老犬が食べない原因と対処法|まず確認すべき3つの危険なサイン

こんにちは、もん吉です。
長年連れ添った愛犬がご飯を食べなくなると、本当に心配になりますよね。

急にどうしてしまったんだろう…このまま弱ってしまうのでは?



ただの老化なのか、それとも何か重い病気なのか…
こんな風に、居ても立ってもいられない気持ちでいる方も多いのではないでしょうか。
老犬が食べない時、飼い主さんがパニックにならず冷静に対処することが何より重要です。
私の経験上、まずは「緊急性の高い病気のサイン」を見極め、次に「自宅でできる食欲アップの工夫」を試す、この2段階で考えることが愛犬にとって最善の選択に繋がります。
この手順を知っておけば、闇雲に不安がるのではなく、今すべきことが明確になります。
そうすれば、飼い主さんの落ち着きが愛犬にも伝わり、穏やかな時間を取り戻せるかもしれません。
この記事では、愛犬の食欲不振に悩む飼い主の方に向けて、
- まず確認すべき3つの危険なサイン
- 老犬がご飯を食べない7つの主な理由
- 自宅で試せる食欲アップの工夫5選
- 動物病院へ行くべきタイミングと準備
上記について、私自身の愛犬との暮らしで得た経験を交えながら、分かりやすく解説しています。
大切な家族である愛犬のために、正しい知識で落ち着いて対応してあげましょう。
ぜひこの記事を参考にして、あなたの不安を和らげるお手伝いができれば幸いです。
老犬が食べない!まず確認すべき3つの危険なサイン【緊急度チェック】


愛犬がご飯を食べないと、飼い主さんとしては本当に心配になりますよね。



もしかして、どこか悪いのでは…
と不安になるその気持ち、私も愛犬家として痛いほどわかります。
しかし、ここで慌ててしまうと、大切なサインを見逃してしまうかもしれません。
まずは落ち着いて、愛犬の様子をしっかり観察することが何よりも重要です。
ここでは、食欲不振に加えて、特に注意すべき「緊急性の高い危険なサイン」を3つご紹介します。
一つでも当てはまる場合は、様子を見ずにすぐに動物病院へ連絡することを強くおすすめします。
サイン1:食欲不振以外の症状(嘔吐・下痢・元気消失など)
まず確認していただきたいのは、食欲不振以外の症状が出ていないかという点です。
特に、嘔吐や下痢を繰り返している場合は、消化器系の病気や誤飲の可能性も考えられます。
また、「いつもより明らかに元気がない」「ぐったりして動かない」といった状態も注意が必要なサインと言えるでしょう。
普段と違う様子が見られる場合は、単なる食欲不振ではない可能性が高いと判断してください。
- 嘔吐や下痢:
胃腸炎や膵炎、異物の誤飲などが疑われます。脱水症状を引き起こす危険もあります。 - 元気消失:
ぐったりしている、散歩に行きたがらないなど、活動性の低下は様々な病気のサインです。 - 多飲多尿:
水を異常にたくさん飲み、おしっこの量や回数が増える場合は、腎臓病や糖尿病の可能性があります。
これらの症状は、体からのSOS信号です。
ささいな変化も見逃さず、記録しておくと獣医師さんに伝える際に役立ちますよ。
サイン2:ぐったりして水も飲まない状態
ご飯だけでなく、水も全く飲まない状態は非常に危険です。
脱水症状は、老犬にとって命に関わる深刻な事態を引き起こす可能性があります。
特に、ぐったりして動かず、呼びかけにも反応が鈍い場合は、緊急性が極めて高い状態と言えるでしょう。
脱水が進むと、腎臓をはじめとする内臓機能に大きなダメージを与えてしまいます。



そのうち飲むよね…
と安易に考えず、半日以上水を飲まない状態が続くようであれば、迷わず動物病院を受診してください。
サイン3:呼吸がいつもと違う(速い・苦しそう)
呼吸の状態も、健康状態を知るための重要なバロメーターです。
「ハッハッ」と浅く速い呼吸をしていたり、息をするのが苦しそうだったりする場合は、心臓や肺に問題がある可能性が考えられます。
また、舌の色が普段より白っぽかったり、紫色っぽかったりする(チアノーゼ)のも危険なサインです。
安静にしている時の正常な呼吸数は、犬種にもよりますが1分間に10〜30回程度とされています。
明らかにそれよりも速い、あるいは不規則な呼吸が続く場合は、緊急の対応が必要かもしれません。
【原因を特定】老犬がご飯を食べない7つの理由


