自宅の周辺でハチが飛んでいるのを見かけると、
はちみちゃん巣が見当たらないのに、なぜ毎日ハチが来るんだろう…



子供やペットが刺されないか不安で、庭に出るのが怖い…
このような疑問や不安を抱えているかもしれませんね。
実は、巣がないのにアシナガバチが集まる主な原因は、自宅がハチにとって快適な活動場所になっていることにあります。
原因を特定して環境を少し変えるだけで、ハチとの遭遇リスクは大幅に減らすことができます。
殺虫剤に頼りすぎず、安全な方法でハチを遠ざけることは十分に可能です。
- アシナガバチが巣がないのに集まる5つの原因
- 放置しても大丈夫か見分ける危険度チェック
- 殺虫剤を使わずにハチを追い払う安全な対処法
上記について、愛犬と暮らす家庭菜園愛好家としての私の経験を交えながら解説しています。



正しい知識と少しの工夫で、ハチに悩まされない穏やかな日常を取り戻しましょう。
ぜひ参考にして、安心して過ごせる環境づくりに役立ててください。
\「害虫駆除110番」で無料相談/
害虫トラブル「即日解決」!!
アシナガバチが巣がないのに集まる5つの原因





巣が見当たらないのに、なぜか毎日アシナガバチが飛んでくる…
このような状況だと、どこかに巣があるのではないかと不安になってしまいますよね。
結論から言うと、巣がないのにハチが集まる主な理由は、自宅の周辺がハチにとって快適な活動場所になっているからです。
アシナガバチは、巣を拠点にしながらも、餌や水を求めて広範囲を飛び回ります。
私の家庭菜園での経験や、一般的なハチの習性を踏まえると、考えられる原因は主に以下の5つです。
- 餌場
庭木や野菜につく害虫を狙っている - 水場
生きるために必要な水を求めている - 休息場所
雨風や暑さをしのぐために立ち寄っている - 匂い
柔軟剤やジュースなどの香りに誘引されている - 巣作り場所の下見
女王蜂が新居の候補地を探している(春先)
それぞれ詳しく見ていきましょう。原因を特定することが、安全な対策への第一歩です。
庭の青虫などを狙う「餌場」としての利用
最も多い原因の一つが、庭やベランダがハチにとっての魅力的な餌場になっているケースです。



アシナガバチは、幼虫を育てるためのタンパク源として、芋虫や青虫、毛虫などを狩る肉食性のハチです。
もし、自宅で家庭菜園をされていたり、庭木を植えられていたりする場合、そこに発生する害虫を狙って飛来している可能性が高いでしょう。
私も庭で野菜を育てていますが、夏場にモンシロチョウの幼虫が増え始めると、それを察知したかのようにアシナガバチがパトロールに来る姿をよく見かけます。
この場合、ハチは農作物を守ってくれる益虫としての役割も果たしていますが、小さなお子様やペットがいるご家庭では、やはり刺されるリスクが心配ですよね。
餌があるから来るというシンプルな理由ですので、まずは庭木や野菜をチェックし、餌となる害虫が発生していないか確認してみてください。
水たまりや排水を求める「水場」としての利用
意外と知られていないのが、ハチも水を求めてやってくるということです。



私たち人間や愛犬と同じように、ハチにとっても水は生きていく上で欠かせません。
特に気温が高い夏場などは、成虫が水分補給をするためだけでなく、巣に水を持ち帰って幼虫や巣を冷やすために、頻繁に水場を訪れることがあります。
以下のような場所が、ハチの水飲み場になっていないでしょうか。
- 植木鉢の受け皿
- エアコンの排水ホース周辺
- 庭の立水栓やバケツ
- 打ち水をした直後の地面
水たまりや湿った場所は、ハチにとって貴重な給水ポイントとなります。



なぜこんな所に?
と思うような場所にハチがいる場合は、そこが水場になっていないか見直してみることをおすすめします。
雨風や暑さをしのぐ「休息場所」としての利用
ハチは常に飛び回っているわけではありません。時には羽を休める場所が必要です。
特に、以下のような環境はハチにとって居心地の良い休憩所になりやすい傾向があります。
- 生い茂った庭木の葉の裏
直射日光や雨を避けられる - ベランダの軒下や物陰
風雨をしのげる死角 - エアコン室外機の裏や内部
適度な隙間がある
もし、特定の場所にハチがじっとしているのを見かけるなら、そこが彼らのお気に入りの休憩スポットになっているのかもしれません。



