モグラ駆除を家庭菜園で！犬も安全な簡単3つの対策徹底ガイド

2025年5月30日2025年5月31日

こんにちは、もん吉です。

家庭菜園でモグラの被害にお困りの方、そして愛犬との暮らしを大切にされている方なら、

はちみちゃん

家庭菜園にモグラが出て困っているけど、犬がいるから駆除剤は使いたくない…

あかねちゃん

愛犬に安全なモグラ対策って、本当に効果があるの？

はちみちゃん

万が一、犬が何か口にしたらどうしよう…

こんな風に、大切な家族であるワンちゃんへの影響を心配しながら、どうすれば良いか悩んでいるかもしれませんね。

ご安心ください。

家庭菜園と愛犬、どちらも守りながらモグラ対策を行うことは可能です。

大切なのは、犬への直接的な危険がない方法を選び、犬が近づけない工夫をすること、そして万が一の事態に備えて正しい知識を持つことです。

この記事を読めば、愛犬の安全を最優先に考えたモグラ対策の具体的な方法が分かり、安心して家庭菜園を楽しめるようになるでしょう。

モグラの心配から解放され、愛犬とのびのびと過ごせるお庭を取り戻せるはずです。

この記事では、家庭菜園でのモグラ駆除と愛犬の安全確保の両立に悩む方に向けて、

なぜ犬に安全なモグラ対策が必要なのか、その理由
私も実践している、犬に優しいモグラ対策の3つの柱と選び方のコツ
モグラ対策実行時に犬の安全を守るための重要なポイント
それでも被害が続く場合の追加対策と、長期的な予防法
万が一の事態に備えるための、犬の誤飲・体調不良時の対処法

上記について、私自身の家庭菜園での試行錯誤の経験や、知識を交えながら、分かりやすく解説しています。

愛犬と家庭菜園、どちらも諦める必要はありません。

この記事が、あなたと愛犬にとって安全で快適な家庭菜園ライフを実現するための一助となれば幸いです。

ぜひ参考にして、今日からできる対策を始めてみてください。

もん吉の庭

害獣駆除5社比較！安全性と保証で選ぶ後悔しない業者選びこんにちは。もん吉です。夜な夜な天井裏の物音に悩んでいる方なら、見えない相手に家を荒らされている気がして怖い… 業者が多すぎて、どこに相談すれば失敗しないの？ …

家庭菜園のモグラ被害サインと原因

家庭菜園で大切に育てている野菜の元気がなかったり、庭に見慣れない土の盛り上がりを見つけたりすると、「もしかしてモグラ？」と不安になりますよね。

モグラは土の中で活動するため、直接姿を見ることは少ないかもしれませんが、その被害は意外と深刻なこともあります。

ここでは、家庭菜園でのモグラ被害の代表的なサインと、なぜモグラが現れるのか、その原因について見ていきましょう。

早期発見と原因の理解が、効果的な対策への第一歩となります。

モグラ穴とトンネルを識別する

家庭菜園にモグラがいるかどうかを判断する最も分かりやすいサインは、地面に現れる特徴的な土の盛り上がり、いわゆる「モグラ塚」です。

これは、モグラが地中にトンネルを掘り進む際に出た土を地上に押し上げたもので、比較的新しい土でできています。

また、モグラ塚の周辺や、野菜の畝（うね）に沿って、地面がわずかに盛り上がっていたり、逆に少し陥没していたりする線状の跡が見られることがあります。

これがモグラのトンネルの通り道（本道や支道）のサインです。

ネズミの穴とは異なり、モグラの穴は地上に直接開口部が見えることは少なく、土が盛り上がっているのが特徴と言えるでしょう。

あかねちゃん

うちの庭にも、こんな土の山が…

と思い当たる方もいらっしゃるかもしれませんね。

これらのサインを見つけたら、モグラがいる可能性が高いと考えられます。

植物が枯れる3つの兆候

モグラの活動は、植物にも様々な影響を与えます。

特に注意したいのは、以下のような植物が枯れる兆候です。

根が傷んで元気がなくなる：
モグラはミミズや昆虫を食べるために土を掘り進みますが、その際に植物の根を切断したり、根の周りの土を緩めて乾燥させたりすることがあります。これにより、植物は水分や養分を十分に吸収できなくなり、徐々に元気がなくなってしまいます。
苗が浮き上がって枯れる：
特に植え付けたばかりの若い苗の場合、モグラが根の下を掘ることで苗全体が浮き上がり、根が空気にさらされて枯れてしまうことがあります。せっかく植えた苗がダメになるのは、本当に残念ですよね。
広範囲で生育が悪くなる：
モグラのトンネルが広範囲に張り巡らされると、特定の植物だけでなく、家庭菜園全体の土壌環境が悪化し、多くの植物の生育が悪くなることがあります。