危険なサインが見られない場合、次に考えたいのが「なぜご飯を食べないのか?」という原因です。
原因が分かれば、飼い主さんとしても少し落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
老犬がご飯を食べなくなる理由は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っていることも少なくありません。
ここでは、考えられる主な7つの理由を、私の経験も交えながら一つずつ見ていきましょう。
原因を推測することで、愛犬への理解が深まり、適切なケアに繋がるはずです。
理由1:病気が隠れている可能性(内臓疾患・腫瘍など)
まず最も注意したいのが、病気が原因で食欲が落ちているケースです。
特に老犬の場合、見た目には分かりにくい内臓疾患や腫瘍などが進行している可能性があります。
考えられる病気の例 | 簡単な説明 |
---|---|
腎臓病・肝臓病 | 体の老廃物をうまく処理できず、気持ち悪さから食欲が低下することがあります。 |
心臓病 | 疲れやすくなったり、呼吸が苦しくなったりすることで、食べる体力がなくなる場合があります。 |
腫瘍(がん) | 体のどこかにできた腫瘍が痛みや不快感を引き起こし、食欲不振に繋がることがあります。 |
消化器系の病気 | 胃腸炎や膵炎など、消化器官の不調は直接食欲に影響します。 |
「ただの食欲不振」と軽く考えず、少しでも疑わしい場合は、早めに獣医師さんに相談することが大切です。
病気の早期発見が、愛犬の苦しみを和らげることに繋がります。
理由2:口の中のトラブル(歯周病・口内炎)
意外と見落としがちなのが、お口の中のトラブルです。
老犬になると歯周病が進行しやすく、歯がぐらついたり、歯茎が腫れたりして痛みを感じることがあります。



食べたい気持ちはあるけれど、口が痛くて食べられない…
という状態なのかもしれません。
口内炎や口の中にできた腫瘍なども、同様に痛みの原因となります。
- 硬いドライフードを嫌がるようになった
- 食事中に「キャン」と鳴くことがある
このようなサインが見られたら、一度お口の中を優しくチェックしてみてはいかがでしょうか。
理由3:老化による身体機能の低下(嗅覚・消化能力)
病気ではなく、年齢を重ねることによる自然な変化が原因の場合もあります。
人間と同じように、犬も年を取ると様々な身体機能が衰えてくるものです。
例えば、嗅覚が鈍くなることで、ご飯の匂いを感じにくくなり、食欲が湧きにくくなることがあります。
また、消化機能が低下して、一度にたくさん食べられなくなったり、消化の際に胃がもたれたりすることも考えられます。
足腰が弱って、食事の体勢を保つのが辛いというケースもあるでしょう。
これは病気ではありませんが、愛犬が快適に食事をとれるよう、飼い主さんが工夫してあげる必要がありますね。
理由4:ストレスや環境の変化
犬はとても繊細な生き物で、環境の変化がストレスとなって食欲不振に繋がることがあります。
老犬になると、若い頃よりも環境の変化に敏感になる傾向があるようです。
以下のような変化がなかったか、最近の生活を振り返ってみてください。
- 引っ越しや部屋の模様替えをした
- 家族構成が変わった(新しいペットが増えた、同居人が増えた・減ったなど)
- 大きな音(工事や雷など)がする環境にいた
- 飼い主さんの生活リズムが変わった(留守番の時間が長くなったなど)
心当たりがある場合は、愛犬が安心できる環境を整え、優しく声をかけながらスキンシップの時間を増やしてあげると良いかもしれません。
理由5:いつものフードに飽きてしまった
長年同じフードを食べ続けていると、単純に「飽きてしまった」という可能性も考えられます。
特に、老化で嗅覚や味覚が変化してくると、これまで好んで食べていたフードに魅力を感じなくなることがあります。
これは、ある意味ではグルメな証拠とも言えるかもしれませんね。