私の経験では、庭木の剪定をサボって枝葉が混み合ってくると、ハチが隠れやすくなり、滞在時間が長くなるように感じます。
巣がなくても、頻繁に休憩に来るようであれば、そこは将来的に巣を作るのに適した場所と判断されるリスクもあります。
風通しを良くし、ハチが隠れにくい環境を作ることが大切です。
柔軟剤やフェロモンの「匂い」への誘引



餌も水もないマンションのベランダなのに、なぜかハチが来る…
そんな時は、匂いが原因かもしれません。
アシナガバチは嗅覚が鋭く、特定の香りに引き寄せられる習性があります。
特に注意したいのが、以下の匂いです。
| 種類 | 具体的な例 | 理由 |
|---|---|---|
| 甘い香り | 柔軟剤、香水、整髪料、ジュースの空き缶 | 花の蜜や樹液などのエネルギー源と勘違いするため |
| フェロモン | 過去にハチが止まっていた場所、死骸 | 仲間を呼ぶ集合フェロモンや警戒フェロモンに反応するため |
近年は香りの強い柔軟剤が人気ですが、フローラル系の甘い香りは、ハチにとっては「花がある!」というサインになり得ます。



洗濯物を取り込む際にハチが紛れ込んでしまう事故も、この匂いへの誘引が一因と考えられています。
また、ベランダでジュースやアルコールを飲んだ後の空き缶を放置していると、その甘い匂いに誘われて集まってくることもありますので注意しましょう。
女王蜂による「巣作り場所」の下見
もし、時期が4月から5月頃の春先で、一匹の大きなハチが家の周りをふらふらと飛び回っているなら、それは冬眠から目覚めたばかりの女王蜂である可能性が高いです。
この時期の女王蜂は、たった一匹でこれから巣を作るための最適な場所を探しています。



ここは雨風がしのげるか?餌は近くにあるか?といった物件探しをしている状態と言えるでしょう。
この段階ではまだ攻撃性は低いとされていますが、もし自宅が優良物件と認定されてしまうと、そこに巣を作られてしまいます。
一匹だけだからと油断せず、この時期に飛来が多い場合は、巣を作らせないための予防策を早めに行うことが非常に重要です。


放置は危険?アシナガバチの危険度チェック





ハチが飛んでいるけれど、そっとしておけばいなくなる?
アシナガバチは比較的おとなしい性格のハチですが、状況によっては放置すると危険な場合もあります。
ここでは、直ちに対策が必要か、それとも様子見で良いかを判断するためのポイントを解説します。
ご自身の状況と照らし合わせて、危険度をチェックしてみてください。
攻撃性の有無と飛来数で判断する基準
まず確認したいのが、ハチの様子です。



以下の特徴が見られる場合は、警戒レベルが高い状態と言えます。
- 威嚇行動がある
こちらに向かって飛んでくる、カチカチと音を立てている - 数が急増している
昨日までは1匹だったのに、今日は数匹で群れている - 同じ場所を執拗に旋回している
特定のポイントに執着している
特に、こちらを認識して向かってくるような動きがある場合は、近くに隠れた巣があるか、縄張り意識が強くなっている可能性があります。
逆に、花や庭木の間をゆっくりと飛び回り、こちらに関心を示さないようであれば、単に餌を探しているだけの可能性が高く、刺激しなければ直ちに刺されるリスクは低いと考えられます。
危険なスズメバチとの特徴の見分け方



アシナガバチだと思っていたら、実は凶暴なスズメバチだった!
これが最も恐ろしいケースです。
どちらも黄色と黒の縞模様ですが、特徴を知っていれば見分けることができます。
| 特徴 | アシナガバチ | スズメバチ |
|---|---|---|
| 飛び方 | 足をダラリと下げて、フラフラとゆっくり飛ぶ | 足を折りたたみ、直線的に素早く飛ぶ |
| 体型 | 細身で、くびれがはっきりしている | 全体的にガッシリとしていて太い |
| 性格 | 比較的おとなしい(巣を刺激しなければ攻撃してこない) | 攻撃性が高い(巣に近づくだけで攻撃してくることも) |