これらの兆候が見られたら、モグラの仕業を疑ってみる必要があるかもしれません。

犬の行動から分かるモグラ活動

実は、愛犬の行動の変化もモグラの存在を示唆するサインになることがあります。

犬は嗅覚や聴覚が優れているため、人間が気づかないモグラの気配を察知することがあるのです。

例えば、以下のような行動が見られたら注意してみてください。

特定の場所の匂いを執拗に嗅ぐ：
犬が庭の特定の場所、特に土の盛り上がりや地面の異変がある場所の匂いを熱心に嗅ぎ続けたり、掘り返そうとしたりする場合、そこにモグラがいる可能性があります。
地面に向かって吠える：
普段はあまり吠えない犬が、地面の特定の場所に向かって警戒するように吠え続ける場合、地中のモグラの音や振動を感じ取っているのかもしれません。
落ち着きなく庭をうろつく：
庭で遊んでいる最中に、何かを探すように落ち着きなくうろついたり、一点をじっと見つめたりする行動が増えた場合も、モグラの気配を感じている可能性があります。

はちみちゃん

そういえば、うちの子も最近よく地面の匂いを嗅いでるな…

なんて心当たりはありませんか。

愛犬の些細な行動の変化が、モグラ発見の手がかりになることもあるのです。

ただし、犬がモグラの穴に興味を示して掘り返したり、モグラを追いかけたりする行動は、犬自身の怪我や、モグラ対策グッズへの接触リスクにもつながるため、注意深く見守る必要があります。

犬に安全なモグラ駆除3つの方法

家庭菜園にモグラが現れたけれど、愛犬がいるから薬剤は使いたくない…。

そんなお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。

私も愛犬と暮らす者として、そのお気持ちは痛いほどよく分かります。

結論から言うと、犬の安全を確保しながらモグラ対策を行う方法は確かに存在します。

大切なのは、モグラの習性を理解し、犬にとってリスクの低い方法を賢く選択することです。

ここでは、私が実際に試したり、教わったりした経験を踏まえ、犬に安全なモグラ駆除（忌避）の主な3つの方法と、それぞれの特徴や注意点について詳しく解説していきます。

天然忌避剤：ヒマシ油・ヨモギスプレー

犬がいるご家庭でまず検討したいのが、天然成分由来の忌避剤です。

化学薬品を使わないため、犬が誤って舐めたり触れたりしても、比較的健康への影響が少ないと考えられる点が大きなメリットと言えるでしょう。

モグラは嗅覚が非常に発達しているため、モグラが嫌う特有の臭いを発する天然成分を利用して、家庭菜園から遠ざける効果が期待できます。

代表的な天然忌避剤としては、以下のようなものがあります。

ヒマシ油（キャスターオイル）：
ヒマシ油はトウゴマの種子から採れる植物油で、モグラが嫌う臭いと味を持つとされています。水で薄めてジョウロで撒いたり、粒状の製品を土に混ぜ込んだりして使用します。犬への毒性は低いとされていますが、大量に摂取すると下痢などを起こす可能性も否定できないため、使用量や犬の様子には注意が必要です。
ヨモギやドクダミ、ニンニク、トウガラシなどの植物エキス：
これらの植物が持つ特有の強い臭いをモグラが嫌うため、エキスを抽出したり、乾燥させたものをモグラの通り道に撒いたりする方法があります。ヨモギやドクダミは比較的犬への安全性が高いと言われていますが、ニンニクやトウガラシは犬にとって刺激が強すぎる場合があるため、使用量や犬の体質を考慮する必要があります。市販されている犬に安全と明記されたハーブ系の忌避スプレーなどを試してみるのも良いでしょう。
木酢液・竹酢液：
木材や竹を炭化させる際に出る煙を冷却して液体にしたもので、独特の燻製臭があります。この臭いをモグラが嫌うとされ、希釈して土壌に散布します。土壌改良効果も期待できる一方で、濃度が高いと植物に影響を与えることもあるため、使用方法をよく確認することが大切です。犬への直接的な害は少ないと考えられますが、臭いに敏感な犬は嫌がるかもしれません。