わがままかな?
と思うかもしれませんが、食事は愛犬にとって大きな楽しみの一つです。
フードの種類を変えてみたり、後ほどご紹介するトッピングを試してみたりすることで、また喜んで食べてくれるようになることも多いですよ。
理由6:薬の副作用による食欲不振
持病があって、日常的に薬を飲んでいる場合、その副作用で食欲が落ちている可能性も考えられます。
薬によっては、胃腸に負担をかけたり、眠気を誘ったりするものがあります。
もし、新しい薬を飲み始めたタイミングや、薬の量が変わったタイミングで食欲が落ちたのであれば、一度かかりつけの獣医師さんに相談してみるのが良いでしょう。
自己判断で薬をやめてしまうのは危険ですが、獣医師さんと相談の上で、薬の種類や与え方を調整することで、食欲が改善する場合があります。
理由7. 認知機能の低下(認知症)
人間と同じように、犬も高齢になると認知症を発症することがあります。
認知症の症状の一つとして、食事への関心が薄れたり、ご飯の場所が分からなくなったりして、食べなくなるケースがあります。
他にも、以下のような症状が見られる場合は、認知症の可能性を考えてみても良いかもしれません。
- 昼夜逆転して、夜中に吠え続ける
- 狭い場所に入りたがり、後ずさりできなくなる
- 飼い主さんのことが分からなくなることがある
- 同じ場所をぐるぐる回り続ける
認知症は完治が難しい病気ですが、進行を緩やかにする薬やサプリメントもあります。
愛犬の行動に変化を感じたら、獣医師さんに相談してみてください。
自宅で試せる!老犬の食欲を優しく促す5つの工夫


原因がある程度推測できても、すぐに動物病院へ行けない時や、病気の可能性が低いと思われる場合もありますよね。
そんな時に、飼い主さんが自宅で試せる、食欲を優しく促すための工夫を5つご紹介します。
私も愛犬の食欲が落ちた時には、これらの方法を色々と試行錯誤しました。
大切なのは、愛犬の様子を見ながら、無理強いせずに試してみることです。
ちょっとした工夫で、愛犬がまた「食べたい!」という気持ちになってくれるかもしれませんよ。
工夫1:フードを人肌に温めて香りを立たせる
まず、一番手軽に試せるのがフードを温める方法です。
特にドライフードは、電子レンジで数秒温めるだけで、香りが強く立つようになります。
老化で嗅覚が衰えてきたワンちゃんにとって、食事の香りは食欲を刺激する重要なスイッチです。
熱すぎると火傷の原因になるので、必ず人肌程度の温度になっているかを確認してから与えてくださいね。
ウェットフードの場合も同様に、少し温めてあげることで食いつきが良くなることがあります。
工夫2:ウェットフードやささみの茹で汁で風味をプラス
いつものドライフードに、少しだけ風味をプラスしてあげるのも効果的な方法です。
例えば、以下のようなものをトッピングしてみてはいかがでしょうか。
- ウェットフードや缶詰:
香りが強く、嗜好性が高いものが多いです。いつものフードに少量混ぜてみましょう。 - 鶏のささみの茹で汁:
味付けをしていない、ささみの茹で汁は犬にとって魅力的な香りです。フードをふやかすようにかけてあげます。 - 犬用のふりかけや粉ミルク:
ペットショップなどで手軽に購入できます。栄養補助になるものもあります。
ただし、与えすぎは栄養バランスの偏りや肥満の原因にもなります。
あくまで「風味付け」として、少量から試してみてください。
工夫3:食器や食事場所を変えて気分転換
食事環境を変えることで、気分が変わって食べてくれることがあります。
例えば、いつも使っている食器を、別の素材や形のものに変えてみるのも一つの手です。
また、老犬になると前かがみの姿勢が辛くなることもあるため、少し高さのある食器台を用意してあげるのも良いでしょう。
食事場所を、いつもと違う静かで落ち着ける場所に移してあげるのも効果的な場合があります。
時には、飼い主さんのすぐそばで、リビングの床に直接フードを置いてあげると安心して食べる、なんてこともあるかもしれません。
工夫4:手から一粒ずつ与えて安心させる
飼い主さんの手から直接フードを与えてあげるのも、ぜひ試していただきたい方法です。
大好きな飼い主さんの手のぬくもりや匂いを感じることで、愛犬は安心し、食欲が湧いてくることがあります。