特に足をダラリと下げて飛んでいるかが、遠目でも分かりやすい最大の特徴です。
もし、直線的にブンブンと素早く飛んでいる場合はスズメバチの可能性が高いため、絶対に近づかず、速やかにその場を離れてください。
刺傷リスクが高まる「放置NG」な状況
たとえおとなしいアシナガバチであっても、以下の場所に飛来している場合は放置NGです。
- 洗濯物を干すベランダ
取り込み時に気づかず触って刺される事故が多発しています。 - 玄関やポスト周辺
人の出入りが多く、不意に刺激してしまうリスクが高い場所です。 - 子供やペットの遊び場
動きが読めない子供やペットは、知らずにハチを怒らせてしまうことがあります。
これらの生活動線上で頻繁にハチを見かける場合は、家族の安全を守るためにも、積極的に追い払う対策をとることをおすすめします。
巣がないハチを追い払う安全な対処法3選





ハチは怖いけど、殺虫剤を撒き散らすのはちょっと…
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、強い薬剤の使用には抵抗がありますよね。
私自身も愛犬の柴犬と暮らしているため、できるだけ自然由来のものや、環境を変えることで対処するようにしています。
ここでは、殺生を避けつつ、ハチにあっちに行ってもらうための方法をご紹介します。
【ペットも安心】ハッカ油・木酢液で忌避
ハチは強い香りを嫌います。
この性質を利用して、ハチが寄り付かないバリアを作りましょう。



おすすめはハッカ油と木酢液です。
- ハッカ油スプレー
ドラッグストアで手に入るハッカ油数滴を、水と無水エタノールで薄めてスプレーします。清涼感のある香りで、ベランダなどでも使いやすいのが特徴です。 - 木酢液
炭を焼く時の煙の成分を冷却して液体にしたもので、焦げ臭いような独特の匂いがします。これがハチには火事を連想させ、本能的に危険を感じて近寄らなくなると言われています。ホームセンターの園芸コーナーで購入できます。
我が家では、ベランダの手すりや網戸にはハッカ油、庭の境界線には木酢液と使い分けています。
ただし、ハッカ油は猫ちゃんにとっては有害となる成分が含まれている場合があるため、猫を飼っているご家庭では使用を控えるか、獣医師に相談してから使用するようにしてください。
殺虫剤を使わずに環境を変える工夫



薬剤を使わずにハチを遠ざける最も確実な方法は、ハチにとってのメリットをなくすことです。
- 水を断つ
植木鉢の受け皿の水を捨てる、エアコンのドレンホースの位置を変えて水たまりを作らない。 - 隠れ場所をなくす
茂っている庭木を剪定し、風通しを良くする。 - 匂いを消す
ベランダに空き缶や生ゴミを置かない。柔軟剤を無香料のものに変えてみる。
地味な作業ですが、これらを徹底するだけでここに来ても良いことがないとハチが学習し、飛来数が減ることが期待できます。
駆除スプレーを使う際の注意点とタイミング
忌避剤や環境改善でも効果がなく、生活に支障が出る場合は、市販のハチ用駆除スプレーの使用も検討しましょう。



最近のスプレーは強力で、遠くからでも効果を発揮します。
使用する際は、以下の点に注意してください。
- 風上から噴射する
薬剤を自分が吸い込まないようにするためです。 - 周囲を確認する
近くに人がいないか、洗濯物がないかを確認しましょう。 - 使用後は換気を
特にベランダなどで使用した場合は、窓を閉めて室内に薬剤が入らないようにし、しばらくしてから換気しましょう。
また、ハチに向けて直接噴射するだけでなく、ハチがよく止まる壁面などに予めスプレーしておくと、寄り付かなくなる「待ち伏せ効果」があるタイプも便利です。
本当に巣はない?見落としがちな隠れ場所





いくら探しても巣がない…
そう思っていても、実は見えない場所に巣が作られているケースが意外と多いのです。
アシナガバチは、雨風をしのげる狭い隙間を好んで巣を作ります。
念のため、以下の場所をもう一度チェックしてみてください。
エアコン室外機や給湯器の内部
最も盲点になりやすいのが、機械の内部です。
特にエアコンの室外機は、適度な隙間があり、雨風もしのげるため、ハチにとっては高級マンションのような快適さです。