これらの天然忌避剤は、効果の持続期間が比較的短い場合が多く、雨などで流れやすいというデメリットもあります。

そのため、定期的な散布や設置が必要になることを覚えておきましょう。

あかねちゃん

うちの子は特に臭いに敏感だから、まずは少量から試してみようかな

といった慎重な進め方が大切ですね。

音波・振動撃退器の設置コツ

次に紹介するのは、音波や振動を利用してモグラを撃退する装置です。

モグラは地中での生活に適応するため、聴覚や触覚が非常に鋭敏で、特に地面から伝わる振動や特定の周波数の音を嫌う性質があります。

この習性を利用したのが音波・振動式の撃退器で、薬剤を使用しないため、犬への直接的な化学的リスクがないのが大きなメリットです。

これらの装置は、一般的にソーラー充電式や電池式で、地面に突き刺して使用します。

設置する際のコツとしては、以下の点が挙げられます。

モグラの活動範囲を特定する：
モグラ塚やトンネルが集中している場所、被害が出ている場所の近くに設置するのが効果的です。製品によって効果範囲が異なるため、庭の広さやモグラの活動範囲に応じて、複数設置することも検討しましょう。
犬の生活エリアから離す配慮：
犬によっては、人間には聞こえない超音波や、地面の微細な振動に敏感に反応し、ストレスを感じることがあります。特に臆病な性格の犬や聴覚が鋭い犬種の場合は、犬が普段リラックスしている場所や寝床、よく遊ぶエリアからは離れた場所に設置するようにしましょう。設置後しばらくは、犬の様子を注意深く観察することが大切です。
設置場所の土壌状態を確認する：
音や振動は土壌を通じて伝わるため、硬い土壌よりも柔らかい土壌の方が効果が伝わりやすいと言われています。また、石が多い場所や極端に乾燥した場所では効果が弱まる可能性も考慮しましょう。
継続的な使用：
効果が現れるまでに時間がかかる場合や、一度いなくなっても再び戻ってくる可能性もあるため、根気強く継続して使用することが推奨されます。

はちみちゃん

うちの庭は日当たりが良いからソーラー式が良いかな

あかねちゃん

犬が怖がらないか心配だから、まずは1台試してみよう

など、ご自身の状況に合わせて選んでみてください。

物理バリア「モグラネット」の埋設手順

最も確実性が高いと言えるのが、物理的にモグラの侵入を防ぐ方法です。

家庭菜園の周囲を、モグラが掘り進めない素材で囲ってしまうことで、菜園内への侵入を阻止します。

代表的な資材としては、「モグラネット」や「モグラ返し」と呼ばれる目の細かい丈夫なネットや、トタン板、プラスチック板などがあります。

これらを地面に埋設する手順は以下の通りです。

埋設する範囲を決める：
家庭菜園全体を囲むのか、特に守りたいエリアだけを囲むのかを決めます。
溝を掘る：
決めた範囲に沿って、深さ30cm～50cm程度の溝を掘ります。モグラは意外と深く潜ることもあるため、浅すぎると効果がありません。幅はネットや板が埋設できる程度で大丈夫です。
ネットや板を設置する：
掘った溝に、モグラネットや板を垂直に立てて設置します。ネットの場合は、たるまないようにしっかりと張り、継ぎ目は隙間ができないように重ねて固定します。板の場合も同様に、隙間なく連結させることが重要です。
土を埋め戻す：
設置したネットや板が倒れないように注意しながら、掘り起こした土を溝に埋め戻し、しっかりと踏み固めます。ネットの上部が少し地上に出るように設置すると、より効果的と言われています。

この方法は、設置に手間と時間がかかるのが最大のデメリットですが、一度正しく設置すれば長期的な効果が期待できます。

はちみちゃん

ちょっと大変そうだけど、これでモグラの心配がなくなるなら頑張ってみようかな

と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただし、作業中は犬が近づかないように安全な場所に隔離し、掘り起こした土や道具の管理にも十分注意してください。

市販モグラ撃退グッズ安全度比較

犬に安全なモグラ対策として、天然忌避剤や音波・振動撃退器、物理バリアをご紹介しましたが、市販されているモグラ撃退グッズも数多くあります。

しかし、「本当に犬に安全なの？」「どれを選べばいいの？」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、市販のモグラ撃退グッズを選ぶ際の安全度を比較するポイントや、価格帯別のおすすめの考え方、そして何よりも大切な愛犬の誤飲を防ぐための設置ポイントについて、私の経験も踏まえながら解説します。

