

高い場所や被害が広い場合は無理せずプロに依頼

特に、以下のようなケースでは、無理をせずに専門業者への依頼を検討することをおすすめします。

特に高所での作業は、慣れていないと転落などの大きな事故につながる危険があります。

業者選びで失敗しないための3つのポイント

専門業者に依頼すると決めたら、次に重要になるのが「信頼できる業者をどう選ぶか」という点です。

残念ながら、中には高額な費用を請求したり、ずさんな作業をしたりする業者も存在します。

これは投資で優良な銘柄を選ぶのに似ていますね。

業者選びで失敗しないために、最低限以下の3つのポイントは確認するようにしましょう。

【FAQ】コウモリ対策に関するよくある質問

さて、最後にコウモリ対策に関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えしていきたいと思います。

正しい知識を持つことが、不安の解消と適切な対策への第一歩になりますからね。

まとめ：コウモリの弱点は「追い出し」と「侵入防止」です

今回は、家のコウモリ被害にお悩みの方に向けて、

上記について、私自身の害獣対策の経験を交えながらお話してきました。

コウモリ対策で最も大切なのは、彼らを傷つけずに「出ていってもらい」、二度と「入ってこさせない」ことです。

この2つのステップを丁寧に行うことで、コウモリの被害を根本から断つことができるでしょう。

この記事が、あなたの不安を解消するための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。