室外機の周りをハチが頻繁に出入りしている場合は、内部に巣がある可能性が高いです。
ただし、棒でつついたり、スプレーを大量に吹き込んだりするのは危険です。ハチが一斉に出てきて襲われるリスクや、故障の原因になります。
内部に巣がある疑いがある場合は、無理せず専門の駆除業者に相談することをおすすめします。
剪定不足の庭木や植え込みの中
葉が生い茂っている庭木の中も、外からは全く見えません。
特にツツジやサツキなどの植え込みの中や、高い庭木の枝の分岐点などは、ハチが好む営巣ポイントです。



剪定作業中に誤って巣に触れてしまい、刺される事故は後を絶ちません。
庭木の手入れをする前には、まず遠くから木を揺らしてみて、ハチが出てこないか確認する習慣をつけると安心です。
ベランダの死角や軒下の隙間
ベランダでは、以下のような場所が死角になります。
- 普段使っていない物置の裏側
- 積み上げられた古新聞や段ボールの隙間
- 雨戸の戸袋(とぶくろ)の中
- 手すりの裏側



まさかこんな狭いところに?
と思うような場所でも、初期の小さな巣であれば十分に作ることができます。
大掃除のつもりで、ベランダの不用品を整理するだけでも、ハチの隠れ場所を減らす効果があります。
二度と寄せ付けないための予防と環境づくり


ハチを追い払うことができたら、最後は二度と来させないための環境づくりです。
ハチとの知恵比べに勝つためには、彼らが執着する根本原因を取り除くことが重要です。
餌となる害虫(イモムシ等)を徹底駆除



アシナガバチが庭に来る最大の理由は狩りです。
つまり、餌となるイモムシやケムシがいなくなれば、ハチは自然と他の場所へ狩りに行きます。
家庭菜園やガーデニングをされている方は、野菜や花につく害虫をこまめに駆除することが、結果的にハチ対策にも繋がります。
無農薬栽培にこだわりたい方は、防虫ネットをかけて蝶や蛾が卵を産み付けないようにするのも効果的です。
不要な水場をなくし庭木を剪定する



前述の通り、水場と隠れ場所をなくすことは非常に重要です。
庭木は定期的に剪定し、風通しと日当たりを良くしておきましょう。
見通しが良い場所は、外敵に見つかりやすいため、ハチも巣作りや休憩を避ける傾向があります。
明るく清潔な庭やベランダを保つことが、一番の予防策と言えるでしょう。
ベランダの柔軟剤の香りに注意する



マンションなどでどうしてもハチが来る場合、盲点なのが香りです。
フローラル系の甘い香りの柔軟剤や、香りの強い整髪料などは、ハチを誘引してしまうことがあります。
もし、洗濯物を干している時にハチが寄ってくると感じるなら、一度無香料の柔軟剤に変えてみるなど、香りのケアを見直してみるのも一つの手です。


【FAQ】巣がないアシナガバチへのよくある質問


最後に、巣がないのに集まるアシナガバチについて、よくある疑問にお答えします。
まとめ:原因を知り、ハチと安全に距離を置こう


- 巣がないのにハチが集まる5つの原因
- ハチの危険度を見分けるチェックポイント
- 安全にハチを遠ざけるための具体的な対処法
上記について、愛犬と暮らす家庭菜園愛好家としての筆者の経験を交えながらお話ししてきました。
アシナガバチが集まるのは、自宅が彼らにとって魅力的な活動場所になっているからです。
闇雲に怖がるのではなく、なぜ来るのかという原因を突き止め、環境を少し変えるだけで、リスクは大幅に減らせます。
この記事でご紹介した対策を実践すれば、ハチとの無用なトラブルを避け、安心して庭やベランダを使えるようになるでしょう。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭でも、殺虫剤に頼らない安全な方法で、快適な日常を取り戻せるはずです。



まずは今日から、水たまりをなくしたり、忌避剤を使ったりと、できることから始めてみてください。
正しい知識と少しの工夫で、ハチに悩まされない穏やかな生活を手に入れましょう。
\ハウスプロテクトで無料相談/
Google口コミ評価業界No.1