成分・周波数など5つの評価軸

市販のモグラ撃退グッズを選ぶ際に、犬への安全性を評価するための主な軸として、以下の5つが考えられます。

これらの情報を製品パッケージや説明書、販売サイトなどでしっかり確認することが重要です。

主成分（忌避剤の場合）：
忌避剤を選ぶ際は、まず主成分を確認しましょう。「天然成分100%」「植物由来エキス使用」などと明記されているか、具体的な成分名（例：木酢液、ハーブエキスなど）が記載されているかを確認します。犬にとって有害な化学物質が含まれていないか、万が一犬が少量口にしても問題が少ない成分であるかを見極めることが大切です。
音波・振動の周波数や強度（撃退器の場合）：
音波・振動式の撃退器の場合、人間には聞こえない超音波を発するものや、犬が不快に感じる可能性のある周波数帯の製品もあります。製品説明に「ペットに配慮した周波数」などの記載があるか、あるいは犬への影響について言及があるかを確認しましょう。可能であれば、レビューなどで実際に犬を飼っている人の使用感を確認するのも参考になります。
形状と材質：
グッズの形状や材質も重要です。犬が興味を持って噛み砕いてしまったり、誤飲してしまったりするような小さな部品がないか、鋭利な部分がないかなどを確認します。特に好奇心旺盛な犬や、何でも口に入れてしまう癖のある犬の場合は注意が必要です。
設置方法と管理のしやすさ：
犬が直接触れたり、いたずらしたりしにくい場所に設置できるか、また、定期的なメンテナンス（電池交換や忌避剤の補充など）が犬の安全を確保しながら容易に行えるかも考慮しましょう。
「ペットに安全」等の表示と信頼性：
製品に「ペットに安全」「犬猫に無害」といった表示がある場合でも、その根拠や具体的な注意書きまで確認することが望ましいです。「絶対に安全」と過信せず、あくまで補助的な情報として捉え、総合的に判断することが大切です。

これらの評価軸を参考に、ご自身の家庭菜園の状況や愛犬の性格、行動パターンに合わせて、最適なグッズを選ぶようにしましょう。

価格帯別おすすめ3選

市販のモグラ撃退グッズは、価格帯も様々です。

ここでは具体的な商品名を挙げることは避けますが、価格帯別にどのようなタイプの製品があり、選ぶ際の考え方としてどのようなポイントがあるか、3つの視点からご紹介します。

低価格帯（数百円～2,000円程度）：
この価格帯では、主に天然成分ベースの粒状・スプレータイプの忌避剤や、簡易的なペットボトル風車のようなDIYキットに近いものが見られます。手軽に試せるのがメリットですが、効果の持続期間が短かったり、効果範囲が限定的だったりする場合があります。犬への安全性を謳う製品も多いですが、成分表示は必ず確認しましょう。「まずは手軽に試してみたい」「ピンポイントで対策したい」という方に向いているかもしれません。
中価格帯（2,000円～5,000円程度）：
この価格帯になると、ソーラー充電式の音波・振動撃退器や、より効果の持続性が期待できる忌避剤（固形タイプや効果範囲が広いものなど）の選択肢が増えてきます。音波・振動撃退器の場合、複数本セットになっているものもあり、広範囲をカバーしやすくなります。製品の機能性や耐久性、犬への配慮（周波数調整機能など）といった点も比較検討のポイントになります。「ある程度の効果と持続性を期待したい」「広範囲をカバーしたい」という方におすすめです。
高価格帯（5,000円以上）：
高価格帯の製品には、より高性能な音波・振動撃退器（効果範囲が広い、複数の周波数パターンを持つなど）や、プロ仕様に近い忌避剤、あるいは物理的なバリアとなるモグラネットなどが含まれます。特にモグラネットは初期費用はかかりますが、長期的な効果と確実性が期待できます。ただし、設置には手間がかかる点を考慮する必要があります。「本格的に対策したい」「長期的な効果を重視したい」という場合に検討する価値があるでしょう。

どの価格帯の製品を選ぶにしても、最も重要なのは「犬への安全性」です。

価格だけでなく、前述の評価軸を参考に、成分や仕様、設置方法などをしっかりと確認し、ご自身の状況と愛犬の安全を最優先に考えた選択を心がけてくださいね。

愛犬の誤飲を防ぐ設置ポイント

どんなに安全性の高いグッズを選んだとしても、愛犬が誤って口にしてしまっては元も子もありません。

特に好奇心旺盛な犬や、若い犬は何でもおもちゃにしてしまう可能性があります。

愛犬の誤飲を防ぐためには、グッズの設置場所や管理方法に細心の注意を払う必要があります。

以下に、私が気をつけている設置ポイントをいくつかご紹介します。

犬が直接届かない場所に設置する：
忌避剤を撒く場合は、犬が直接舐めたり食べたりできないように、土の中に軽く埋めたり、植物の株元で犬が普段あまり近づかない場所に限定したりするなどの工夫をしています。音波・振動撃退器も、犬が掘り返したり噛みついたりできないように、しっかりと地面に固定し、可能であれば犬の行動範囲から少し離れた場所に設置するのが望ましいでしょう。
犬の行動範囲を一時的に制限する：
忌避剤を散布した直後や、新しい撃退器を設置した直後など、犬が特に興味を示しやすいタイミングでは、犬を庭に出す時間を制限したり、リードで繋いでおく、あるいは一時的に柵などで対策エリアを囲うなどの対策も有効です。
グッズの点検と管理を徹底する：
設置したグッズが犬によって破損されたり、移動されたりしていないか、定期的に点検することが大切です。特に粒状の忌避剤などは、雨風で露出したり、犬が掘り返したりして表面に出てくる可能性も考慮し、こまめに確認しましょう。電池式の撃退器の場合、電池交換の際にも犬が部品を誤飲しないように注意が必要です。
犬の「お気に入りスポット」を避ける：
犬が普段よく寝転がったり、おもちゃで遊んだりする「お気に入りスポット」のすぐ近くには、できるだけ対策グッズを設置しないように配慮しています。犬がリラックスできる場所は、安全で快適な状態を保ってあげたいですよね。
「これは食べ物じゃないよ」と教える（しつけ）：
根本的な対策として、犬が地面に落ちているものや、庭に設置されたものをむやみに口にしないように、日頃からしつけておくことも重要です。「待て」や「ちょうだい」などのコマンドを教え、飼い主の許可なく物を口にしない習慣をつけることが、誤飲事故の予防につながります。