大丈夫だよ



美味しいよ
と優しく声をかけながら、一粒ずつゆっくりと与えてみてください。
時間はかかりますが、これは飼い主さんと愛犬との大切なコミュニケーションの時間にもなります。
私自身、この方法で愛犬との絆がより深まったように感じています。
工夫5:無理強いはNG!シリンジを使う際の注意点
どうしても自力で食べられない場合、シリンジ(針のない注射器)を使って流動食を与える方法もあります。
しかし、これは最終手段と考え、無理強いは絶対にしないでください。
無理に口の中に流し込むと、誤嚥(ごえん)してしまい、食べ物が気管に入って肺炎を引き起こす危険があります。
もしシリンジを使う場合は、必ず獣医師さんの指導のもとで行いましょう。
与える際は、犬の意識がはっきりしていることを確認し、少しずつ頬の内側に流し込むようにするのがポイントです。
愛犬の尊厳を大切に、苦痛を与えないことを最優先に考えてあげてください。
動物病院へ行くべき?受診のタイミングと準備すること


自宅での工夫を試しても、やはり愛犬が食べてくれない…。
そんな時、飼い主さんが次に悩むのが「動物病院へ連れて行くべきか」という判断だと思います。



もう少し様子を見てもいいのかな…



でも、手遅れになったらどうしよう
と、心は揺れ動きますよね。
ここでは、受診を決断するための具体的なタイミングの目安と、病院へ行く前に準備しておくと良いことについてお話しします。
的確な判断と準備が、スムーズな診察と愛犬の負担軽減に繋がります。
24時間以上食べない場合は受診を検討
一つの大きな目安として、「丸一日(24時間)以上、全く何も口にしない」状態が続く場合は、受診を検討すべきサインです。
特に体力のない老犬にとって、絶食状態が長く続くことは体に大きな負担をかけます。
もちろん、これはあくまで目安です。
最初のセクションでご紹介した「危険なサイン」が一つでも見られる場合は、24時間待つ必要はありません。
すぐに動物病院へ連絡してください。
逆に、おやつなど何か少しでも口にしている、元気もあるという場合は、もう少し自宅で様子を見るという選択肢もあります。
愛犬の全体的な様子をよく観察して、総合的に判断することが大切です。
獣医師に伝えるべきことリスト
いざ動物病院へ行くとなった時、慌ててしまって獣医師さんに状況をうまく説明できない、ということも少なくありません。
事前に情報を整理してメモにまとめておくと、落ち着いて的確に症状を伝えることができます。
以下に、伝えると良い情報のリストをまとめました。
- いつから食べないか:
「昨日の夜から」「3日前から少しずつ」など、具体的に伝えましょう。 - 食欲以外の症状:
嘔吐、下痢、咳、元気の有無、おしっこやうんちの状態など、気づいた変化は全て伝えます。 - 食事内容:
普段食べているフードの種類や、最近変えたものがあればそれも伝えます。おやつの内容も重要です。 - 飲水量:
水は飲んでいるか、飲む量は増えたか減ったかなども大切な情報です。 - 持病や服用中の薬:
現在治療中の病気や、飲んでいる薬、サプリメントがあれば必ず伝えましょう。
可能であれば、愛犬の吐瀉物や便を少量持参したり、スマホで動画を撮っておいたりするのも、診断の助けになりますよ。
【体験談】私の愛犬が食欲不振になったときの話


ここで少し、私自身の経験をお話しさせてください。
以前、私が飼っていた愛犬(柴犬のミックスでした)が15歳を過ぎた頃、急にご飯を食べなくなったことがありました。
最初は「夏バテかな?」くらいに思っていたのですが、2日経ってもほとんど口をつけず、大好きだった散歩も嫌がるようになってしまったのです。