これらのポイントは、あくまで一例です。

愛犬の性格や行動パターン、家庭菜園の状況に合わせて、最適な方法を見つけてあげてください。

あかねちゃん

うちの子はやんちゃだから、特にしっかり固定しないと…

など、愛犬の個性を考慮した工夫が大切になります。

DIYでできるモグラ予防と再発防止策

モグラ対策は、一度追い払ったり駆除したりすれば終わり、というわけにはなかなかいきません。

モグラは縄張り意識が強く、環境が良ければ再び侵入してくる可能性も十分に考えられます。

大切なのは、モグラが「住みにくい」と感じる環境を作り、継続的に予防策を講じることです。

ここでは、比較的手軽にDIYでできるモグラ予防と再発防止策について、犬の安全にも配慮しながら、私が実践している方法や耳にした情報をご紹介します。

身近なものを活用したり、ちょっとした工夫をしたりすることで、モグラを寄せ付けない家庭菜園を目指しましょう。

コーヒーかす・木酢液の活用法

日常生活で手軽に入手できるものを活用した予防策は、犬にも環境にも優しく、試してみる価値があります。

特にコーヒーかすや木酢液は、モグラが嫌う臭いを発すると言われており、比較的安全性の高い予防アイテムとして知られています。

コーヒーかすの活用法：
ドリップした後のコーヒーかすは、乾燥させてからモグラの通り道やモグラ塚の周辺に撒いたり、土に軽く混ぜ込んだりします。コーヒーの独特の香りをモグラが嫌うとされています。ただし、効果は一時的で、雨などで流れやすいため、こまめに撒き直す必要があります。また、大量に撒きすぎると土壌のpHバランスに影響を与える可能性も指摘されているため、適量を心がけましょう。犬がコーヒーかすを大量に食べてしまうとカフェイン中毒のリスクがありますが、少量であれば大きな問題はないとされています。しかし、念のため犬が直接口にしないように注意し、様子を見ながら使用するのが良いでしょう。
木酢液・竹酢液の活用法：
木酢液や竹酢液は、独特の燻製臭でモグラを忌避する効果が期待できます。水で適切な濃度（製品によって異なりますが、一般的には200～500倍程度）に薄めて、ジョウロや噴霧器で土壌に散布します。土壌改良効果や植物の生育促進効果も期待できると言われていますが、濃度が濃すぎると植物に害を与える可能性があるので注意が必要です。犬への直接的な毒性は低いと考えられていますが、強い臭いを嫌がる犬もいるかもしれません。使用する際は、犬の様子を見ながら、まずは狭い範囲から試してみることをおすすめします。

これらの方法は、化学薬品を使わないため、犬や家庭菜園の作物、土壌への負荷が少ないのが魅力です。

はちみちゃん

コーヒーは毎日飲むから、かすを再利用できるのは良いね

あかねちゃん

木酢液は他の植物にも使えるみたいだし、試してみようかな

と、気軽に始められるのもポイントですね。

風車・ペットボトル振動器の作り方

モグラは地面から伝わる振動を嫌う性質があるため、風の力を利用して振動を発生させる手作りの装置も、予防策として有効な場合があります。

特にペットボトルを使った風車や振動器は、簡単に作れてコストもかからないため、試してみる価値があるでしょう。

ペットボトル風車の作り方：
用意するものは、空のペットボトル（500ml～2L程度）、カッターナイフまたはハサミ、支柱となる棒（木の枝や園芸用の支柱など）です。ペットボトルの側面に、カッターナイフで数カ所（3～4枚程度が目安）羽根となるように切り込みを入れます。切り込みの角度や深さを調整することで、風の受け方や回転のしやすさが変わります。ペットボトルの底に、支柱が通るくらいの穴を開けます。羽根の部分を少し外側に折り曲げて、風を受けやすくします。支柱を地面にしっかりと差し込み、ペットボトルを上から被せれば完成です。風が吹くとペットボトルが回転し、その振動が地面に伝わってモグラを警戒させます。「これなら子どもと一緒に作れそうだな」と、楽しみながら対策できるのも良い点ですね。
ペットボトル振動器の作り方：
こちらは、ペットボトルの中に石やビー玉などを入れ、支柱に吊るしたり、直接地面に突き刺したりする方法です。風でペットボトルが揺れることで中の石などが音を立て、その振動が地面に伝わります。より単純な仕組みですが、風の弱い日でもある程度の効果が期待できるかもしれません。

これらのDIYグッズは、見た目の問題や、効果の範囲が限定的である可能性も考慮する必要があります。

また、犬がおもちゃにして壊してしまったり、破片を誤飲したりしないように、設置場所や管理には十分注意してください。

特に好奇心旺盛なワンちゃんの場合は、手の届かない高さに設置するなどの工夫が必要でしょう。

モグラが嫌うガーデンプランツと犬の安全

モグラが嫌うとされる特定の臭いや成分を持つ植物を家庭菜園の周りに植えることで、モグラの侵入を防ぐ効果が期待できると言われています。

これは「コンパニオンプランツ」の考え方の一つで、化学薬品を使わずに自然の力で害獣を遠ざける方法です。

ただし、犬を飼っているご家庭では、その植物が犬にとって安全かどうかもしっかりと確認する必要があります。

モグラが嫌うとされる代表的な植物と、犬への安全性についての注意点は以下の通りです。

マリーゴールド：
独特の強い香りが特徴で、線虫（センチュウ）を抑制する効果もあるため、モグラの餌となるミミズを減らす間接的な効果も期待できると言われています。マリーゴールド自体は、犬にとって比較的安全な植物とされていますが、大量に摂取すると消化不良などを起こす可能性はあります。
スイセン：
スイセンの球根にはアルカロイドという有毒成分が含まれており、モグラがこれを嫌うとされています。しかし、このアルカロイドは犬にとっても非常に有毒で、誤って食べてしまうと嘔吐、下痢、痙攣などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。そのため、犬を飼っている家庭菜園では、スイセンの植え付けは絶対に避けるべきです。
ニンニク、ネギ類（タマネギ、ニラなど）：
これらの植物が持つ強い臭いをモグラが嫌うと言われています。しかし、ニンニクやネギ類は犬にとって有毒で、赤血球を破壊する成分（アリルプロピルジスルフィドなど）が含まれています。加熱しても毒性は消えないため、犬が近づける場所に植えるのは危険です。
トウワタ（アスクレピアス）：
モグラが嫌う成分を含むとされていますが、犬にとっても有毒な植物です。誤食すると心臓に影響を与える可能性があります。
ユーフォルビア・ラーシリス（モグラよけトウダイグサ）：
その名の通り、モグラよけの効果が期待される植物ですが、茎や葉から出る白い乳液には毒性があり、皮膚に触れるとかぶれたり、犬が口にすると中毒を起こしたりする可能性があります。

このように、モグラが嫌うとされる植物の中には、犬にとっても危険なものが少なくありません。

はちみちゃん

モグラよけになるなら…

と安易に植えてしまう前に、必ずその植物の犬への安全性を確認することが非常に重要です。

もし安全性が不明な場合は、植えない方が賢明でしょう。

比較的安全とされるマリーゴールドなどを植える場合でも、犬がむやみに食べたりしないように、植える場所を工夫したり、犬の行動をよく観察したりする配慮が大切です。

もし犬が駆除剤に触れたら？応急対処ガイド

どんなに気をつけていても、予期せぬ事故が起こってしまう可能性はゼロではありません。

もし愛犬がモグラ駆除剤や対策グッズに触れてしまったり、誤って口にしてしまったりした場合、飼い主さんはパニックにならず、冷静に、そして迅速に対処することが何よりも重要です。

ここでは、万が一の事態に備えて、犬が異常を示した場合の症状別チェックリストや初期対応、獣医師に相談するタイミングと伝えるべきこと、そして駆除作業後に家庭菜園の安全を再確認する手順について、私の経験や一般的な知識を元にお伝えします。

症状別チェックリストと初期対応

犬が有害物質に接触したり誤飲したりした場合、様々な症状が現れる可能性があります。

以下は、注意すべき主な症状のチェックリストと、それぞれの初期対応のポイントです。

ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、少しでも異変を感じたら自己判断せずに獣医師の診察を受けることが原則です。