これはただ事ではない
と感じた私は、すぐに動物病院へ連れて行きました。
診断の結果は、腎臓の機能がかなり低下している、ということでした。
もっと早く気づいてあげられなかったのかと、自分を責めたことを今でも覚えています。
幸い、獣医師さんの指導のもと、食事を腎臓病用の療法食に切り替え、投薬治療を始めることで、少しずつですが食欲を取り戻してくれました。
この経験を通して私が学んだのは、「飼い主の観察力」と「早めの決断」の重要性です。



おかしいな…
と感じる飼い主さんの直感は、多くの場合正しいものです。
どうか、ご自身の感覚を信じて、後悔のない選択をしてあげてください。
老犬の「食べない」悩みに関するよくある質問


ここでは、老犬の食欲不振に関して、飼い主さんからよく寄せられる質問にお答えしていきたいと思います。
多くの方が同じような疑問や不安を抱えているようです。
一つずつ確認して、少しでも心のモヤモヤを解消するお手伝いができればと思います。
Q.1 何日くらい食べないと危険ですか?
A1, これは非常によくある質問ですが、一概に「何日」と断言するのは難しいのが正直なところです。
犬種や体重、元々の体力によって個体差が大きいためです。
ただ、一般的な目安として、健康な成犬であれば2〜3日食べなくても直ちに命に関わることは少ないとされています。
しかし、体力の衰えた老犬の場合は、丸1日全く食べず、水も飲まない状態は危険なサインと捉えるべきでしょう。
特に、嘔吐や下痢といった脱水に繋がりやすい症状を伴う場合は、半日でも様子がおかしければ、すぐに獣医師さんに相談することをおすすめします。
Q.2. 食べないのは老化現象として仕方ないこと?
A2,



もう歳だから仕方ないのかな…
と考えてしまう気持ちも、よく分かります。
確かに、老化によって食が細くなることはあります。
しかし、その言葉で片付けてしまう前に、治療可能な病気が隠れていないかを確認してあげることが、飼い主としての愛情ではないでしょうか。
食欲不振が、実は歯周病の痛みから来ていた、というケースも少なくありません。
その場合、適切な治療で痛みを取り除いてあげれば、また元気に食べられるようになる可能性があります。
「仕方ない」と諦める前に、まずは専門家である獣医師さんの診断を仰ぐことを考えてみてください。
Q.3. 人間の食べ物を与えてもいいですか?
A3,



ドッグフードは食べないけど、私たちが食べているものなら欲しがるかも…
そう思うこともありますよね。
しかし、基本的には人間用の食べ物を与えることは推奨されません。
人間用に味付けされたものは、犬にとっては塩分や糖分、脂肪分が過剰になってしまい、内臓に大きな負担をかけてしまいます。
また、玉ねぎ、チョコレート、ぶどうなど、犬にとって中毒症状を引き起こす危険な食材も多く存在します。
もし、どうしても何か与えたい場合は、味付けをしていない鶏のささみや、茹でた野菜(かぼちゃや人参など)を、ごく少量だけお試しください。
ただし、それもアレルギーや持病によっては良くない場合があるので、事前に獣医師さんに確認するのが最も安全です。
まとめ:老犬が食べない時はまず冷静に観察、そして工夫を


今回は、愛犬がご飯を食べなくて心配している飼い主の方に向けて、
- 老犬が食べない時にまず確認すべき危険なサイン
- 考えられる7つの原因
- 自宅で試せる5つの食欲アップの工夫
- 動物病院へ行くタイミングと準備
上記について、私自身の愛犬との経験を交えながらお話してきました。
老犬が食べない原因は様々ですが、大切なのは飼い主さんが慌てず、まずは愛犬の状態を冷静に観察することです。
そして、緊急性の高いサインがなければ、食事に少し工夫を凝らしてあげましょう。
その一つ一つの行動が、愛犬の苦痛を和らげ、再び「食べる喜び」を感じさせてあげるきっかけになるかもしれません。
飼い主さんの愛情のこもったケアが、愛犬にとって何よりの薬になるはずです。
この記事でご紹介したチェックリストや工夫を参考に、ぜひ愛犬との穏やかな日常を取り戻してください。
あなたの行動が、愛犬のかけがえのない時間と笑顔を守ることに繋がるでしょう。