嘔吐・下痢：
最もよく見られる中毒症状の一つです。何をどれくらい食べたか、いつから症状が出ているかを確認しましょう。無理に吐かせようとせず、まずは絶食させて様子を見ますが、嘔吐や下痢が続く場合、血が混じる場合、ぐったりしている場合はすぐに動物病院へ。
よだれが多い・口の泡：
刺激物や有毒物を口にした可能性があります。口の周りや体についた可能性のある物質を、濡らした布などで優しく拭き取ります。症状が続く場合は動物病院へ。
元気がない・ぐったりしている：
普段と比べて明らかに元気がない、呼びかけへの反応が鈍いなどの場合は、何らかの体調不良のサインです。原因が特定できなくても、早めに動物病院で診てもらいましょう。
震え・痙攣：
神経系に影響を与える毒物を摂取した可能性があります。非常に危険な状態ですので、体を安全な場所に確保し、直ちに動物病院へ連絡し指示を仰ぎましょう。
呼吸困難・咳：
気道に刺激物が入ったり、アレルギー反応を起こしたりしている可能性があります。呼吸が苦しそうな場合は緊急性が高いと考え、すぐに動物病院へ。
皮膚の赤み・かゆみ・脱毛：
皮膚に刺激性のある物質が接触した可能性があります。付着した物質を洗い流せる場合は、ぬるま湯で優しく洗い流します。症状が広範囲だったり、犬が非常にかゆがったりする場合は動物病院へ。
ふらつき・歩行困難：
神経系や平衡感覚に異常が出ている可能性があります。転倒などによる二次的な怪我を防ぐため、安全な場所で安静にさせ、動物病院へ。

初期対応として最も重要なのは、「何を」「いつ」「どれくらいの量」接触または誤飲した可能性があるかを把握することです。

もし製品のパッケージや説明書が手元にあれば、それを持って動物病院へ行きましょう。

獣医に相談するタイミングと伝え方

愛犬の様子が少しでもおかしいと感じたら、迷わず獣医師に相談することが大切です。

特に以下のような場合は、緊急性が高いと考え、すぐに動物病院に連絡し、指示を仰ぎましょう。

意識がない、または朦朧としている
痙攣が続いている
呼吸が苦しそう、または呼吸が速い
大量の出血がある
体温が異常に高い、または低い
嘔吐や下痢が止まらない、または血が混じる
明らかに強い痛みを示している

動物病院に連絡する際や、診察を受ける際には、以下の情報を正確に伝えることが、迅速かつ適切な診断と治療につながります。

犬の情報：
犬種、年齢、体重、性別、持病やアレルギーの有無、普段飲んでいる薬など。
症状：
いつから、どのような症状が出ているか。症状の程度や変化。
原因として考えられるもの：
何を、いつ、どれくらいの量を接触または誤飲した可能性があるか。もし製品名が分かれば伝える（パッケージ持参が望ましい）。
応急処置の内容：
もし何か応急処置をしていれば、その内容と時間を伝える。
普段の様子との違い：
食欲、元気、排泄の状態など、普段と比べてどのように違うか。

あかねちゃん

大したことないかもしれない

と自己判断せず、専門家である獣医師の指示を仰ぐことが、愛犬の命と健康を守るために最も重要です。

駆除作業後に安全を確認する手順

モグラ対策の作業を行った後は、家庭菜園や庭が愛犬にとって安全な状態になっているかを必ず確認しましょう。

特に忌避剤を散布したり、新しい装置を設置したりした後は、犬を庭に出す前に以下の点を確認することをおすすめします。

忌避剤の残りや飛散がないか確認する：
散布した忌避剤が犬の食器や水飲み場、おもちゃなどに飛散していないか、犬が直接舐めたり触れたりする可能性のある場所に残っていないかを目視で確認します。もし付着している場合は、きれいに洗い流したり拭き取ったりしましょう。
対策グッズが正しく設置されているか確認する：
音波・振動撃退器などがしっかりと固定され、犬がいたずらできない状態になっているか、部品が外れたり破損したりしていないかを確認します。
犬が誤飲しそうなものがないか確認する：
作業中に落ちた可能性のある小さな部品や、忌避剤の容器の破片など、犬が誤って口にしそうなものがないかを、地面をよく見て確認します。
犬の行動を注意深く観察する：
安全確認後、最初に犬を庭に出す際は、すぐには自由にさせず、リードをつけた状態で一緒に歩き、犬が特定の場所を気にしたり、何かを口にしようとしたりしないか、注意深く様子を観察します。特に異常が見られなければ、徐々に自由にしてあげましょう。

これらの確認作業は、面倒に感じるかもしれませんが、愛犬の安全を守るためには非常に大切な一手間です。

はちみちゃん

これくらい大丈夫だよね…

という油断が、思わぬ事故につながる可能性もあることを心に留めておきましょう。

【FAQ】モグラ駆除と犬の安全に関する質問

家庭菜園でのモグラ駆除と愛犬の安全確保について、ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、それでもまだ疑問や不安が残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここでは、読者の皆さんからよく寄せられる質問や、私がこれまでの経験で感じた疑問点などをQ&A形式でまとめてみました。

少しでも皆さんの悩み解消のお役に立てれば幸いです。

Q1 モグラ駆除はいつ始めるべき？

A1. モグラの活動は年間を通じて見られますが、特に活発になるのは春（3月～5月頃）と秋（9月～11月頃）と言われています。

春は繁殖期にあたり、秋は冬に備えて餌を活発に探す時期だからです。

そのため、これらの時期にモグラ塚やトンネルの被害が目立ちやすくなる傾向があります。

対策を始めるタイミングとしては、モグラの活動サイン（新しいモグラ塚やトンネル）を見つけ次第、できるだけ早く始めるのが理想的です。

被害が拡大してからでは、対策もより大掛かりになりがちですし、愛犬へのリスク管理も難しくなる可能性があります。

あかねちゃん

最近、庭に土の盛り上がりが増えてきたな…

と感じたら、それは対策開始のサインかもしれません。

Q2 忌避効果が出るまでの期間は？

A2. 忌避剤や撃退装置の効果が現れるまでの期間は、使用する製品の種類、モグラの個体差、設置環境、天候など、様々な要因によって異なります。

一概に「何日で効果が出ます」と言うのは難しいのが正直なところです。

天然成分の忌避剤の場合、臭いによってモグラがすぐにその場を避けることもあれば、数日～1週間程度様子を見る必要がある場合もあります。

雨が降ると効果が薄れるため、定期的な散布が重要になります。

音波・振動式の撃退器の場合も、設置後すぐに効果が見られることもあれば、モグラがその音や振動に慣れるまで、あるいは不快に感じて縄張りを移動するまでに数週間かかることもあるようです。

大切なのは、焦らずに根気強く対策を続けることです。

はちみちゃん

なかなか効果が出ないな…

と感じても、すぐに諦めずに、設置場所を変えてみたり、他の方法と組み合わせてみたりするなどの工夫も試してみると良いでしょう。

Q3. モグラは再侵入する？予防策は？

A3. 残念ながら、一度モグラを追い払ったり駆除したりしても、再び侵入してくる可能性は十分にあります。

モグラは縄張り意識が強い動物ですが、空いた縄張りには別の個体が入り込んでくることがあるからです。

また、家庭菜園の土壌がモグラにとって魅力的（ミミズなどの餌が豊富、土が柔らかく掘りやすいなど）であれば、なおさら再侵入のリスクは高まります。

そのため、モグラ対策は一度きりで終わらせるのではなく、継続的な予防策を講じることが非常に重要です。

具体的な予防策としては、以下のようなものが考えられます。

物理的なバリアの設置：
前述したモグラネットなどを家庭菜園の周囲に埋設するのが最も確実な予防策の一つです。
モグラが嫌う環境づくり：
定期的な忌避剤の散布や、モグラが嫌うとされる植物（犬に安全なものを選ぶことが前提）を植えるなど。
餌となるミミズを減らす工夫：
過度な有機物の投入を避けるなど、ミミズが増えすぎない土壌管理を心がける（ただし、ミミズは土壌改良に役立つ益虫でもあるため、バランスが重要です）。
定期的な庭の点検：
モグラの活動サインがないか、こまめに庭をチェックし、早期発見・早期対策を心がける。

あかねちゃん

せっかく追い払ったのに、また戻ってきた…

とならないためにも、地道な予防策を続けることが、愛犬と家庭菜園を守る鍵となります。

Q4. 超音波装置は犬に影響する？

A4. モグラ撃退用の超音波装置の多くは、人間には聞こえない高い周波数の音波を発します。

犬は人間よりも可聴域が高いため、これらの超音波を聞き取ることができると言われています。

製品によっては、「ペットに安全な周波数を使用」などと謳っているものもありますが、犬種や個体差によって、超音波に対する反応は異なります。

特に聴覚が敏感な犬や、臆病な性格の犬の場合、超音波を不快に感じてストレスになったり、落ち着きがなくなったり、特定の場所を避けるようになったりする可能性があります。

もし超音波装置の使用を検討する場合は、以下の点に注意すると良いでしょう。

製品の仕様をよく確認する：
犬への影響について記載があるか、周波数帯はどの程度かなどを確認します。
設置場所に配慮する：
犬が普段過ごす場所や寝床、リラックスする場所からはできるだけ離して設置します。
短時間から試してみる：
最初から長時間作動させるのではなく、まずは短時間から試してみて、犬の反応を確認しながら徐々に使用時間を延ばしていくのも一つの方法です。

はちみちゃん

うちの子は音に敏感だから、ちょっと心配だな…

と感じる場合は、無理に使用せず、他の安全な対策方法を検討することをおすすめします。